関西の7大学がスペシャルコラボ✨ 夏休み特別オンライン企画!


■新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大学の様々な活動が大変なことになっています。龍谷大学の場合、前期の授業は対面式から全てオンライン授業になりました。大学は、小中高の学校とは異なり、かなり遠方から通学されている学生の皆さんがおられます。2時間、場合によっては2時間半をかけて通学されている方達もおられます。そのような方達は、通勤ラッシュの時間帯に電車に乗らなければなりません。兵庫県から通学されている学生の皆さんだと、京都の深草キャンパスや大宮キャンパス、大津にある瀬田キャンパス、どのキャンパスに通学するにしても大阪を通過しなければなりません。感染のリスクを心配することも不思議なことではありません。龍谷大学では、後期から少人数の授業は対面式に戻す予定ですが、大人数の授業はオンラインで実施することになっています。

■大変になっているのは授業だけではありません。課外活動もです。部長をしている龍谷大学吹奏楽部、現在、部員が170名ほどいますが、個人練習と小さな合奏、そしてリモートによる演奏以外はできていません。とはいえ、新型コロナウイルス感染拡大中なんだから、課外活動は休んでおけばよいじゃないか…というわけにはいきません。限られた条件の中ではありますが、部員の皆さんは、様々な工夫するとともに、お互いに協力しあいながらモーチベーションを維持する努力をされています。そのようなコロナ禍での吹奏楽部の活動、部内だけに止まっているわけではありません。

■関西の7大学、大阪工業大学文化会ウインドアンサンブル、関西大学応援団吹奏楽部、関西学院大学応援団総部吹奏楽部、京都橘大学吹奏楽部、滋賀県立大学吹奏楽部、龍谷大学吹奏楽部、立命館大学応援団吹奏楽部(五十音順)が協力し合い、「高校1.2.3年生の吹奏楽経験者に向けた特別な部活説明会」が開催されることになりました。龍谷大学では、先月、オンラインによるオープンキャンパスが開催され、オープンキャンパスの様々なプログラムに高校生の皆さんが参加されました。私の所属する社会学部でも、Zoomを用いての説明会が行われました。しかし今回の「高校1.2.3年生の吹奏楽経験者に向けた特別な部活説明会」は、大学の壁を超えての連携の中で生まれました。毎年開催してきた「ジョイントコンサート」のつながりを大切にしながら、7大学の吹奏楽部の部員の皆さんで企画されました。今回の説明会の開催は、「コロナ禍の中で自分たち大学吹奏楽部に所属する学生には何ができるのか」とZoomを使って議論を続けてきたことの、ひとつの成果だと思います。素晴らしいです。

■日本の吹奏楽の世界は、世界の中でも独特の特徴を持っています。ほとんどの中学と高校に吹奏楽部は当たり前のようにあります。中高ほどではないでしょうが、吹奏楽部のある小学校もあります。そして、毎年開催される吹奏楽コンクールへの出場と入賞(地区→都道府県→支部)を目標に、中高の吹奏楽部の生徒の皆さんは全力投球で日々練習に取り組まれているのです。年間を通して練習が休みになる日も限られている…そのような学校も多いのではないかと思います(そのこと自体、問題との指摘もあります)。ところが、そうやって中高と吹奏楽部の活動に6年間熱心に取り組んで、高校卒業後、さらに大学で吹奏楽に取り組むのかといえば、多くの場合そうはなりません。「大学は、もう部活はいいです、サークルにしておきます」、「部活はやりません。アルバイトをして、そのお金で遊びます」…、そういう方が多いのではないかと思います。これは、なにも吹奏楽部に限ったことではありません。体育会(龍谷大学では体育局)の団体でも同様だと思います。完全燃焼したから大学ではもう部活(課外かつどう)をしない…というのではないのです。むしろ、逆…かもしれません。ここには、個人の考えや思い込みというよりも、そのような考えや思い込みを生み出す何か構造的な背景が存在しているようにも思います。

■今回の「高校1.2.3年生の吹奏楽経験者に向けた特別な部活説明会」は、そのような考えや思い込みを吹き飛ばしてくれるかもしれません。限定50名とのことです。大学の吹奏楽って、どんな感じ? 練習は厳しいの? アルバイトはできる?…様々な疑問(不安)があるかと思いますが、直接、吹奏楽部で活躍している部員の皆さんの生の声を聞いてみてください。大学で吹奏楽部に入部するかどうかは別にして、高校生の皆さんにとってプラスになること間違いないと思います。高校生の皆さんのご参加をお待ちしています。私自身は、こうやって大学の壁を超えて、自主的・主体的にこのような企画を実現させることができるのも、大学吹奏楽部の魅力だと思っています。

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