「淡海ヨシみらいフォーラム~ヨシ群落の保全とネイチャーポジティブ~」と滋賀県人会「淡水会-冬の陣-」

20260228yoshimirai_forum1.jpg20260228yoshimirai_forum2.jpg
▪️昨日は、淡海環境保全財団が主催する「淡海ヨシみらいフォーラム〜ヨシ群落の保全とネイチャーポジティブ」が開催されました。場所は、「コラボしが21」です。パネルディスカッションでは、コーディネーターを勤めさせていただきました。手前味噌の自己評価ですが、参加者からいろいろ発言をいただき、無事に役をつとめられたのではないかと思っています。ありがとうございました。私はパネルディスカッションの進行役なのですが、フロアーの方にもご発言いただいて有意義かつ楽しい時間を持つことができました。もちろん、神経を使ってはいるのですが。コメンテーターの深町さんには、終了後「素晴らしい」と褒めていただきました。右の写真、近江八幡でヨシ群落の保全に取り組んでおられる、特定非営利活動法人「まるよし」の宮尾陽介さんです。今度、近江八幡市にある西の湖の地域とヨシ群落との関係について、詳しくお話をお聞かせいただくことになっています。これまた楽しみです。フォーラムの当日の具体的な中身については、別途、投稿したいと思います。

▪️ 「淡海ヨシみらいフォーラム」の後は、琵琶湖ホテルで、職場の滋賀県人会が開催されました。「淡水会」と言います。夏と冬に開催していますが、どういうわけかは知りませんが、夏の開催を「夏の陣」、冬の開催を「冬の陣」と呼んでおられます。なんだか、物騒ですね。元々は、滋賀県出身者だけの県人会でしたが、今は、転入されてきた人も、居住経験者も入会が許されています。酒豪が集まる県人会として職場の中では知られている(恐れられている?!)県人会でしたが、今はずいぶんおとなしい県人会になりました。時代や社会がそうさせているのだと思います。滋賀に暮らして10年目、滋賀県人会に入会して10年目です。10年目にして、昨日、滋賀県人会の会長に就任しました。就任期間は、退職まで1年間ですけどね。「退職前に就任してもらおう」という県人会の幹部の皆さんのご好意、ご判断かと思います。名誉なことだと思わなくてはいけませんね。事務職員のトップである総務局長曰く「副学長になるよりも、滋賀県人会の会長になる方が難しい」とのこと(知らんけど、ほんまかいな)。1年間、農学部の古本強先生から会長職をお預かりして、退職後は再び古本先生にお返しする予定です。

世界農業遺産の「琵琶湖システム」と「魚のゆりかご水田」


▪️滋賀県では、琵琶湖の湖岸に接する水田で、盛んに「魚のゆりかご水田」の取り組みが行われています。そのなかでも、特にこの動画の「須原せせらぎの郷」の取り組みがよく知られています。この「魚のゆりかご水田」は、国連の国連食糧農業機関(FAO)の「世界農業遺産」として認定された「琵琶湖システム」の中核にある取り組みです。正確には、「琵琶湖システム」は、「森・里・湖に育まれる、農業と漁業が織りなす琵琶湖システム」です。後半の「農業と漁業が織りなす」の方の中核に「魚のゆりかご水田」は位置付けられることになります。

▪️しかし同時に考えないといけないことがあります。前半の「森・里・湖に育まれる」の部分です。「魚のゆりかご水田」が可能になるのは、もちろん地元の農家をはじめとする関係者の皆さんの努力にあります。それはもちろんなんですが、そのような「魚のゆりかご水田」が可能になるのは、その背景にあるれ「森・里・湖」での様々な活動があるからなのです。「森・里・湖」で環境や生物多様性を守るために地道に活動されている方達の存在を忘れてはいけないと思っています。また、そのような方達の活動にもっと光が当たっていく必要があるとも思っています。産業としての林業、落葉紅葉樹の森林の保全、里山の保全、環境こだわり農業、ヨシ群落の保全、身近水路や小河川の保全…、全てが「琵琶湖システム」に包摂される取り組みなのです。これらの多種多様な人が関わる活動がつながりあって「琵琶湖システム」はできています。そのようなことは普段は意識しないのですが、少しお互いに意識し合うだけで、何か変化が起こるはずです。

公益社団法人平和堂財団の「夏原グラント」の申請は1月30日まで

20260125natsuhara.png
▪️豊かな環境の保全および創造のために、 NPO法人・市民活動団体または学生団体の自主的な活動に助成する「夏原グラント」、応募をお待ちしています。この「夏原グラント」は、あのスーパーマーケットの平和堂が設立した公益財団法人平和堂財団が運営しています。すごく申請団体のことに配慮した助成です。いろんな活動レベルに合わせた申請ができます。

▪️この「夏原グラント」の助成で2014年から選考委員を務めています。昨年の春からは選考委員長になりました。様々なタイプの環境保全活動の申請からいろいろ勉強させていただいています。

「淡海ヨシみらいフォーラム ~ヨシ群落の保全とネイチャーポジティブ~」

20260120yoshi_mirai_forum1.jpg
▪️来月の末、2月27日になりますが、「淡海ヨシみらいフォーラム」が開催されます。今回のテーマは「ヨシ群落の保全とネイチャーポジティブ」です。第1部は「話題提供および事例発表」、第2部は「情報交換会」、第3部は「パネルディスカッション」です。第3部でコーディネーターを務めます。以下は申し込み書です。同じ項目を明記していただければ、メールでも受け付けてくださるのではないかと思います。

20260120yoshi_mirai_forum2.jpg

ヨシ群落保全審議会のこと

20251224ibukiyama.jpg
▪️12月22日(月)、滋賀県庁で「第41回滋賀県ヨシ群落保全審議会」が開催されました。手元の記録では、2015年9月からこの審議会の会長を務めているようです。規定では、1期3年で3期までということになっているようなのですが、3期を越えて4期会長職を務めることになりました。任期は来年の初め頃までのようですが、実質、昨日が私にとって最後の審議会になりました。委員の皆さんの意見やアイデアが活かされていくような審議ができて本当によかったと思っています。審議会以外にも、ワークショップを委員の皆さんと一緒に開催したり、委員と委員をつないで、新しい事業を生み出すこともできました。まだまだヨシ群落の保全については、やらないといけないことが山積みなのですが、少し新しい時代にふさわしい取り組みにむけて前進できたことで、満足しています。

▪️写真は、近所の公園から見た伊吹山、沖島、琵琶湖大橋です。少し暗くなりすぎていますが、もう少し明るい時間帯だと、伊吹山もよくみえました。写真には写っていませんが、湖東のさらに東側には鈴鹿山脈もよくみえました。琵琶湖の水位、心配ですね。

安曇川河辺林内の竹林の整備

20251122adogawa_kahenrin1.jpg
▪️今日は、特定非営利活動法人「コミュニティねっとわーく高島」さんが取り組まれている「安曇川の河辺林をみんなの森に」の活動の日でした。滋賀県の湖西地域を流れる安曇川沿いの、綾羽工業さんの敷地内にある河辺林を、市民の手で整備して素敵な森にしていこうという活動です。今は人の手が入らず、荒れ果ててしまい、鵜の巨大なコロニーになってしまっています。これをなんとかしようというわけです。

▪️広大な河辺林のうち、竹が枯れているエリアがあるのですが、まずその枯れた竹をノコギリで切り出して、森の中に入っていける通路を作っていくことになっています。切り出した竹は活用します。枝については切り取って、竹チップにします。そうやって人が手を加えながら、生き物の調査も進めていくようです。5年ほどの期間をかけて整備していく予定になっています。少しずつ、参加される皆さんの想いのこもった素敵な森に変わっていくことを楽しみにしています。

▪️こちらの河辺林には車で行くのですが、秋の行楽シーズンということもあり、渋滞に巻き込まれてしまいました。ということで遅刻してしまいました。また、午後から家族が車を使うということもあり、作業は1時間ほどしかできませんでした。残念。良い汗をかかせていただきましたが、最後まで頑張ったみなさんにちょっと申し訳ない気持ちです。電車と徒歩だと1時半ほどで行けるので、これからは車はやめるかもしれません。最寄の駅は湖西線の新旭駅です。新旭駅から綾羽工業さんまでは2kmほどです。天候が良ければ気持ちよく歩けそうです。

20251122adogawa_kahenrin3.jpg▪️ところで綾羽という名前を聞いて、滋賀県民でなくても、高校野球を愛しておられる方であれば、今年の夏の高校野球に出場した綾羽高校を思い出すでしょう。その綾羽高校を設立したのが綾羽工業さんです。綾羽工業さんは繊維会社なので、高度経済成長期の頃は、九州等から集団就職でたくさんの女工さんたちがやってきて、この工場で働いておられました。そして、働きながら勉強して高卒の資格を得たわけです。写真は元々は分校だった建物なのだそうです。今は使用されていません。このようなことを綾羽工業さんの敷地内を歩きながら、社員さんからいろいろ説明していただきました。今はどのような繊維製品を製造されているのですかとお尋ねしたところ、タイヤを強くする繊維であるとか、それから鉄道の枕木も製造されているとのこと。びっくりしていると、「ぜひ、ホームページをご覧ください」ということで、確認しました。合成木材エースウッドスリーパー(AWS)というようです。ガラス繊維強化硬質発砲ウレタンを主原料とする新素材なんだそうです。

公益財団法人 平和堂財団の環境活動助成金「夏原グラント」

20251112natsuhara_grunt.jpg▪️公益財団法人 平和堂財団の環境活動助成金「夏原グラント」。2026年度の応募受付期間は、2025年12月1日(月)から2026年1月30日(金)までです。郵送のみの受付、当日消印有効です。「夏原グラント」では、地域で頑張って取り組まれているたくさんの環境活動団体を応援してきました。助成金は、団体の皆さんが使いやすい仕組みになっています。ぜひ、会場での説明会・相談会、オンラインでの相談会に気軽にご参加いただければと思います。選考委員長からのお願いです。詳しくは、こちらをご覧ください

▪️この「夏原グラント」には、2014年から選考委員に就任しました。選考委員長であった仁連孝昭先生がご退任になられたことから、役不足ですが、今年の4月から選考委員長に就任いたしました。10年以上この「夏原グラント」の選考委員を務めさせていただき、いろいろ思うことがあります。助成をさせていただく団体間に、協働や連帯の契機が生まれてきてほしいなあということです。今年の夏に、夏原グラントでは市民環境講座を開催しました。選考委員から毎年2人の委員が講師となって講座を受け持つことになっています。今年は、私の番でした。講演のタイトルは「助成団体間の連帯を深めていくために」にさせていただきました。「夏原グラント」自体も、次のステップに進み、発展していってほしいという思いがあるのです。

小さな自然再生 ビワマス魚道を設置して地域を盛り上げよう!!


▪️滋賀県立琵琶湖環境科学研究センターの佐藤祐一さんによるFacebookへの投稿です。本当に残念、この事業が開催されるのは木曜日なんですね。土日でないと参加できません。定年退職したら、こういう活動にも参加できるのかなと思います。どんな感じになるのでしょうね。楽しみです。ただし、75歳になったら運転免許を返納する予定なので、時間は限られています。しかも、健康に生きていることを前提にしています。

▪️こういった様々な環境に関わる市民活動で、理事長をしている特定非営利活動法人「琵琶故知新」が発行するデジタルポイント、「びわぽいんと」が、いつか使われるようになって欲しいと思っています。ポイントの「贈与」を通じて、活動間のつながりや連帯がネットワーク化していくことを夢見ています。

ツバメの巣

20250702swallow.jpg
▪️朝、自宅の最寄駅に入ろうとすると、ツバメが目の前を横切りました。見上げると駅の壁に巣があり、小さな雛が顔を覗かせていました。この時期だと、2回目の繁殖でしょうか。

「安曇川の河辺林 2024年夏~2025年春 小動物と生きもの調査報告会」

20250628adogawa-1.jpg
20250628adogawa2.jpg20250628adogawa3.jpg
20250628adogawa4.jpg20250628adogawa5.jpg
▪️今日の午前中、「安曇川の河辺林 2024年夏~2025年春 小動物と生きもの調査報告会」というイベントに参加してきました。この安曇川の河辺林は、綾羽工業さんの敷地内にあります。ただ、人の手が入らず、この河辺林には、ものすごい数の鵜が巣を作っています。巨大なコロニーが生まれているのです。鵜の数が多すぎて、その糞が河辺林の植物に大きなダメージを与えているようです。また、近隣の住宅の皆さんも困っておられるとのことでした。

▪️今日は、このような河辺林の状況を調査をされてきた滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの研究員の方達を中心にプロの方達から、植物や生き物に関しての報告が行われました。糞害でダメージを受けながらも、たくさんの動植物が確認されていました。動植物の報告の後は、河辺林の航空写真を眺めながら、これからどんなふうに整備していくのか、夢を語り合いました。楽しかったです。水辺環境を活かして、木道を設置してはどうかとか、枯れた竹を竹チップにして再利用してみてはどうかとか、いろいろアイデアが出てきました。この河辺林を復活させる活動は、鵜が飛び立った秋からのようです。

カテゴリ

管理者用