夏原グラント「市民環境講座」と「ワールドカフェ」

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■日曜日は午後から、夏原グラントの「市民環境講座」が、大津のピアザ淡海にある滋賀県立県民交流センターで開催されました。テーマは「活動を元気に続けていくためのポイント」。前半は私が話題提供をさせていただき、後半は、このテーマに関して「ワールドカフェ」を行いました。前半の話題提供は横に置いておいて、後半の「ワールドカフェ」ですが、むちゃくちゃ盛り上がりました。すごい。

■夏原グラントから助成を受けた環境保全活動に取り組む団体の皆さんが、対話を楽しんでおられましたし、こうやってお互いに語り合い、情報交換をすることの大切さを実感されたようです。素敵だな〜。それぞれの団体の皆さんが、真剣に活動に取り組んでおられるから、また活動しながらいろんな気づきを獲得されているから、また同時に、新たな問題に悩んでおられるから…これだけ「ワールドカフェ 」が盛り上がるのだと思います。

・今回の「ワールドカフェ 」、特別なことをやったわけではありません。市販されている関連する書籍の中に書かれていることを素直にやっただけです。
ワールドカフェの説明。(5分)

・第1ラウンド:短い自己紹介(30秒)。テーマについて、自分の体験や日々感じていることなど、自由に話をしてください。最後にカフェマスター/ミストレスを決めてください。他の皆さんは旅人です。(20分)「行ってきます」「行ってらっしゃい」。

・第2ラウンド:あらためて自己紹介。マスター/ミストレスが自分のテーブルでの対話の内容について説明。旅人は自分のテーブルで出たアイデアを紹介し、繋がりを探りつつ対話を楽しみます。(20分)

・第3ラウンド:元のテーブルに戻り、旅で得た考え方やアイデアを紹介し合いながらさらに対話を楽しみます。 「ただいま」「お帰りなさい」。持ち寄った考え方やアイデアを整理していきます。(20分)

・第4ラウンド:カフェマスター/ミストレスに、どのような整理ができたのか紹介してもらいます。みんなで共有します。(20分)

■今回は、「ワールドカフェ 」において「他花受粉」と呼ばれることをみなさんと一緒に経験できました。ミツバチが、蜜を集めるために花から花へと飛び回っていると、花粉がどんどん広がっていきます。それを「他花受粉」というそうです。それと同じように、自分が最初に話したことが、 この「他花受粉」のように、どんどん他のテーブルへと拡がり、他の考えとも交わりながら、新たな考えが生み出されることになります。非常に興味深く感じました。今回は団体間の交流のスタートだと思っています。こうやって助成を受けた団体の経験知が蓄積され、共有されていくことの重要性を、今日は参加者の皆さんと再確認しました。

■また、今回のようなワールドカフェが開催され、「夏原グラント・コミュニティ」としてお互いの連帯が深まっていくと良いなあと思います。この日は、森林と動物(獣害?)の問題に取り組んでいる団体の方から、「他の森林関係の方たちと、もっと話し合いたい」というご希望をいただきました。そういうのも良いですね。そういう出会いの場、情報交換の場、お互いに励ましあえる場が必要だと思います。コロナ
もうひとつ。最後に、テーブルごとに今日のワールドカフェの対話から得られた気付きを発表してもらいましたが、事務局(しがNPOセンター)の西川さんが、その発表をホワイトボードに的確にまとめてくださいました。すごいですね〜。

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