ほぼ日手帳カズン Harris Tweed Hamish(ハミッシュ)

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■世の中の文房具好きの皆さんは、そろそろ手帳のことを考えはじめるシーズンではないでしょうか。街中の文房具売り場では、様々な種類の手帳やカレンダーが売り出されています。で、私はといいますと、長年、「超整理手帳」を利用してきました。何年間使ってきたでしょうね〜。かなり長い期間、使ってきました。が、しかし。来年から、「ほぼ日手帳」(カズン)にすることにしました。じつは、以前、「ほぼ日手帳」を使っていたのです。

■今回、「ほぼ日手帳」をネット販売している「ほぼ日ストア」に発注しました。そろそろ、届くはずです。「ほぼ日手帳」には、いくつか種類があります。私が注文したのは、A5版(ちょっと大きめの「カズン」と呼ばれているタイプ)のものです。私が以前使っているときは、この「カズン」はありませんでした。ただし、サイズが大きいだけでなく、いろいろ工夫が凝らされています。詳しくは、こちらをご覧いただきたいのですが、以前と比べてずいぶん進化しているな〜というのが率直な感想です。

■wikipediaでも解説されています。以下が、その解説です。

概要
「ほぼ日手帳」は、「ほぼ日刊イトイ新聞」オリジナル商品として制作・販売される手帳で、1日1ページという、高い自由度のため、ユーザーは様々な趣向を凝らしながら使うことが可能である。その様子は、ほぼ日刊イトイ新聞のウェブサイトや公式ガイドブックなどで紹介されている。
ほぼ日手帳は、2013年版は、全国で48万人の利用者がおり、全国のロフトでの販売を開始して以来、ロフトでの手帳部門での売り上げが2005年版~2013年版の9年連続で1位である。
概歴[編集]
「ほぼ日刊イトイ新聞」のオリジナルグッズ開発会議での発案をきっかけに、「自分たちが使いたい手帳をつくろう」という思い[2] の下に、2001年春にプロジェクトが開始し、2001年冬に初年版となる「ほぼ日手帳2002」が発売された。
当時、手帳の担当に抜擢されたのは、その年新卒で入社したばかりの松本絢子であった。素人によるオリジナル(独自)の手帳作成のため、「ほぼ日」読者へのアンケートによる意見を参考に、手帳の仕様が決定。この2002年版の時点で、「1日1ページ」、外付けの「カバー」など、現在と大筋同様のコンセプトが盛り込まれた内容であった。この制作の流れは現在も受け継がれており、「ほぼ日」読者や手帳ユーザーアンケートへの回答・意見などを基に、毎年仕様の見直し・改良が行われている。中には、導入されたものの、翌年版には廃止された短命な改良点もあった。

■以上の説明からは、この「ほぼ日手帳」が、基本のベースをもとに、ユーザーの「参加型・参画型」の意見によって「成長・発展」していることがわかります。他の手帳でも、たとえばこれまで使用してきた「超整理手帳」でも、「参加型・参画型」の側面はもっているのですが、「ほぼ日手帳」は、圧倒的にその自由度が大きいことが特徴かと思います。自分で、自分の手帳を、「成長・発展」させていくことができるのです。今年2015年度の手帳では、1つずつ、シリアルナンバーが打たれています。こう公式ページでは解説しています。「本体表紙の見返しに手帳ごとの製造番号がナンバリングされています。ひとつとして同じ手帳はなく、より愛着を持って使っていただけます」。手間をかけて、可愛がれば、可愛がるほど、「世界でここにしかない、ユニークな手帳」が完成するのです。そのための「ほぼ日手帳」では、「あっ…なるほど〜」という様々な工夫を凝らしています。

■ただし、課題があります。どこまで、「ほぼ日」側の「戦略」に乗って「愛着」をこの手帳に注ぎ込めるか…ということです。この手帳が大好きになるためには、マメさが必要です。自分でいうのもなんですが、まあ、このブログを書いているようなマメさがあれば、おそらく世界で唯一自分だけの「ほぼ日手帳」が「作品」としてできあがることでしょう。そうなると、「楽しく」なるはずです。このあたりも、「参加・参画型」という点と連動していると思います。そのような「ほぼ日手帳」のトータルなシステムが、「全国のロフトでの販売を開始して以来、ロフトでの手帳部門での売り上げが2005年版~2013年版の9年連続で1位」(wikipedia)という結果を生み出しているのかもしれません。ただし、ブログと同じように、この手帳に愛情を注ぎ込めるのか…まだ、確信をもてません。

■しかし、この「ほぼ日手帳」には、愛着をもつためのさらなる工夫も凝らさせています。自分のお気に入りに手帳にするために、じつに様々な種類のカバーを用意しているのです。今年、私が注文したのは、「Harris Tweed Hamish(ハミッシュ)」というカバーです。トップの画像は、「ほぼ日手帳」の公式サイトからのものです。「スコットランドのハリス島を中心に作られている、世界的に有名なツイード生地『ハリスツイード』と革を組み合わせて作った三つ折りタイプのカバー」です。こうやって、自分で自分の手帳に「投資」をして、「自分だけの手帳」、「愛着」を注ぎ込める手帳…になるように、自分で自分に思い込ませているのかもしれません。とりあえず、来年は、「ほぼ日手帳」(カズン)です。

【追記】■このような「ほぼ日手帳」の背景にある考え方やシステムって、ちょっと「地域づくり」や「環境再生」の実践を考える上でも参考になる…のかもですね。

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