全日本吹奏楽コンクール(大学の部)で金賞受賞!!

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■26日(土)、青森市にある「リンクステーションホール青森」で開催された「全日本吹奏楽コンクール」(大学の部)で、龍谷大学吹奏楽部は、ゴールド金賞を受賞しました。個人的な感想になりますし、手前味噌だとお叱りを受けるかもしれませんが、他大学と比較しても、圧倒的に素晴らしい演奏だったと思います。演奏を終えた直後の観衆の歓声と拍手の大きさに驚きました。コンクールには審査員は9名おられます。それぞれの審査員が各大学の演奏に関してA・B・Cの判定をします。龍谷大学は「オールA」。全ての審査員に高く評価していただきました。心の底から感動しました。部員の皆さん、素晴らしい演奏、ありがとう。また、龍谷大学吹奏楽部の活動をご支援くださった龍谷大学の関係者の皆様、応援してくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。春に部長に就任してから、時々、部員の皆さんの練習の様子を時々拝見してきました。私自身は、吹奏楽に関しては全くの素人ですし、ただ見学させていただいているだけなのですが、それでも、若林音楽監督や児玉コーチ、多くの指導者の皆さんにご指導いただき、部員の皆さんがしっかりと音楽に集中して曲づくりをされてきプロセスを知ることができました。そのようなわけで、コンクールでの感動もひとしおでした。この歳で、これだけ感動させていただくこともあまりないわけで、大変ありがたいことだと思っています。

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■コンクールは、26日(土)に開催されましたが、コンクールに出場する部員の皆さんと部員の代表である幹事長Uくん56名は、24日(木)に新幹線で青森に向けて出発しました。私は、2名の副部長の皆さんと一緒に25日(金)に出発しました。朝4時に起床し、最寄りの駅の始発の電車に乗って伊丹空港から青森に飛びました。25日から26日の午前中にかけては、隣の秋田県大館市にある「ほくしか鹿鳴ホール」(大館市民文化会館)で最終の調整を行いました。このホールで、非常に細かな点を最終調整しました。たとえば、普段の練習場ではわからない音の響きを、ホールで実際に演奏して確認しながら、楽器を演奏する位置の修正を行いました。そのほかにも、重要なポイントとなる部分に関しては非常に細かな音楽的な調整を行いました。部員の皆さんが、音楽監督・コーチ・指導者の皆さんの指導のもとで、集中される雰囲気の中で、少しドキドキしながら調整の様子を拝見しました。

■普通、コンクールに出場するとなると緊張したりあがってしまうように思うのですが、全国コンクールに出場するようなレベルになると、そのようなことは全く無いようです。ある部員の方に聞いてみましたが、いつもの練習時の演奏をきちんとやるだけ…とのことでした。いつも通りにきちん演奏する。そして、集中して力をきちんと出し切る。自分たちの音楽表現を行う。すごいなと思います。個人的な考えですが、音楽はスポーツと違って直接的に対戦する相手がいるわけではありませんが、優れたスポーツチームも優れた吹奏楽のバンドも平常心で臨むという点では同じではないかと思います。なかには、満面の笑みで演奏している部員もいました。パーカッションの部員です。どうして満面の笑みだったのかと聞いてみたところ、「楽しくてしょうがなかった」と答えてくれました。自分たちが時間をかけて形作ってきた音楽を、晴れの舞台で披露できることの喜びでしょうか。素晴らしいと思います。

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■26日の最終調整の後には、ちょっと感動的なシーンもありました。部員の皆さんが、お世話になった音楽監督・コーチ・指導者の皆さんに感謝の気持ちを込めてメッセージを書いた色紙を送ったのですが、その際、コンクールメンバーに一緒に付き添い、懸命にサポートしてきた幹事長のUくんにも、仲間の部員から色紙が送られました。とても素敵な光景でした。Uくんも感動していた様子でした。このような気持ち、大切ですね。

■龍谷大学吹奏楽部の部訓は「音楽」「感謝」です。浄土真宗本願寺派の宗門校らしい部訓だと思います。自分たちが大好きな音楽に取り組んで感動して燃える演奏ができるのも、多くの皆さんに支えていただいたからです。音楽監督・コーチ・指導者の皆さんはもちろんのこと、部員のご家族や恩師、仲間や友人、様々な支援をしてくださった大学関係者、さらには吹奏楽部の繁栄の礎を築いて来られた遠い過去の先輩方や、さらには、たとえば20年後に入部してこられるまだみぬ未来の後輩の方達。「現在・過去・未来、様々な方達とのつながりがあったからこそ、自分たちは全国コンクールでも金賞を受賞できるような演奏ができたんだ」と自分たち自身で納得できた時、吹奏楽部は組織としてさらに発展できるのではないかと思います。

■次の吹奏楽部としての大きな演奏会は、12月26日に開催される「第46回定期演奏会」になります。全国コンクールは、コンクールならでは縛り(演奏時間等)があります。定期演奏会には、そのような縛りがありません。次の定期演奏会では、龍大サウンドとも呼ばれる龍大ならではの演奏で、多くの皆さんに感動していただけるように頑張って欲しいと思います。

【追記】■大学のホームページに、金賞受賞の記事が掲載されました。幹事長の上野右京くんがインタビューで語っているように、「拍手や歓声は1番」だったと本当に思います。

2019.10.30
吹奏楽部 全国大会金賞受賞 日本一に輝く【スポーツ・文化活動強化センター】

第67回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の大学の部が10月26日、青森県のリンクステーションホール青森で開催され、3年ぶりに関西代表として出場した本学が11回目の金賞に輝きました。

課題曲はⅤ「ビスマス・サイケデリアⅠ」、自由曲はB.アッペルモント作曲の「ブリュセル・レクイエム」。
約180名の部員からメンバーに選出された55名が演奏し、圧倒的なスケールと高度な音楽表現により奏でられた11分1秒の演奏は、会場全体を包み込み、審査員9名全員から最高位であるA評価をいただくことができ、金賞を受賞することができました。

上野 右京幹事長(経済学部4回生)のコメント
「本番はとにかく楽しんで演奏するように」と部員に伝えました。のびのびと演奏をすることで、龍谷大学吹奏楽部らしい音楽ができると思っていました。本番の演奏は、一人一人が輝き、聴衆も息をするのを忘れていたかのような圧倒的な演奏をすることができ、拍手や歓声は1番だったと思います。結果は全国大会で金賞、そして審査員全員が最高評価である「A」評価をいただくことができ、目標としていた「日本一」を得ることができました。この結果が出せたのは最後まで諦めずに追求していける環境があったからこそだと感じています。また、日頃からご指導をいただいている先生方、ご支援していただいている方々のおかげです。本当にありがとうございました。今回の大会で、部のモットーである「音楽」「感謝」を部員全員が体感することができ、これからもより大切にし、年末の集大成である定期演奏会に向けて更に頑張ってまいります。今後とも龍谷大学吹奏楽部の応援をよろしくお願いいたします。 」

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