京都駅前の「へんこつ」
▪️大学院の授業が終わった後、時間的に遅かったこともあり、昨日は外で夕食を済ませようと、京都駅前にある「へんこつ」へ。
▪️いつもならば、20分ほどでサラッと飲食して帰ります。ちょっと食べてちょっと呑んで帰るサラリーマンのためのお店なのです。でも昨晩は自宅に夕食がなかったので、ゆっくりお店で過ごしました。しかも、店主さんにじっくりお話をお聞かせいただきました。たまたま、今日はお客さんがとても少ない日だったので、そういうことができました。
▪️店主さんから講義していただいた感じでした。店主さんがお生まれになる前の、ご家族のお話。京都駅前店で飲食店を開店されたお話。「へ〜‼︎」と驚きました。それぞれのご家族には歴史があります。その歴史の中で、このお店が誕生しました。お店の歴史、来年で80年になるのだそうです。戦後の混乱の時期に開業されたわけです。今、お店は京都タワーの横のビルの1階にありますが、以前は、もう少し東の場所(路地)にあったようです。料理は、八丁味噌で煮込んだオデンです。オデンとはいっても、その中心は、牛のテールと筋です。そこに、オデンのネタを一緒に煮込んでいます。八丁味噌で煮込むようになったのは、東本願寺に勤務されていた僧侶の方が、名古屋の方のご出身で、その人が八丁味噌を入れたら美味しいのではと提案されたことから、現在のような大鍋で煮込むスタイルになっていったようです。龍谷大学の教職員の皆さんも、ずいぶんお世話になった、あるいは、現在進行形でお世話になっているようです。ありがとうございます。私も、お世話になって22年になります。今日はじっくりお話を伺ったので、名刺ももらっていただきました。