ヘクソカズラ
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▪️今日は学生さんとの面談があるので大学に出勤しました。雨がけっこう降っていたので、折りたたみの傘ではなくて、大きな蝙蝠傘をさして、京都駅から深草キャンパスまでウォーキングしました。暑いときは、ランニングパンツで出勤していましたが、気温が下がってきたので今日はジーンズです。ウォーキングしたので、ジーンズの裾が濡れてしまいました。
▪️昨日のことになりますが、少し時間をとって、暑いあいだあまりできていなかった庭の世話をしました。庭師さんに、雑草で苦労しないように作庭していただいたのですが、それでも生えてきます。なんといっても、雑草のNo.1はメヒシバです。あっという間に増えていきます。驚異の繁殖力をもっています。茎が地面を這うように四方に伸びます。茎の節々から根(不定根)を出して地面にへばりつきます。そのため、節が残っているとそこからまた再生してしまうのです。かなりたちが悪いです。
▪️昨日は、No.2にランクインすると思われる雑草をみつけました。ヘクソカズラです。漢字で書くと屁糞葛。なんとも強烈な名前ですね。葉っぱを揉むとその漢字のような臭いがするらしいのです。このヘクソカズラが、しらないあいだにいくつかの庭木にまとわりついているのです。これはいかんと、なんとか「駆除」しました。花はなんだか可愛らしいのですが、まとわりつかれた庭木には良いことはありません。でもね、簡単にはとれないのです。蔓の部分が意外に太くてしっかりしています。で、無理すると嫌な臭いがしそうで…。
▪️このヘクソカズラ、調べてみると万葉集にも登場するようです。
「そう莢(けふ)に 延(は)ひおぼとれる 屎葛(くそかずら) 絶ゆることなく 宮仕へせむ」 高宮王『万葉集』巻163855番歌
▪️現代訳ですが、「トゲがあるサイカチにだってまとわりつき這いのぼってゆくヘクソカズラのように、どんな嫌な奴にでもしがみついて、絶えることなくずっと宮廷で働き続けたい」ということのようです。ああ、昨日ヘクソカズラを「駆除」した時も難儀しましたが、この高宮王さんもヘクソカズラについて同じことを考えていたのですね。でも、こんな歌がどうして万葉集に入っているんでしょうね。どんなに辛くても絶対に宮仕をやめないぞ…という「決意表明」のような歌です。なんだかとっても強烈です。こういう生き方は、自分にはとっても無理です…。