楽しい宴会

20140619sougen.jpg ■何度もお知らせしてきたように、ゼミで取組んでいる「北船路米づくり研究会」では、純米吟醸無ろ過生原酒、そして純米吟醸の「北船路」をプロデュースさせていただきました。プロデュースだけでなく、販売促進のために、龍谷大学の教職員の皆さんにもお知らせしてお買い求めいただいています。以前、社会学部でお世話になったTさんにもお買い求めいただいたのですが、Tさんの現在の職場の皆さんと宴会をするので参加しないかとお誘いを受けました。

■会場は、駅前の居酒屋さん。特別に頼み込んで、お酒を持ち込みさせてもらったようです。机の上には、どんと1升瓶が2本並んでいました。ひとつは、「北船路」。もうひとつは、石川県珠洲市の酒「宗玄」です。1本では足らないだろうからと、ご用意いただいたようです。「北船路」と「宗玄」を利き酒させていただくことにもなりました。2種類とも、特定の方向性に特化せず、バランスの取れた味のように思います。私は、そういう酒が好きです。どちらかといえば、「北船路」のほうは華やかさがあるかな。「宗玄」のほうは、落ち着いた感じ…といったらよいのかな。酒の味を言葉で表現するのは難しいですね。

■ところで、昨日は、10数人の宴会でした。いろんな経歴をお持ちの方たちが集まった部署で、お話しをしていて楽しかったですね〜。盛り上がりました。同じ大学とはいえ、仕事の内容がまったく違います。どちらかといえば、縁の下の力持ち的な部署かと思います。私たち教員は、普段、知る事のないお仕事をされています。勉強になりますね。こういう組織内での異業種交流的な宴会は大切だなと思いました。

北船路の棚田

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20140616kitafunaji5.jpg ■昨日の報告会については、すでにエントリーしましたが、報告会の前に、先月田植や補植をした田んぼの様子を見たいと思い、早めに最寄りの駅「蓬莱」に着いて、駅からテクテクと棚田のてっぺんまで歩くことにしました。

■トップの写真をご覧ください。注連縄が張ってありますね。神様の世界と現世との結界です。この内側は神様の場所、神聖な場所であるということを示しています。この田んぼは「神饌田」なのです。「神饌」(しんせん)とは、神様に捧げる供物のことです。ですから、ここで収穫された米は神様に捧げられるのです。北船路には「八所神社」があり集落の氏神様になっていますが、こちらの神社に神様に捧げられるものなのでしょう。

■どのような儀礼が行われているのか、その辺りのことはまだ村の方にお聞きしていませんが、いつかそういったこともきちんと勉強させていただきたいなと思っています。ちなみに、昨年のゼミの4年生は、この村の組織のことについて研究しました。年齢階梯的な組織があり、村人は、氏子になってから亡くなるまで、なんらかの役職につくことになっています。このあたりのことは、またいつか、ご紹介できればなと思います。
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■この田んぼでは、酒米が栽培されています。「吟吹雪」という品種です。秋に収穫されたのち、精米されて、大津市の酒蔵「平井商店」さんに納品されることになっています。生産は、北船路の農事組合法人「福谷の郷」の皆さんが行っていますが、私たち「北船路米づくり研究会」も、隅の方や、端っこの方、田植機ではできない部分に手で捕植しました。おそらく、稲刈りについても、お手伝いをさせていただく予定です。ぜひとも、今年は、純米大吟醸が生産できるような米に成長してほしいと思います。

20140616kitafunaji8.jpg ■駅から歩いてどれぐらいたったでしょうか。おそらくは、30分程度歩いて、やっと棚田のてっぺんにある、私たちが田植をした田んぼに到着しました。私たちが作業をしている田んぼは棚田の一番てっぺんにありますから、比良山系の冷たい山水が一番最初に入る田んぼということになります。水温は冷たく、稲にとっては厳しい環境になりますが、奇麗な山水をふんだんに吸って成長します。平地の米に比べて、粒は小さいですが、きゅっとしまった味の濃い米に成長します。今年の秋の収穫が楽しみです。

■昨日は、それなりに強い日差しでしたが、木陰にはいるとひんやりとした心地よいそよ風がふいていました。

北船路米づくり研究会が協力農家に報告!!

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■昨日は、「北船路米づくり研究会」の大切な会議、「報告会」が、北船路集落の集会所で開かれました。私たちは、4月と9月を除く毎月第三土曜日に、大津市の丸屋町商店街で「北船路野菜市」を開催しています。この野菜市に野菜を出荷してくださっている協力農家の皆さんに、活動報告をさせていただいたのです。

■報告の内容は、平成25年度の事業報告と収支報告、今年度の事業計画と予算についてです。「北船路米づくり研究会」は利益をあげるために活動しているわけではありません。学生の教育の一環、そして地域連携プロジェクトの一環として行っている活動ですので、学生の交通費等は、この野菜市のなかから捻出できるように頑張っています。まあ、ギリギリのところでなんとか活動しているという状況でしょうか。そのことを、協力農家の皆さんもずいぶん心配してくださっていました。また、節約のためにいろいろ提案やご意見をいただきました。ありがとうございます。

■また、活動報告以外にも、「野菜市」のことについて、いくつかの重要な提案もさせていてただきました。その点についても、ご理解とご協力をいただけることになりました。一番大きな変更は、今月の野菜市から開催曜日が変わるということです。第三土曜日から第四土曜日に移動します。そして、「大津百町市」というイベントの中で開催させていただきます。この「大津百町市」は、中心市街地の活性化を担っておられる「(株)まちづくり大津」が開催されているイベントです。「大津百町市」は、これまで市内の天孫神社の境内で開催されていましたが、私たちが「北船路野菜市」を開催している丸屋町商店街に移動して開催することにされました。そのさい、「(株)まちづくり大津」さんからは、この移動にあわせて「北船路野菜市」も一緒に開催してもらえないかとの要請があったのです。どうぞ、よろしくお願いします。

■写真は、「報告会」のあとの記念写真です。前列左から2人目の協力農家がもっておられる看板は、今回の「大津百町市」での開催にあわせて、指導農家の吹野さんがお持ちの檜の板に、協力農家のお1人の方が書いてくださったものです。 今月末の第4土曜日に登場いたします。
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■比良山系の雰囲気も、ずいぶん夏らしくなってきました。

北船路米づくり研究会「2014田植作業」

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■昨日は、ゼミでおこなっている「北船路米づくり研究会」で、2014年度の田植作業を行いました。秋から「龍大米」として販売するコシヒカリの田植作業です。その他にも、「龍大芋」として販売する里芋の種芋の植え付け、さらは北船路集落にある農事組合法人「福谷の郷」さん酒米の田植を終えられた田んぼで、補植の作業を行いました。

■facebookにある「北船路米づくり研究会」のページにアルバムを作成しましたので、そのリンクを埋め込んでおきます。ぜひ、ご覧ください。

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■昨年、北船路の「農事組合法人福谷の郷」では、棚田の水田3筆で、酒米である山田錦を生産されました。今年は、同じ酒米ですが吟吹雪を生産されます。基本の田植えの作業はすべて組合の方でされていますが、田植機で植えられない隅の方や、まだ田植ができていない部分を、学生たちと一緒に手植えで補植しました。

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■こちらは、龍大芋の畑です。種芋を植えて、マルチシートをかぶせているところです。いつもは、畝が蛇のようにうねってしまうのですが、今回は、研究会顧問で指導農家の吹野さんからも、それなりに評価いただける程の出来になりました。

■私たちは米と里芋だけを生産しています。月1回の「北船路野菜市」で販売する野菜については、協力農家に出荷していただいています。野菜を生産して出荷することは、学生にはななか難しいのです。ひとつには、技術的な問題です。あとは、キャンパスと北船路が離れているために、たびたび世話にいけないこと。また、北船路にくるためには移動のための費用がかかり、回数を増やせないこと…。理由はいろいろです。もし、潤沢な実習費のようなものがあれば、交通費については気にしなくてもよいのでしょうが、大津市からの助成金やわずかなゼミ実習費など、活動の財源は限れています。ですから、北船路を訪問する回数や人数を増やしてしまうと、年度途中で予算がなくなってしまいます。そのため、年度計画と予算・決算書等をきちんと書いて活動の経営を自己管理するようにもなってきました。社会に出れば必要とされることですから、経験の先取りといってもよいかもしれません(といっても、そんな複雑な予算・決算書ではありませんが…)。

■学生たちには、農作業が大変だ…ということだけでなく、これだけ世話をして売っても、たったこれだけの売り上げにしかならないのか…ということを実感してもらいたいと考えています。秋になると、生産された米や芋を「龍大米」「龍大芋」として販売します。また、京都や大津の飲食店で料理に使っていただき、そのさい「龍大米」「龍大芋」のアピールとを通して、北船路の存在を多くの消費者の人びとに知っていたただく活動もしています。こうやって、研究会で学生たちは、農産物のブランド化も含めて生産から販売までを、いわゆる「農の6次産業」を経験するのです。
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純米吟醸酒「北船路」・読売新聞記事

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■「北船路米づくり研究会」の用事で、純米吟醸生原酒、純米吟醸酒「北船路」を醸していただいた平井商店さんにお邪魔しました。お店では、「学生プロデュース酒 続々」という読売の記事のコピーをいただいた。5月18日の新聞記事です。龍谷大学の「北船路」と、滋賀県大の「湖風」のことが紹介されています。

■「北船路米づくり研究会」に関しては、以下のようにご紹介いただきました。

平井商店(大津)が3月末に発売した「純米吟醸 北船路」は、龍谷大生との企画だ。湖西の農村を活性化されて都市との交流を図る「北船路米づくり研究会」とタッグを組み、農事組合法人が酒米を栽培するのを田植えや稲刈りから手伝った。ラベルには竜を配し、無骨な毛筆を走らせた。

同点の杜氏、平井弘子さん(29)は「商品企画に携わることで日本酒に親しんでもらえるのはありがたい」と歓迎。若者らしさより<オヤジっぽさ>が前面に出ているのが意外だったが、「おしゃれなラベルより存在感がある」と気に入った。

■龍大の「北船路」のあとは、滋賀県大の「湖風」の紹介です。そのなかに、「学生日本酒サミット」が開催され、同じように酒の発信試みる全国の15大学が集まり、大学発ブランドの利き酒を行った…とあります。うちも、ぜひ参加させていただきたいですね〜。少し調べてみましたが、以下の大学が参加されていました。
石川県立大学
愛媛大学
岡山大学
香川大学
京都学園大学
神戸大学
神戸大学日本酒サークル正宗会
滋賀県立大学
城西大学
東京農業大学
同志社大学日本酒サークル
新潟大学
佛教大学
三重大学
明治大学
立命館大学

北船路米づくり研究会、活動開始!

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■土曜日の「北船路米づくり研究会」の活動の様子を4年生がfacebookにアッブしてくれました。私は「大津エンパワねっと」という授業の「まち歩き」があり、参加できまんでしたが、みんな頑張ってくれました。4年生は、上田さんと山科くん、3年生は、小西くん、小林さん、瀬上くん、渡辺くん、全員で6名での作業でした。

■以下は、ゼミ4年生・山科くんの報告です。

脇田ゼミ4年の山科です。17日土曜日は米研の活動日でした。
朝9時に吹野さんのお宅に集合して、活動の概要について説明を受けて早速畑へ移動!午前中から午後にかけて畑の除草や整地作業、肥料まきを行いました。

その後、協力農家の中野さんからキャベツ10個をいただき、四条のとんとんさんへ配達しました。また途中、お世話にいなっている平井商店さんで北船路を2本購入後、先斗町のみます屋へ配達を行い本日の活動は終了…

今回の活動から新3年のゼミ生が活動に加わり、当日は4名来てくれました。4年が2人しか来れない状況、また初めての農作業にもかかわらず精力的に参加していました、本当にありがとうございます!

そして米研は今年度の事業計画や予算、野菜市の件など課題は山積しており1つずつ進めていかなければいけませんが、みんなで協力して活動していきますのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

■平井商店さんは、この棚田の集落・北船路で生産した酒米を原料に、集落の名前の銘柄、純米吟醸酒「北船路」を醸してくださって造り酒屋さんです。そして四条のとんとんさんとは、「串かつ おばんざいの店 とんとん」さんであり、みます屋さんとはカフェレストラン「みます屋DELI」さんのことです。「とんとん」さんも「みます屋」さんも、私たちが生産した米や里芋を購入してくださっています。また、協力農家が生産された野菜を購入してくださっています。

京都新聞に純米吟醸「北船路」

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龍大生が地酒プロデュース 地域の味もPR

■京都新聞に、ゼミで行っている「北船路米づくり研究会」がプロデュースした純米吟醸「北船路」の記事が掲載されました。ぜひ、お読みください。

WANTED

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■今日(月曜日)は、4限が4年生のゼミ「社会学演習ⅡA」です。今日から、学生たちの卒論にむけての研究報告が始まります。春のこの段階では、卒論のテーマと方向性の確認、そして関係論文を読み込んでいくとを大切にしています。もちろん、はやくフィールドを決めて調査に行くように…とは、口を酸っぱくしていっているのですが、就職活動のことが心配でなかなか気合いを入れて調査に取り組めずにいます。そこが残念ですし、大変困ったことなのですが、ただし、今日のゼミで「おやっ…」と思ったことがありました。昨年と比較して、論文を読むことの勘所のようなものが少し向上しているのではないか…と思えたからです。他のゼミ生も含めて、この調子で、フィールド調査に突入してほしいと思います。

■ところで、ゼミが終ってしばらくすると、さきほどの4年ゼミ生のうちの6名が研究室にやってきました。何事か…と思っていたら、「少し遅いけれど、お誕生日おめでとうございます」と、お祝いをプレゼントしてくれたのでした。素直に「わ〜い、嬉しい!」と思いました。それに、誕生日の記念に、お酒のラベルも特性で作ってくれていました。漫画『ONE PIECE』の懸賞金のポスターのパロディですね、これ!ゼミ生たちは、私が『ONE PIECE』好きをみんな知っているので、わざわざラベルを作ってくれたんだな。少し説明しますと、『ONE PIECE』では、たくさんの海賊が登場するのですが、その海賊に対して海軍が懸賞金をかけているのです。その金額が、海賊の実力に対する評価ということにもます。これをみると、最低でも1億はいっているかもしれませんね〜。ただし、「?」の中身が「0」だとだめですが…。4年生のみんな、ありがとうございました‼︎ちなみに、中身は、ゼミで行っている「北船路米づくり研究会」がプロデュースした純米吟醸「北船路」です。

■写真は、以下の通りです。絵の上手い磯辺くんが私の顔を書いてくれました!!
山科 梅村 鶴井
磯辺 吉永 冨田 脇田 

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ONE PIECE

【追記】■磯辺くんが描いてくれた原画を画像で送ってくれました。これをもとに、パソコンの得意な吉永さんがスキャンして彩色してラベルにしてくれたのかな…たぶんそうだと思います。ありがとうございました。で、参考にしたのは、たぶん右側の写真でしょう。facebookでプロフィールに使用している写真です。ちなみに、インドネシア・バリ島のデンパサール空港で撮ったものです。
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木戸の「二ツ屋さん」

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■昨日の続きです。農作業が終了したあと、指導農家の吹野さんのお宅で少し休憩をさせていただきました。お暇するとき吹野さんからのおすすめもあり、「北船路米づくり研究会」がプロデュースした清酒「北船路」を置いてくださっている地元の酒屋さんを訪問することにしました。「二ツ屋」さんです。旧志賀町の木戸にあります。

■お店の日本酒の棚をみると、きちんと置いてくださっていました(右)。「北船路」です。その横は、この北船路も含めた木戸地域のお祭り限定の「二ツ鳥」です。レジの横には、「大津市 北船路産 『山田錦』100%使用 純米吟醸 北船路」てポスターまで張って商品を並べていただいています。300mlの小瓶で660円です。お店では、300mlの小瓶、四合瓶、そして一升瓶を置いてくださっています。たくさん売れると嬉しいな〜。「地元の酒」と喜んで呑んでいただくことで、少しだけでも地域に対する意識に変化が生まれてくるといいなと思います。

20140413seta.jpg■「二ツ屋」さんを訪問したあと、疲れきってしまった坪井くんを岩崎くんの車で守山まで送り、そのあとはOBの2人と夕食をとりました。しかし、食べるね〜、君たちは…。驚きました。また、夕食のあとは大学の近くを通るということもあり、3人で瀬田キャンパスに立ち寄ることにしました。学生のとき、車での通学は禁止されていましたが、今回はOBですので私と一緒に堂々と車で入構できるわけですね。新しいテニスコートや、学生たちが仲間とくつろぐことのできるテラス等。卒業したのはほんの1年前のことなのですが、大学のキャンパスの変化に少し驚いていました。こうやって、卒業生がふらりと立ち寄れるような大学になってほしいなと思います。

今年度初めての農作業

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■昨日は、「北船路米づくり研究会」の最初の農作業でした。指導農家の吹野さんから農作業の招集がかかったのが最近のことだったので、多くの学生たちは予定がたたかったからでしょうか(就活中でもありますし、アルバイトのシフトにも組み込まれています…)、農作業に参加できたのは4年生のリーダー坪井くんだけになりました。3年生のゼミは明日からですし、まだ研究会の活動に参加できていません。厳しいスタートです。次回からは3年生も参加できると思いますが…。ということで、午前中は坪井くん1人で農作業に励んでくれました。坪井ん、ご苦労様でした。

■ただし、援軍があらわれました。昨年の3月に社会学部を卒業した「米研2期生」OBの岩崎くんと森川くんです。岩崎くんは、2期生のリーダーでした。リーダーとしての責任を全うするために、奮闘してくれました。現在は大阪の会社に勤務しています。森川くんは、現在は、広島県の尾道市で働いています。わざわざ、広島から駆けつけてくれたのでした。岩崎くん、森川くん、ありがとう!!

■この日の農作業のメニューは、里芋畑を整備することと、田んぼの作業の下準備です。すべて手作業。午前中は現役リーダー坪井くん1人だけでしたが、午後からは、OB2人に私も加えて4人で作業に励みました。トップの写真、左からOB森川くん、現役生の坪井くん、OBの岩崎くん。作業終了後の記念写真です。岩崎くんが「疲れた〜」ということを表情と体のポーズで示してくれています。息子よりも若い世代のこの学生たちに負けないように、私も頑張って農作業に励みました。OBの2人は、「ここの空気は美味しいですね〜」と、比良山系蓬莱山の麓にある棚田の空気をひさしぶりに思い切り吸い込むとともに、土の感触を楽しんでいました。2人とも営業職だから、体を動かすのもひさしぶりだったんじゃないでしょうか。

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■里芋畑は、昨年収穫したあとに、ほとんど手入れをしていません。ということで、昨年使用したマルチシートをはがす作業から始めました。マルチシートは雑草よけ等のためにかぶせるシートですが、風で飛ばされないように、シートのふちのところをしっかり土で押さえてあります。そのため、畝の両サイドを鍬やスコップで掘り返さなくてはいけないのです。里芋畑の作業が終了したあとは、田んぼに移動です。少し疲れが出てきている感じでしょうか。北船路の棚田からは、少し霞んでいますが春の琵琶湖がよく眺めることができました。

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■私たちが龍大米コシヒカリを生産する田んぼは、北船路の棚田のいちばんてっべんにあります。左の写真ですが、田んぼの横に流れている水路です。赤い鉄板の下が水路なのです。比良山系の森の雪解け水が、ゴーゴーと音をたてながら勢いよくながれています。鉄板の上にころがっているのは、「脇田かかし」です。岩崎くんや森川くんが現役4年生のときに、彼らと同級生の川野さんが、私に似せてつくってくれた「かかし」です。風雪に耐えて、この田んぼを見守ってきましたが、そろそろ寿命がきているようです。

■田んぼでは、トラクターが土をかき回すことのできない棚田のふちを、スコップを使って手作業で掘り返す作業を行いました。特に、琵琶湖側のふちは、この作業をきちんとしておかないと、水がぬけていくのだそうです。手で掘り返したところに、水をはって代掻きをしたあとの細かな泥が入り込み、田んぼの底にある隙間に流れ込み、水漏れしない田んぼになるのだそうです(あまり、うまく説明できていませんね…)。右の写真ですが、OBの森川くんにポーズをとってもらったところです。「米研の後輩たちよ、大志を抱け」といっているかのよう…かな。

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■北船路の棚田でもあちこちで農作業が始まりつつあります。私たちの田んぼは、棚田の一番上ということもあり、農作業は来月の中下旬頃になるのではないかと思います。

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