反田恭平凱旋コンサート

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20211228sorid3.jpg■25(土)は大阪のザ・シンフォニーホールで「龍谷大学第48回定期演奏会」、26日(日)大阪のいづみホールで「奇跡のチェロアンサンブル」、そして昨日、27日(月)は奈良県文化会館国際ホールで「反田恭平凱旋コンサート」でした。3日連続で演奏会を楽しむことができました。

■反田恭平さんは、皆さんご存知の通り「2021年第18回ショパン国際ピアノコンクールで」2位を受賞されました。日本では半世紀ぶりの2位なのだそうです。ショパンコンクールは5年ごとに開催されます。半世紀ぶり、つまり50年前はどなただったかと調べると、第8回で2位を内田光子さんが受賞されていました。ちなみに、第7回の1位はマルタ・アルゲリッチさん、第6回の2位はウラディーミル・アシュケナージさんです。世界中が注目する国際コンクールなのです。そのようなこともあってか、反田恭平さんは、最近頻繁にマスコミに登場されます。まるで、アメリカ大リーグの大谷翔平選手と同じような感じです。反田さんも、太田に選手と同じく、ひとつの「社会現象」になっているのだなと思います。ちなみに、反田さん大谷選手も共に27歳です。そうそう、アイススケートの羽生結弦選手も27歳ですね。

■私ごときが反田さんの演奏について感想を述べることはできませんが、反田さんの演奏にびっくりするだけでなく、昨日は、ファンの皆さんの熱狂ぶりにもびっくりしました。プロ野球の応援のように、名前を書いたタオル(おそらくSORIDAと染められていると思いますが)を最前列で掲げる人もいました。アンコールも6曲と、ファンサービスにも熱心な方です。どのコンサートでも、同じようにアンコールをたくさん演奏されるのかどうか…その辺りのことはよくわかりません。最後は、ご自身でピアノの蓋を閉められました。もちろん、反田さんのユーモアです。ホールのなかは大爆笑でした。ちなみに、アンコールの中では、グリークの「抒情小品集 第8集 トロールハウゲンの婚礼の日」が印象に強く残りました。

■反田さんは、日本の管弦楽団史上初となる、ジャパン・ナショナル・オーケストラを株式会社化するなど、起業家でもあります。今日もコンサートの最後のスピーチで、奈良の鹿と同じくらい、街中を楽器を持った子どもたちが歩くようにしたいと語っておられました。日本のクラシック音楽シーンをボトムアップに変えていきたいのでしょうね。

■今回のコンサート、チケットは奈良県に住んでいる知人が用意してくレました。奈良県在住者先行の枠で、チケットを確保してくださったのです。非常にラッキーでした。なかなか手に入るチケットではありませんからね。以下の動画は、「第18回ショパン国際ピアノコンクール受賞者リサイタル」での演奏です。

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