「学生まちづくりLaboratory」研究員募集中!!

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【龍谷大学の学生の皆さんへ】
◾️昨年度、越直美大津市長より、「学生の皆さんが地域の皆様と協働しながら、地域の課題に取り組むプロジェクト『学生まちづくりLaboratory』を始めることはできないだろうか」とのご提案を、「龍谷大学エクステンションセンター」(社会連携担当部署)の方にいただきました。

◾️龍谷大学には9つの学部と1つの短期大学部があり、それぞれの学部で、多くの学生たちが、地域の皆さんと連携した様々な教育プログラムやプロジェクトに取り組んでいます。私どもは、今回の越市長からのご提案を、本学がこれまで蓄積してきた社会連携に関する実績をさらに展開して行く上で、大変良い機会なのではないかと受けとめました。そして、学内の教員・事務職員、市役所の関連部局の職員の皆様と一緒に、どのような形の取り組みにしていくべきかについて協議を重ねてまいりました。

◾️現在、日本の社会は、世界に類をみない「人口減少時代」に突入しています。これまで人口を伸ばしてきた大津市も、今後は人口減少の段階に入ります。全国の都市近郊にあるいわゆる新興住宅地においては、高齢化率の上昇に伴い様々な問題が発生していますが、大津市の新興住宅地も例外ではありません。ところが、そのような高齢化率の上昇に伴う問題に関して、行政サービスをさらに要求していくことは大変困難な状況になってきています。人口減少により税収が減少していくからです。また、現在、人口減少社会に対応していくために、国が主導する中で、都市計画においてはコンパクトシティ&ネットワークや立地適正化計画によるまちづくりが進められようとしています。このような社会状況の中で、現在、何が必要とされているのでしょうか。私たちは、地域社会が行政からの支援を受けつつも、そこにお住いの皆さん自身が、地域の課題を共有し、地域ならではの共助の仕組みを生み出し、そのような仕組みを地域の中に蓄積していくことなのではないかと考えています。そのためには、様々な能力を持った地域の皆さんが横につながっていく必要があります。

◾️今回の越市長のご提案による「学生まちづくりLab」では、そのような高齢化率の高まりに伴う問題に関して、地域での共助の仕組みづくりや、横のつながりづくりを学生の皆さんが地域の皆さんと協働しながら進めていくことが大切なのではないかと考え、どの地域の皆さんと連携していけばよいのか検討を重ねてまいりました。検討の結果、仰木の里の皆様と連携していくことがよいのではないかとの結論に至り、先月のことになりますが、仰木の里学区自治連合会の役員の皆さんと協議をさせていただきました。そして、今月は、仰木の里の団体長の皆さんに、この「学生まちづくりLab」のご説明をさせていただく機会を与えていただきました。結果として、龍谷大学や市役所とともに、「学生まちづくりLaboratory」の活動にご参加いただけることが了承されました。

◾️今年度は、仰木の里における「地域課題の整理と共有」と「可能性や魅力の発見」をテーマに活動を行なえないかと考えています。地域の皆さんと学生の皆さんとの協働によるフィールドワーク(関係者への聞き取り調査を含む)、課題や魅力に関してディスカッションを行うグループワーク、外部の専門家を講師とした学習会等を経て、年度末には「学生まちづくりLaboratory」の成果報告会の開催につなげていければと考えています。もっとも、今後の具体的なことにつきまして、団体長の皆さんや地域の皆さんとの協議の上で決定させていただきたいと思っています。このような活動の中で、共助の仕組みに関する新しいアイデアや、新たな横のつながりが生まれてくるとも期待されます。年代を超えた地域の皆さんと学生の皆さんとの交流により、この「学生まちづくりLaboratory」の活動の魅力が一層増していくのではないかと思っています。

◾️龍谷大学の学生の皆さん。ぜひ、「学生まちづくりLaboratory」の学生研究員にご応募ください。

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