阪急梅田の「新聞原稿」箱

20140910hakyuumeda.jpg■老母の生活介護に週1回かよっています。介護世代です。そのさい、必ず阪急宝塚線を利用します。その宝塚線の一番端に、写真のような箱があります。「新聞原稿」と書いてあります。なんとなく推測できるのですが、不思議な箱ですね。同じように「なんだろう…」と思う人が多いようですね。ネットにこの箱に関する説明がありました。まあ、その情報が正しいのかどうか、私自身は確かめることはできませんが、参考にはなります。facebookでも鉄道ファンのページに投稿したところ、お詳しい方から説明を受けることができました。

■今はE-mailがありますし、インターネットで簡単に原稿を送ることができますが、ずっと以前はそうではありませんでした。手書きの原稿を、鉄道を使って届けていたようです。お詳しい方のお話しでは、「各新聞社と阪急が契約をしていて、新聞原稿を(格安で)荷物として本社(大阪本社)に届けるのに、しっかりと間違いなく届く鉄道を利用」したのだそうです。「京・阪・神にある新聞社の支局(支社)が例えば河原町の駅に預けると駅員が運転士に渡し、運転士が梅田駅でこの箱に入れる」、そして電話で連絡を受けた本社の方が、梅田駅まで記事を受取にいく…そんな仕組みになっていたようです。なるほど…です。

■しかし、インターネットの時代に、どうしてこの「新聞原稿」の箱が残っているのでしょうか。撤去するのが面倒だから…とか。あるいは、非常の際の通信手段を残してある…とか。きっと何か理由があるかと思うのですが、実際のところはどうなんでしょうね。

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