ズービン・メータ
■昨晩は、リビングからマーラーの5番が聞こえてきました。NHK「クラシック音楽館」を妻が視ていました。昨晩は、ズービン・メータ指揮のイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団。プログラムは、シューベルトの「交響曲 第6番 ハ長調 D.589」とマーラーの「交響曲 第5番 嬰ハ短調」でした。私がきがついたときは、すでにマーラーの5番が始まっていました。
■メータは1968年からイスラエルフィルの音楽監督を務めているそうです。非常に長い関係ですね。強い絆で結ばれているといわれています。シンフォニー全体の仕上がり具合に関しては、なんともいえませんが、豊かな弦楽器の響きにちょっと驚きました。素晴らしさは噂通りだなと思いました。また、アンコールは、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲。これは私自身、思い出深い曲なので、グッときました〜。
■ところで、メータとイスラエルフィルによるマラーの5番を聞きながら、「あれっ…そういえば、メータのLPレコードをもっていたな」と思い出したのでした。すでに、LPレコードを聞くことのできるプレーヤーは、我が家にはありません。なんですが、LP自体はいまだにきちんと保管してありました。誇りかぶっていましたけど…。ジャケットは、若い頃のメータ。といいますか、このLPレコード自体を購入したのが、ずいぶん昔のことですので、当然、メータの髪の毛も黒々としています。中をあけると作曲家・音楽評論家の柴田南雄が解説を書いています。その日付は、1976年になっています。購入したのは1976年ではなく、もう少し後だと思います。価格は、4,000円。当時、超・貧乏だった私によく買えたな…と思うような価格です。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(マスカーニ作曲)
■余韻に浸る間もなく、「ブラボー」!! とても日本的現象かもしれませんね。メータも、目を丸くしてびっくりしています。個人的には、この「プラボー」と叫んだ人も恥ずかしいだろうに…と思うわけですが、意外に本人は得意げだったりして…。この曲は、学生時代に何度も弾きました。しかし、私たち学生では、こんなに長くフレーズ感じとることや、同時に繊細かつダイナミックに演奏する事はできませんでした。今から思うと恥ずかしいです…。譜面づらは弾けるのですが、こんな風にはまった演奏できませんでした。まあ、あたりまえか(^^;;。