伊吹山災害
書斎に籠って仕事をしていると疲れます。ちょっと気分転換のために、ご近所を散歩。今日は伊吹山がよくみえました。その伊吹山の災害に関した記事を読みました。前米原市長の平尾道雄さんへのインタビュー記事です。「地方自治に『限界』、もっと分権を 現場で痛感した前滋賀県米原市長」という記事です。記事で平尾さんは、伊吹山災害、国民健康保険料、原発避難に共通することとして、日本の地方自治の問題点を指摘されているのですが、ここでは伊吹山のことを引用しておきます。
直近では伊吹山の土砂災害。異常気象が常態化し、50年に1度と言われた規模の災害が毎年起きている。これから温暖化が収まるならいいが、もっと激しくなるでしょ。もう山が土を止めるとか、水を蓄えることが出来なくなっている。
抜本対策のため、霞が関に要望に行きました。伊吹山の場合は、大雨で削られた溝の復元や、土砂を受け止める堰堤(えんてい)の建設、植生の回復、獣害対策など対策が多岐にわたる。各省庁の方に会いましたが、林野庁、農林水産省、国土交通省、環境省、それぞれ得意分野ごとに分かれていて、自分のテリトリーの中でしか判断していないように感じました。現場は一つなわけで、もっとトータルに対応できないのかと、もどかしく思った。
状況を一番よくわかっているのは市町です。国はそこに財源とノウハウを集中的に投下し、スピード感を持って一緒に対策を進める。そういう現場主義の制度に変えてもらわないと。「国の予算はこんだけで、順番がありますから、何年後ですね」「国がやりますから、黙ってて」。そんな従来の感覚では対応できないし、住民に納得してもらえません。
▪️我が家は、琵琶湖の西、湖西の丘陵の上にあります。いつも琵琶湖を眺めて、琵琶湖を感じながら暮らしています。今日は空気が澄んでいるので、鈴鹿山脈もよくみえました。でも、ひとつひとつの山の名前がきちんとわかっていないのです。残念なんですけど。