父の日

20140616momonoshizuku.jpg ■昨日は、「北船路米づくり研究会」の報告会が北船路の集落であり、私は出かけていました。報告会の始まる前は、棚田を登り、田んぼの様子をみにいってきました。その最中に妻からLINEで連絡が入りました。娘が父の日のプレゼントを贈ってくれたとの連絡でした。帰宅後、さっそく確認したところ、伏見の酒、純米大吟醸「桃の滴」(松本酒造)でした。嬉しいですね〜。

■この「桃の滴」の銘柄の由来について知りませんでした。このプレゼントのことをfacebookにアップしたところ、知り合いの人が教えてくれました。松尾芭蕉の句に関係しているというのです。松本酒造の公式サイトにもきちんと説明されていました(まあ、当然ですか…)。

桃の滴」
松本酒造の南東数百mに西岸寺(さいがんじ)(油懸(あぶらかけ)地蔵(じぞう))という古寺があります。江戸時代、俳聖・松尾芭蕉が当時の任口(にんこう)上人を訪ねて、「我(わが)衣(きぬ)に ふしみの桃の 雫せよ」と詠みました。
「伏見桃山」の地名が残るこの地域の名産であった「桃」の「しずく」に上人の徳を例え、その徳に一滴でも肖りたいと詠じた芭蕉の心がふくよかに香る名句です。
句碑も西岸寺に現存しています。
弊社は芭蕉の心をわが心として丹精こめて磨き上げた味と香りの逸品にふさわしい商標とし、命名しました。上質な米から溶け出てきたコクのある上品な美味と麹や酵母が作り出す豊かな味わいの中に果物の味を感じさせるほのかな香りが、呑むたびに桃源郷へと誘う「桃の滴」の特徴です。

■なるほど〜。そうなのか。調べてみました。西岸寺は浄土宗本願寺派の寺院とのことです。親鸞聖人とも関係のあるお寺です。場所は、龍谷大学の深草キャンパスのある京阪「深草」駅の隣、「藤森」駅のすぐ近くにありますね。芭蕉の句碑もあるとのことなので、一度、機会をみつけて訪れてみたいと思います。

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