社会学部の学生の卒業制作(キャリアセンターの動画視聴者数を 増加させる策の研究)

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20211213career_center2.jpg■瀬田キャンパスの学生食堂のあたりに、何らや目立つ横断膜が!! ブルーシートに大型の印刷機で印刷した字を貼り付けてあります。手作り感満載です。「就活 業界研究会 龍ナビで見逃し配信中」。「龍谷大学キャリアセンターが実施した、『業界研究会』の動画をオンラインで配信していますよ」とアピールされているわけですね。とってもシンプルですが、これは普通の立て看板よりも目立つような気がします。ちゃんとQRコード(巨大…)が貼り付けてあって、すぐにでもスマホで動画を視聴することができます(学内はWi-Fiを使えます)。

■これをやっているのは、キャリアセンターの職員さんではありません。社会学部コミュニティマネジメント学科の学生さんたちです。たしか、4回生の卒業制作だったかな、まあ学生さんの取り組みなんだそうです。彼らが取り組んでいるのは、3回生が就活をスタートさせるにあたって、まだ就活に対する意識がボヤッとしている状況で、この「業界研究」の動画を見てもらうことなのです。もちろん、この動画の中身については関わっておられませんが、大変重要な役割を果たされているように思います。

■デザインされた洒落た立看板よりも、ずっとインパクトがあります(こんなことを書くと、頑張って働いている職員さんたちに怒られそうですが…)。学生さんたちは、昼休みのみ、この横断幕を貼っておられます。昼休みが終わると畳んで社会学部の建物にそっと保管されています。頑張っていますね。もう一枚の写真は、「ザツダン会」。これは以前にも投稿した写真ですが、これもこの横断幕の学生さんたちが取り組まれているイベントとのことでした。就活に不安を抱えて何から始めて良いのかよくわからない後輩たちと雑談をすることの中で、いろいろ学生ならではのアドバイスをしていこうということのようです(たぶん)。素敵な取り組みですね。

■以上とほぼ同じ投稿をfacebookにしたところ、キャリアセンターの幹部職員の方から、今朝、メールをいただきました。以下は、その一部です。

このたびは社会学部の学生の卒業制作(キャリアセンターの動画視聴者数を増加させる策の研究)の件をご紹介いただきありがとうございます。
キャリアセンターに偏らない第三者としてのコメントやご評価が大変ありがたいです。学生さん(元キャリアサポーター)自らがキャリアセンターに相談に来てくれ、社会学部教務課にも協力いただき実現しました。

■「キャリアサポーター」とは、以下のような制度です。キャリアセンターの公式ページからの引用です。「龍谷大学では、1・2年次生の学生がキャリアセンターの実施するイベントをサポートし、上級生の就職活動を支える活動を行っています。企業説明会等の企画・運営を通じて、社会人と接することができます。また企業説明会では、企業が求める人材像についても知ることができます」。今回の「キャリアセンターの動画視聴者数を 増加させる策の研究」を企画した学生の皆さんは、このキャリアサポーターを務めた経験から、後輩の皆さんのキャリア形成を支えようとされているのですね。なるほど、ますます素敵な取り組みだと思います。

■最後にもうひとつ。このような学生の皆さんの自主的な学内での取り組みが、その他の多様な取り組み、例えば高大連携での取り組み、学生の皆さんの地域連携の活動、卒業生の活躍、校友会の現役生に対する支援…、そのような様々な活動や取り組みが、「建学の精神」のもとで一連の連関を持った「大きな流れ」として、高校生・受験生、保護者、地域社会の皆さんから認知されるようになったら良いなあと個人的に強く思っています。龍谷コミュニティのスクールカラーがもっと鮮明になってほしいと思っています。

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