SNS サービスの終了

■家族専用のSNSがあります。祖父母、子供、孫の間で写真やメッセージを投稿するSNSです。我が家では、「wellnote」というSNSを利用していました。その「wellnote」が突然サービスを終了するといってきました。おそらく、最初、登録するときに、「突然サービスを停止するかもしれないけれどわかっといてよね」というようなことを書いた文書にOKしているんでしょうね。そういうのがあっても、おそらくきちんと読んでいませんけけど。

■私には2人孫がいますが、上の孫が誕生してから5年以上、ずっとwellnoteを使ってきました。祖父母、子供、孫に加えて、曽祖父母もとても楽しみにしていました。曽祖父母は、プレゼントしたiPadでひ孫の成長を楽しみにしてきたのです。それが突然のサービス終了です。しかも、これまでの投稿はデータとして一括してダウンロードできないというのです。ひとつひとつ写真を各自でダウンロードしてくださいね、文書の方については知りません…って感じです。なんというか、もうちょっとなんとかならないのかな。終了は確か年末かな。ちょっとショックです。

■こんなことをfacebookに書いたところ、知り合いの方がコメントをくださいました。

とても無責任な話だと思います。我が家はかなり前に「wellnote」から「みてね」というSNSに移行しましたので、被害は比較的少ないかもしれません。しかしこの「みてね」も今後どうなることやら、です。
SNSの世界はこういう無責任なことがよく起こります。ランニング関係の「JOGNOTE」というSNSがあったのですが、これも数年前にとつぜん閉鎖となり、ラン友たちがSNS難民となって右往左往しました。あの時、この世界の危うさを痛感しました。

■「SNS難民」、「この世界の危うさ」。本当にそうだと思います。思ったように収益を得られなくなった時、あるいは経営上のお荷物になってきた時、バサっと切り捨ててしまっても法律的には何も問題がないのでしょう。しかし、法律では大丈夫にしろ、社会的にはこんな唐突な「終了宣言」は無責任と言われても仕方がないと思います。「LINE」であれば、そこで展開されるコミュニケーションはどんどん消えていきますから問題ないのかなしれませんが、家族で大切な思い出を保存できるような仕組みになっていたわけですから、これは多くの皆さんにとってショックということになります。実際、Twitterには、「wellnote」のサービス終了について様々なツイートが行われています。「10年以上続いたサービス終了のお知らせをたった27日前にするって衝撃」。本当にそうです。SNSが一定数の人びとにとっては、なかなか会えない方たちとのコミュニケーションツール、日々のインフラのようになっているのですから。

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