「大津エンパワねっと」全体授業

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■今日の投稿は、龍谷大学社会学部の地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」について。「大津エンパワねっと」コースのなかにある実習も取り込んだ授業「地域エンパワねっとⅠ」・「地域エンパワねっとⅡ」では、大学に隣接した瀬田東学区と、大津市の中心市街地にあたる中央地区の2カ所で、学生たちが活動しています。「エンパワ」の授業は金曜日の1・2限に開催されますが、地区ごとに集まって集団指導を行う日と、全員が集まって授業を行う日の両方があります。今日は、後者の方。6期生の全員か集まり、全体授業が行われました。トップの写真は、瀬田東学区で地域の防犯をテーマに取り組んでいるチームです。臨床福祉学科の高松智画先生の指導を受けているところです。

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■「地域エンパワねっとⅠ・Ⅱ」は、社会学部の4学科すべての学生が履修できる教育プログラムです。そして、4学科から教員が1人ずつ出てこの授業を担当しています。担当者の代表は、コミュニティマネジメント学科の笠井賢紀先生です。今日も笠井先生の進行で授業は始まりました。現在、学生たちは、地域社会で地域づくりに取組む皆さん、そして地域づくり団体からヒアリングを行うとともに、地域の活動に参加しながら、自分たちのチームのテーマを絞り込んでいこうとしています。学生ならではの「目線」から、この地域の課題や魅力をどのように発見していくのか。どのチームの学生たちも、悩みながら頑張っています。でも、雰囲気はとても楽しそうです。素敵なことですね。

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■今日の授業の前半では、「ワールドカフェ」という方法を用いて授業が実施されました。「ワールドカフェ」とは、どのような方法なのでしょうか。ネット上では、以下のように解説されています

ワールド・カフェとは、“カフェ”にいるようなリラックスした雰囲気のなか、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら話し合いを発展させていくこと。相互理解を深め、集合知を創出していく組織開発の手法です。その考え方や方法論は世界中に普及し、ビジネスや市民活動、まちづくり、教育などさまざまな分野で活用が進められています。

■チームに分かれて、「地域と、地域で、私たちには何かができるのか」ということをテーマに話し合いをします。テーブルの真ん中には、模造紙を広げてあるのですが、そこに話し合いのなかから生まれた意見やアイデアを書き込んでいきます。そのあと、チームでの話し合いを説明する人を1人を残して、他のメンバーは別のチームのテーブルに移動します。そこで、また、「地域と、地域で、私たちには何かができるのか」というテーマについて自由に話しをします。そして、模造紙にも書込みをしていきます。この段階が終ったら、各自、もといた自分のチームのテーブルに戻ります。他のチームの人の意見やアイデアが書き込まれています。こうやって、相互理解を深めていくのです。他のチームの書込みが、思わぬヒントになったり、励ましになったりするのではないかと思います。

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■今日は「ワールドカフェ」だけでなく、「クリッカー」という装置も使用されました。一方的に教員が講義をするのではなく、この装置を使って学生も意見を簡単に述べられるのです。双方型の授業を支援するために開発された装置なのです。学生たちの意見をリアルタイムに集めることのできます。いろいろ便利なものが生まれていますね〜。

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