琵琶湖岸の夕景、ヨシ群落の保全

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20210210yoshihara4.jpg■大学の会議は全てオンラインということもあり、自宅で試験の採点や卒論に関連する仕事をしてきました。座ってばかりいると、身体によくないですね。先日は、オヤツに焼き芋を食べてしまいました。ということで腹ごなしに、夕方、自宅から琵琶湖の湖岸まで散歩してみることにしました。天気が良いと、こういう色に空が染まります。対岸には、今から22年前まで勤務していた、滋賀県立琵琶湖博物館のc展示室の建物がよく見えました。

■この日、散歩した場所は、滋賀県が指定するヨシ群落保全区域に指定されています。ただし、そのことを示す看板がボロボロになっており、説明を読むことも判読することもできません。残念ですね。設置しているのは滋賀県庁さんでしょうが、このような細かなことまで気を回すマンパワーも予算もないのかな…、その辺り事情はよく分かりませんが、この看板については、もう一度、整備していただきたいと思います。

■こうやって景色を見ると美しいのですが、足元を見ると、たくさんのプラスチックゴミが漂着していました。このことについては、本当は地域や市民有志でなんとかしていくべきことかなと思っています。多くの皆さんが、少しずつ力を出し合い、このような状況を緩和してける仕組みができればと、改めて思いました。ヨシ群落の保全に関しては、これまで、かつての琵琶湖総合開発等で失われた面積を取り戻すことに力点が置かれてきましたが、一定程度面積を回復した上で今後取り組むことは、どうやって「人が手を加える」ことでヨシ群落の質を保全していくのかということになります。「量」も大切なのですが、「質」が問われる時代に移行しつつあります。
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