総合地球環境学研究所での研究会議(その1)

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■今日と明日は、総合地球環境学研究所の研究プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会─生態システムの健全性」の全体会議です。研究プロジェクトは複数のグルーブで役割分担をしており、それぞれのグループのリーダー(コアメンバー)が報告をしました。私は、社会科学系のグループのリーダーとして報告をしました。ディスカッションでは、いくつかの「宿題」をいただきましたが、グループ内の優秀な若手のメンバーの協力もあり、なんとか「宿題」として与えられた壁を超えることができそうです。

■今年度の秋からは、予備研究(FS)からプレリサーチ(PR)、来年度からはいよいよフルリサーチ(FR)の5年間が始まります!! プロジェクトの予算がドンとつき、いろんなメンバーを誘って本格的に研究に取り組むことができます。精神的なプレッシャーはかなりありますが、地域社会との連携、他分野との連携をより深め、良い成果を出せるように頑張ります。

■以上の総合地球環境学研究所の研究プロジェクトは、滋賀県の野洲川流域を中心取り組むことから、龍谷大学の政策学部が中心となって取り組む「LORC」による「限界都市化に抗する持続可能な地方都市の『かたち』と地域政策実装化に関する研究」とも部分的に連関するところがあります。私は、この「LORC」にも参加しているので、両者の関係者の「出会い」があればなとも思っています。「LORC」の研究テーマの最後に「地域政策実装化」とありますが、地球のプロジェクトも、単なる科学的な研究ではなく、野洲川流域での新たな流域管理の方法を科学的な研究をもとに構想し、それらをモデル的に取り組む地域社会との連携実践を通して、将来的には「実装化」していくことを目指してるからです。

【関連ページ】生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会─生態システムの健全性
【関連エントリー】 限界都市化に抗する持続可能な地方都市の「かたち」と地域政策実装化に関する研究

【追記】■晩は、京都四条で懇親会をもちました。朝9時から夕方17時までずっと会議でした。みなさん、お疲れさまでした。このあとは、多くの皆さんが二次会へ。私は、二次会の途中で奈良の自宅に戻りましたが、総合地球環境学研究所の施設に宿泊する皆さんは、深夜まで楽しまれたようです。個人的な考えですが、こういう懇親会は研究プロジェクトの凝集性を高めていくためには必要なことだと思います。
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