琵琶湖博物館30周年記念ギャラリー展示「民俗学者 橋本鉄男がみた近江-滋賀民俗研究のいしずえ-」

Screenshot
▪️まだ30代半ばだったと思いますが、(仮称)琵琶湖博物館開設準備室(滋賀県教育委員会)に勤務しているとき、民俗学者の橋本鉄男先生に大変お世話になりました。一度、先生のご自宅を訪問しました。その時、こんな話をしてくださいました。県の文化財保護課の職員さんと一緒に、橋本先生が、ある村に聞き取り調査に行った時のお話でした。民俗学者は、村の古老に昔はどうだったか、どうしていたのか…そういうことを丁寧に聞き取りします。橋本先生が、古老に対して「おじいさん」と呼びかけていろいろ話をお聞きになったようですが、その古老の家から出た際に、県の職員さんから「先生、先生の方が年上なんですよ」と言われたと笑い話のように話してくださいました。橋本先生は、1996年10月11日に79歳でお亡くなりになりました。その9日後に琵琶湖博物館が開館しました。私は民俗学者ではありませんが、この展示、とても関心があります。

▪️知り合いの写真家・辻村耕司さんが、『湖国と文化』の民具特集で一昨年琵琶湖博物館に取材に入られた際、橋本鉄男さんの資料整理の最中だったそうです。「貴重な写真が多い」とのことでした。ぜひ、観覧させて頂こうと思います。

ツバメの初見日

20260317swallow.jpg▪️急に暖かくなってきて、通勤時に鳥の鳴き声があちこちから聞こえてきます。今日、自宅最寄駅では、ツバメを確認しました。個人的には、今年初。この場所では毎年ツバメが営巣しています。ツバメにも帰巣本能があるらしく、自分が子育てをした場所や、自分が生まれた場所の近くに戻ってくる習性があるんですって。ただし、戻る確率は約15%程度らしいです。平均寿命も約1.1年〜1.5年程度だと、仕方がないですね。東南アジアと日本を渡りで往復しなければならないので、途中で力尽きてしまうツバメも多そうです。そんなことをぼやっと思って、「ツバメが数千キロ離れた東南アジアへ迷わずに渡れるのはなんでかな?」と、いろいろ電車の中で調べ物をすることになりました。

▪️ツバメは、1日に300kmを飛行するらしいのですが、ツバメには生体コンパスが3つあるといいます。ひとつは、地球の磁気を視覚化できる能力です。どうも、南の方向がわかる(見える)ようなのです。加えて、ツバメの嘴の付け根あたりにある「三叉神経(さんさしんけい)」の末端に含まれている目に見えないほど小さな粒子の電磁鉱が埋め込まれていて、それが方位磁石の役割を果たすのだそうです。あとは、昼間は太陽の位置や地形、夜は星座を頼りに飛行するようです。渡りのルートについては、多くは、九州から沖縄、台湾、フィリピンと島づたいに移動するとのこと。なるほど。加えて、わざわざ東南アジアとの間を命をかけて往復するのは、日本列島で、春から爆発的に餌となる昆虫が日本で増えるから…との説明もみつけました。春は鳥の繁殖の季節です。私には見えていませんが、餌となる昆虫が自然界には湧きだしているのでしょうね。

▪️その年にツバメを初めて確認した日を初見日というようですが、ツバメの初見は3月上旬に九州地方南部から始まり、九州地方、 四国地方と進み、3月下旬までに中国地方、近畿地方、北陸地方、中部地方を結ぶ地域に、そして4月に入ると東海地方、関東甲信地方、東北地方南部を結ぶ地域に、その後は東北地方を北上し、4月下旬に北海道地方に達するようです。身の回りの自然の変化に敏感になること、幸せに生きていくためにはとても大切なことのように思います。まあ、個人的な意見でしかありませんが。

「愛土農園」でマルチ剥がし(2)

20260316ogi5.jpg ▪️昨日の午前中、仰木地域共生協議会の「愛土農園」の、2年間耕作していなかった圃場で、一昨日に引き続きマルチのはぎ取り作業を行いました。昨日は、孤独な作業でしたが、今日は協議会の事務局長さん、スタッフさんたちも一緒に作業を行うことができました。もちろん会長さんもおられるのですが、会長さんは別の作業をされていました。しかし、人数が多いと楽しいし、気持ち的に楽になるのかもしれません。綺麗にはぎ取ってなんだか達成感があります。

▪️トップの写真は、協議会の事務局スタッフのFさんが撮ってくださったものを拝借しています。これは、生い茂った雑草を刈り取った後です。ただし、この長く伸びた畝を覆っていたマルチが隠れています。写真のように、農具を使ってマルチを引っ張り出した後、手作業で取り除いていきます。マルチはビニールの類ですから、トラクターで漉き込んでも分解しません。手で丁寧に取り除いておく必要があるのです。写真の農具「三角ホー」と言うようです。「ホー」ってなんだろうと思って調べたら、鍬のことですね。英語なんですね。hoe。どうしてここでけ英語を使うのかよくわかりません。

▪️今回マルチのはぎ取りを行ったのは、「愛土農園」の第3圃場です。3段目左の写真の奥が第1圃場、その手前が第2圃場になります。圃場に数字ではなくて、なにかニックネームが欲しいなと思います。事務局長さんとは、道路沿いに「愛土農園」て看板を立てようという話もしました。道沿いの空きスペースには、花も植えたいです。可愛らしい農園にしたいな。古希前のおじいさんですが、そう思っています。

▪️3段目右の写真ですが、おからを発酵させて「ぼかし肥料」を作っているところです。一昨日の朝、おそらく猪かな、ブルーシートが荒らされていることがわかり、会長さんとスタッフさんが電柵で囲う作業をされました。
20260316ogi1.jpg20260316ogi2.jpg
20260316ogi3.jpg20260316ogi4.jpg

「愛土農園」でマルチ剥がし(1)

20260314ogi.jpg ▪️仰木地域共生協議会の「愛土農園」のサポーターの皆さんと、LINEグループを作っています。登録されているのは私も含めてまだ8名程度ですが、これから少しずつ増えていけば良いなと思っています。昨日のことですが、急遽、協議会の事務局長さんから連絡がLINEグループに連絡が入りました。

本日の栽培計画会議で野菜の種類が決まりました。高台の第3圃場の雑草処理を行なっています。明日、明後日9時から草刈り後の第3圃場の古いマルチ(黒いシート)除去を行います。お手伝いいただける方はこのLINEでご連絡ください。

▪️ということで、今日は作業に参加しました。これまで農作業をしてきた農地に隣接する農地です。これを第3圃場と呼んでいるのですね。Googleの衛生画像でみると、よく手入れがされ、綺麗に畝が並んでいる様子がわかりますが、今は2年耕作をしていなかったので、すでに草ボウボウの原野に戻っていました。自然のパワーをすごいです。今日は、協議会のスタッフの皆さんが草だけは刈ってくださっていたので、あとは、私たちサポーターがマルチを取り除く作業をすることなりました。といっても、参加できたのは、協議会の事務局長さんと私だけですが…。サポーターの方達は、それぞれのできる範囲で参加することになっています。

▪️さて、マルチ。マルチシートと呼ぶようですが、雑草対策、地温調節・保温、保湿・乾燥防止、病害虫・害虫対策、肥料の流出防止等の効果があります。でも、2年間耕作をしていなかったので土の中にシートが隠れています。ただし、簡単には取り除くことができません。マルチをつき破るようにしてススキなどの草が生えてくるので、草を刈ってもたくさんの株が残っていて、その株にマルチが引っかかって簡単にはマルチを剥がすことができないのです。苦労しました。途中、協議会の会長さんが来られました。マルチ剥がしに苦労している私を見かねて、「三角ホー」という農具を使って剥がすやり方を教えてもらいました。これは便利ですね。立ったまま作業ができます。

▪️これまでの作業は、複数人の人が参加していて、おしゃべりしながら作業ができたのですが、今日は、大方の時間を1人で作業をすることになりました。会長さんとのおしゃべりは楽しいのですが、ちょっと離れたところで、今日は獣害対策の電柵の作業をされていました。こういう時は、音楽を聴きながら作業をするべきなんでしょうね。今日は9時から11時まで作業をしましたが、明日も同じ時間帯に作業があります。明日は、骨伝導のイヤホンをつけて作業をしようと思います。写真ですが、米袋の中に剥がしたマルチが入っています。カゴの中は、マルチが剥がれないようにするためのペグの類です。つまんない写真だな。

展示から読み解く昭和39年の農村の暮らし【琵琶湖博物館】


▪️「展示から読み解く昭和39年の農村の暮らし 琵琶湖博物館」という動画です。以下のような内容です。

今回は、琵琶湖博物館のC展示室にある「1964年 農村の暮らし」の展示について、博物館へ移築前の家に実際にお住まいだった方々に「大久保」学芸員がインタビューします。

昭和の東京五輪が開催された頃の琵琶湖周辺の農村の暮らしを、実際の家を移築し、再現して展示しています。当時の暮らしを振り返ることで、身近な自然をうまく活用しながら生きてきた知恵や工夫を学んだり、現在の暮らしが当たり前ではないということに気づいたりするきっかけになれば嬉しいです。

▪️この展示は博物館の展示がリニューアルされた後も、開館当時のまま展示されています。(仮称)琵琶湖博物館開設準備室に勤務していた時代、このお宅の調査をすることになり、その調査団に参加することになりました。報告書も出ていたと思います。今となれば、懐かしいですね。いろいろ開設準備室時代に議論をしましたが(展示室に入れることに反対意見もあったように記憶しています)、展示室の中にこの建物を入れてよかったなと思っています。

202600302ume.jpg
▪️私が暮らしている地域では、あちこちで梅の花が開花しています。皆さんの地域ではいかがでしょうか。暮らしているのは新興住宅地なのですが、時々、住宅が建てられずに、小さな畑や果樹園になっている区画があります。もともと、このあたりは里山だった丘陵地を住宅地に造成した場所です。そのようなこともあ、里山だったころの地主さんが、造成後にご自身の権利分だけ新しく造成した土地を分配されているのだろうと思います。そういうところは、農地として登録するために、畑や果樹園になっているのです。この写真の土地も、60坪ほどの土地ですが、梅が植えられています。ということで、春の訪れを味合わせていただくために近寄って写真を撮らせていただきました。

▪️我が家の小さな庭にも春が訪れつつあります。ヒマラヤユキノシタ、ラッパスイセン、クリスマスローズが蕾を膨らませています。楽しみです。

「淡海ヨシみらいフォーラム~ヨシ群落の保全とネイチャーポジティブ~」と滋賀県人会「淡水会-冬の陣-」

20260228yoshimirai_forum1.jpg20260228yoshimirai_forum2.jpg
▪️昨日は、淡海環境保全財団が主催する「淡海ヨシみらいフォーラム〜ヨシ群落の保全とネイチャーポジティブ」が開催されました。場所は、「コラボしが21」です。パネルディスカッションでは、コーディネーターを勤めさせていただきました。手前味噌の自己評価ですが、参加者からいろいろ発言をいただき、無事に役をつとめられたのではないかと思っています。ありがとうございました。私はパネルディスカッションの進行役なのですが、フロアーの方にもご発言いただいて有意義かつ楽しい時間を持つことができました。もちろん、神経を使ってはいるのですが。コメンテーターの深町さんには、終了後「素晴らしい」と褒めていただきました。右の写真、近江八幡でヨシ群落の保全に取り組んでおられる、特定非営利活動法人「まるよし」の宮尾陽介さんです。今度、近江八幡市にある西の湖の地域とヨシ群落との関係について、詳しくお話をお聞かせいただくことになっています。これまた楽しみです。フォーラムの当日の具体的な中身については、別途、投稿したいと思います。

▪️ 「淡海ヨシみらいフォーラム」の後は、琵琶湖ホテルで、職場の滋賀県人会が開催されました。「淡水会」と言います。夏と冬に開催していますが、どういうわけかは知りませんが、夏の開催を「夏の陣」、冬の開催を「冬の陣」と呼んでおられます。なんだか、物騒ですね。元々は、滋賀県出身者だけの県人会でしたが、今は、転入されてきた人も、居住経験者も入会が許されています。酒豪が集まる県人会として職場の中では知られている(恐れられている?!)県人会でしたが、今はずいぶんおとなしい県人会になりました。時代や社会がそうさせているのだと思います。滋賀に暮らして10年目、滋賀県人会に入会して10年目です。10年目にして、昨日、滋賀県人会の会長に就任しました。就任期間は、退職まで1年間ですけどね。「退職前に就任してもらおう」という県人会の幹部の皆さんのご好意、ご判断かと思います。名誉なことだと思わなくてはいけませんね。事務職員のトップである総務局長曰く「副学長になるよりも、滋賀県人会の会長になる方が難しい」とのこと(知らんけど、ほんまかいな)。1年間、農学部の古本強先生から会長職をお預かりして、退職後は再び古本先生にお返しする予定です。

農業団体の皆さんに「仰木地域共生協議会」の活動を説明

Screenshot
▪️一昨日の晩は、仰木の、特に平尾集落の農業団体の方達に、現在取り組んでいる「仰木地域共生協議会」の活動についてご説明をさせていただく機会をもつことができました。私は、座っているだけでしたが、協議会の会長さん(仰木の農家)、事務局長さん(新興住宅地の住民)が熱心に熱く説明してくださいました。改めて、私自身も、いろいろ勉強になりました。

▪️「仰木地域共生協議会」の活動は、農村である仰木の農家と、隣接する新興住宅地、仰木の里(その周辺の地域も含む)の住民が交流・連携するなかで、耕作放棄地を再生して、再生された農地で有機農業を行っていく、そのことを中心に取り組んでいきます。くわえて、昨日は、そういった農地の保全だけでなく、仰木の祭りに新興住宅地の有志も参加してもらってはどうかというような話も出ました。

▪️「古式も大切かもわからんけんど(伝統的な様式に則った祭りの進め方も大切なのは理解しているが)、一緒に神輿をかいて(担いで)もらう、参加してもらってはどうや」というような言い方だったかと思います。よく知られるように、祭りによって人びとの信頼関係や一体感が高まります。社会学の言葉でいえば、集団の凝集性を高めることになります。また、地域のアイデンティティを共有することにもなります。これからは、1300年の歴史をもつ農村と、誕生して40年が経過した新興住宅地とが、相補的な関係を大切にして連帯感を涵養し、両者を一体のものとしてとらえて地域づくりをしていく必要がある。そういう気持ちを共有できたように思いました。

▪️今年も、昨年同様、仰木で収穫した新米を、抽選で予約販売する予定になっています(農家からは高めの価格で米を購入し、新興住宅地の住民には市場よりも安く販売する。)昨年は、1,500kgの新米でしたが、協議会では、今年はもっと量を増やしたいという希望をもっています。

▪️再生された農地は「愛土農園」という名前が付けられていますが、今年は、この「愛土農園」を拡大充実させていくことになっています。そのために、農業学校を卒業した2名の方を雇用し、また仰木に新規就農して、無農薬野菜の栽培に取り組む若い農家、その他地域外の団体の支援も受けながら、面積拡大、収量拡大、販路拡大に取り組みます。

▪️仰木の団体の協力のもと、耕作放棄地を活用した梅畑(梅林)の整備を進めます。梅は、獣害の被害を受けないのだそうです。その他、このような活動に多くの皆さんに関心を持っていただけるような枠組みづくりを進めていきます。このあたりでは、理事長を務めている特定非営利活動法人「琵琶故知新」が提案している「びわぽいんと」の応用展開もできるのではないかと思っています。「琵琶故知新」は、「仰木地域共生協議会」の参加団体です。このような様々な事業が、多くの皆さんの理解と協力のなかでうまく進んでいけばと願っています。

▪️トップの画像は、「仰木地域共生協議会」の公式サイトです。ぜひ、ご覧ください。

カブの間引き菜でランチ

20260221kabu1.jpg20260221kabu2.jpg
▪️「仰木地域共生協議会」の「愛土農園」で収穫されたカブの間引き菜。昨日は、たくさんいただきました。その間引き菜を使って、今日は昼食に、スパゲティとサラダにしていただきまた。とても美味しくいただきました。こういうのを「豊さ」というのだろうと思います。ちなみに、スパゲティですが、小麦粉で作られたものではありません。糖質制限をしているので、豆で作ったスパゲティを使っています。小麦粉のスパゲティの方が美味しいと思うのですが、この豆のスパゲティに慣れました。中華スープを使うとラーメンにもなります。便利ですね。

カブの間引き菜

20260220kabu.jpg
▪️昨日、仰木地域共生協議会の「愛土農園」での農作業、タマネギとニンニクの追肥の作業でした。作業終了後、私たちは帰宅したのですが、協議会の会長さんと事務局長さんが、さらにカブの間引きをされました。けっこうな量の間引き菜がとれたようで、農園の入り口に新聞紙をひろげてそこに置いてくださいました。LINEグループで「欲しい人は取りに来て」ということで、お互いに連絡をとりながら間引き菜をいただきに行きました。この間引き菜、非常に美味しいのです。我が家では、たぶん味噌汁にしたり、サラダにしたりしていただきます。もちろん、葉っぱもですよ。葉っぱはお浸しにしても美味しいですね。このカブの間引き菜を自宅にもってかえったあと、大学に出勤しました。年度末の様々な用事が順番にやってきます。

▪️明日は、解散する市民団体「大津の町家を考える会」の最後の総会と懇親会。日曜日は、仰木地域共生協議会と仰木の農業団体とのミーティング。月曜日は学生さんとの面談。火曜日は仰木地域共生協議会の事務局定例ミーティングへの参加、水曜日は歯のクリニック、木曜日は平和堂財団夏原グラントの選考会議、金曜日は淡海環境保全財団の「ヨシみらいフォーラム」、そのあと晩は龍谷大学の滋賀県人会。土曜日は、大津のナカマチ商店街での社会共生実習。日曜日は、仰木地域共生協議会のイベント、月曜日は定期的な眼科での検査、そして火曜日はいよいよ大腸の内視鏡検査です。この隙間に研究室に行けたらいいのですが。月曜日以外は、大学に行くのには中途半端な時間帯にいろんな用事が入っています。困りました。いろいろ対策を考えないと。

カテゴリ

管理者用