今年度の卒業論文のこと

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■今年度の卒業論文の執筆にあたって、学生の皆さんは、まず大学ホームページにあるポータルサイトのアンケート機能を使って、10月21日から25日の間に、論文の題目を届け出なければなりません。もちろん、事前に指導教員とよく相談をしておく必要です。ポータルサイトから届け出た後、指導教員から、論文題目が記載された題目届が学生本人に手渡されます。11月5日から15日の間です。そこに書かれている題目を指導教員と確認した後、捺印をして指導教員に提出することになっています。私のゼミでも、先月末、ゼミ生の皆さんからの相談を受けてそれぞれの題目が決定しました。ちょうど、最終日の25日は、部長をしている吹奏楽部が青森で開催される全日本吹奏楽部コンクールに出場したことから、部員の皆さんに同行する形で青森に移動していましたので、LINEを通しての確認になりました。ちょっとだけ、バタバタしました。

■この卒論題目を届け出る段階で、調査がかなり進んでいて、研究の焦点もかなりはっきりしていれば、そこに題目も合わせれば良いのですが、まだその段階にまで至っていなければ、少し曖昧なタイトルになってしまいます。調査が進んだのちも、タイトルと卒論の内容に齟齬が生じないように、そのような曖昧なタイトルにせざるを得ません。このことは、昨年度から、口を酸っぱくして言い続けてきましたが、すべてのゼミ生全員がきちんと対応してくれるわけではありません。

■卒論の調査に関する面談も、10月から急に増えてきました。面談の記録は、このブログに「2019年度ゼミ面談の記録」として残していますが、ご覧いただけばわかるように、ゼミ生によって面談の回数に差があります。面談の回数が多いゼミ生ほど、しっかり調査をしている傾向が強いと思います。もっとも、調査を進めながら、時々、自分は何を明らかにしようとしているのか、研究の焦点がぶれてくることがあります。その時に、話を丁寧に聴きながら、ゼミ生の背中を押したり、微妙に軌道修正をするようなアドバイスをしていくことになります。いろいろ「どうすれば良いのか」と聞いてくるゼミ生もいます。それに対して、「僕は君の卒論の下請けやないで。まずは自分でしっかり考えて。君の考えを聞かせて」と言わなければなりません。そんなやりとりもありながら、少しずつではありますが、調査が進み研究の視点もしっかりしてくるように思います。今日も、1人の学生と面談をしましたが、かなりエンジンの回転数があがっていました。頑張って、粘って、良い調査をして卒論を執筆してもらいたいと思います。

■写真は、本文とはなんの関係もありません。先日、石山寺で「新名神大津SIC利活用活性化委員会」という会合が開かれた時に、撮ったものです。先々週の日曜日は、このあたりを「びわ100」(びわ湖チャリティー100km歩行大会)で歩きました。あの時は、夜明けの頃で、非常に眠たくて、周りの景色を楽しむ余裕はあまりありませんでした。まあ、そんなことはともかく、卒論の指導も、写真の秋空のように早くスッキリさせたいものです。

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