地球研のワークショップ

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▪︎昨日は、午前中、3人の大学院生の指導をしたあと、慌てて、京都市の北区上賀茂にある総合地球環境学研究所に向かいました。この研究所は、地下鉄・国際会議場から、さらにバスに乗って移動しなくてはいけません。近くに、京都精華大学や京都産業大学があります。そういうと、瀬田キャンパスからはどれだけ遠いからご理解いただけるかなと思います。

▪︎昨日は、PD研究員の浅野さん打ち合わせを行いました。というのも、今日、私たちの研究プロジェクトにとって重要な調査サイトである滋賀県甲賀市甲賀町小佐治での調査と、地域の農家の皆さんに調査の趣旨を説明する説明会が開催されるからです。私もその予定で日程を調整してきたのですが、突然、突発的な仕事が研究部に生まれてしまいました。そのため、調査に参加できなくなりました。本来、私がするべき仕事を、プロジェクトリーダーの奥田さんや研究員の浅野さんにお願いしなくてはいけなくなりました。残念です。本当に学内の研究部の仕事と、総合地球環境学研究所の研究プロジェクトの両立が大変で、まいっています。

▪︎打ち合わせのあと、総合地球環境学研究所のセミナー室で開催されていたワークショップを覗いてみることにしました。地球環境学のためのリモートセンシング(遠隔画像解析)とドローン(無人航空機)の使いみちについて最新の情報を共有するためのワークショップです。メインの2つの事例報告は、かなり技術的・専門的な話しだったようです。私は、短い事例紹介をいくつか聞かせてもらいました。

▪︎リモートセンシング(遠隔画像解析)とドローン(無人航空機)という技術は、いわば「鳥の目」なのですが、この「鳥の目」からの環境情報と、深い聞き取り調査という「虫の目」からの環境情報の対話は可能なのでしょうか。可能とすれば、それはどういう意味でなのか。可能にするための条件や方法はどのようなことなのか…いろいろ頭のなかで「妄想」していました。このような「鳥の目」の技術は、「誰にとって」の「何のため」の技術なのか、いつも注意深く考えなければなりません。技術はニュートラルではないからです。

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