「リエンツィ序曲」


Wagner: Rienzi-Ouvertüre ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Paavo Järvi
パーヴォ・ヤルヴィ フランクフルト放送交響楽団


Richard Wagner - Ouverture to Rienzi (Giuseppe Sinopoli & Sächsische Staatskapelle Dresden)
ジュゼッペ・シノーポリ ドレスデン・シュターツカペレ


Wagner Rienzi Overture Klaus Tennstedt London Philharmonic
クラウス・テンシュテット  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

■龍谷大学吹奏楽部の次の第46回定期演奏会では、ワーグナーの「リエンツィ序曲」が演奏されます。もちろん、オーケストラの曲を吹奏楽に編曲して演奏します。この「リエンツィ序曲」、実は私自身は演奏したことがあります。3回生の時の関西学院交響楽団「第57回定期演奏会」でした。40年近く前のことです。懐かしいです。学生なりにですが、この曲を勉強しました。といっても、自分の楽器、パートを演奏するために…です。曲、全体をきちんと理解することはできていなかったと思います。私が学生時代は、今のように簡単にYouTube等でいろんなオケの曲を聴くことはできませんでした。基本はLPレコードです。当時の学生からすると、そう簡単には買えない価格でした。FM放送から録音したり(エアチェックと言ったかな…)、あるいはレコードからテープにダビングしたりとか、様々な方法を駆使?!して聞きました。1人で聴くこともありましたが、よく四畳半の学生下宿に集まって電気炬燵に足を入れて、酒を飲みながらみんなで一緒に聴く…なんてこともやっていました。懐かしいです。おそらく、もう、今の学生の皆さんはそういうことはしないのではないかと思います。

■話を元に戻しましょう。まあ、そのようなこともあり、今回は余計に楽しみにしているわけです。自宅の書架の中から、40年前、学生だった頃に勉強していた「リエンツィ序曲」のスコアを取り出しました。もちろん、黄色く変色しています。YouTubeでいくつか「リエンツィ序曲」を聞いてみました。指揮者は、パーヴォ・ヤルヴィ、ジュゼッペ・シノーポリ、クラウス・テンシュテットの3人。録音の状況もそれぞれで違いますが、一番気に入ったのはジュゼッペ・シノーポリが指揮をしたドレスデン国立歌劇場管弦楽団の演奏でした。好き嫌いがはっきり分かれるかもしれませんね。YouTube以外ですと、ネットからダウンロードしたジェームス・レヴァィン指揮・メトロポリタン歌劇場管弦楽団も聞きました。どれも素敵ですが、気に入ったのは、まずはシノーポリ、そしてテンシュテットかな。こんなことが簡単にできる時代になりました。

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