吹奏楽コンクール関西大会で金賞受賞、関西代表になりました。
■龍谷大学吹奏楽部、吹奏楽コンクール関西大会で金賞を受賞し、関西代表として推薦をいただき全国大会に進むことができることになりました。昨年は、コンクール自体が新型コロナ感染拡大のために中止になりました。今年は、このような状況ではありますが、なんとか開催されました。そして、一昨年に続いて、全国大会に出場できることになりました。応援ありがとうございました。
■私は、音楽的なことについては何もできません。ただ、そこに「いるだけの部長」ですが、まずはホッといたしました。昨日の朝、部員の代表である幹事長からは、「おはようございます。コンクールメンバーですが、瀬田キャンパスを出発しました。体調不良者もおらず、全員気合十分です!」との報告がLINEで届きました。頼もしかったです。新型コロナ対策のために限られた時間の中でしか練習ができなかったわけですが、練習での集中力を高めることで、なんとか厳しい状況を乗り越え、関西代表の推薦をいただくことができました。よく頑張ってこられました。
■昨日、コンクールに出場する部員の皆さんは、普段練習している瀬田キャンパスの青朋館の練習場に、大学のバスに乗って朝6時過ぎに集合しました。音出しをしてウォーミングアップ。楽器をトラックに積み込み、部員はバス2台で瀬田キャンパスを出発して奈良文化会館へ向かいました。奈良文化会館に到着すると、トラックの楽器を下ろし、チューニングです。龍大の演奏は、11時10分から。課題曲と自由曲で12分。演奏後は記念写真を撮って、楽器をトラックに積み込み、部員も12時40分には瀬田キャンパスに向けて出発しました。到着後、楽器をおろして。集合、解散…。怒涛のような1日です。部員の皆さん、ベストコンディションで演奏できるように、1ヶ月ほど前から超早起きの生活に変えているはずです。お疲れ様でした。
■先ほど、「限られた時間の中でしか練習ができなかったわけですが、練習での集中力を高めること…」と書きました。加えて、もうひとつ。自分が学生時代に所属していたオーケストラでの経験と比較してすごいなといつも思うことは、音楽監督やその他の指導者の方たちの指摘をその場できちんと理解し、すぐに演奏を修正できることです。自分たちが学生のときはそうではありませんでした。それだけ、龍谷大学吹奏楽部には、高い演奏レベルの方達が集まっているということなのでしょう。これは、すごいことだなと思っています。
■吹奏楽に取り組む多くの高校生の皆さんたちが、龍大の演奏を聞いて「自分も龍谷大学吹奏楽部で演奏をしてみたい」と強く思ったという話、これは何人もの方から聞かせてもらいました。もちろん、そういう方達ばかりではありません。高校時代はそれほど抜きんでた演奏ができたわけではないけれど、大学入学後、優れた指導者のもとで演奏のレベルを向上させた部員も多数おられます。おそらくは、大学のしっかりした支援のもとで、優れた指導者、高い演奏レベルの部員の演奏、その演奏を聞いて入学を希望する高い演奏レベルの高校生の入学…この3つがうまく好循環することの中で龍谷大学の演奏のレベルは維持されているのだと思います。もうひとつ加えるならば、保護者の皆様の理解と応援でしょうか。このよな条件が崩れたとき、それまでの演奏のレベルを維持できなくなるのではないかと思います。龍谷大学は恵まれています。部訓の「音楽」「感謝」の意味を、団体として、個々人においてもしっかり考えていく必要があります。
■部員の人数が少なく、学生が指揮をしている大学もあります。厳しい条件の中でも、真摯に自分たちの音楽作りに取り組んでおられるように思います。全ての大学が全国大会に進んで金賞を受賞することだけを目標にしているわけではありません。それぞれの目標や課題をしっかりと定めて、コンクールを演奏を研鑽していくための場としておられる大学もあるのではないかと思います。あくまで素人の個人的な意見ですが、それはそれでとても素晴らしい取り組みだと思います。私は、コンクールに参加する大学吹奏楽部の数が減っていることが気になっています(中高の吹奏楽のコンクールはあれだけ盛り上がっているのに)。当たり前のことですが、コンクールのために吹奏楽や音楽をやっているわけではありません。しかし、コンクールを自分たちの演奏レベルを向上させていく場として捉えることはできると思うのです。