寒い日のチャイ

20130113chai.jpg ■寒い日には、甘いチャイがぴったりです。チャイとは、お鍋で甘く煮出したインド風のミルクティーのことです。豊かな香辛料の香りもします。この日のチャイには、シナモン、カルダモン、ジンジャー、クロープ、ブラックペッパー…といった香りが。砂糖も、種子島のサトウキビでつくった無精製のもの。あらかじめ、甘味がついているミルクティーです。知り合いの膳所の紅茶専門店をひさしぶりに訪問し、大変美味しくいただきました。

■ティー=紅茶は、インドがイギリス領だったころにイギリス人が中国から持ち込んだものなのだそうです。紅茶といえばインドを連想しますが、その紅茶も含めてお茶のルーツは中国なのです。実際、中国でも紅茶は生産されています。実際にいただいたことがありますが、そのままストレートで何倍も飲む感じの紅茶です。通常の紅茶よりも、あっさりしています。インドといいますか、イギリス式の紅茶だと、ミルクや砂糖を入れていただくわけで、それらとバランスが取れて美味しくいただけるように、渋みが強くなっているようです。

■何に関する本だったか忘れましたが(世界システム論の話しだったように記憶していますが…)、産業革命の時代、ジンを飲んだくれている労働者がもっときちんと働くように、資本家がジンのかわりに砂糖入りの紅茶を飲ませたという話しを読んだことがあります。カリブ海の地域では、アフリカから連れてきた奴隷を使ってサトウキビ畑や製糖工場で働かせて砂糖をつくらせ、紅茶は植民地のインドで生産する。なるほど…なのです。

■チャイをいただいたあと、家族のお土産の紅茶を3種類購入しました。いずれもティーバッグの紅茶ですが、普段飲んでいるスーパーマーケットで買うL社の紅茶とは違い、香りの良い美味しい紅茶です。

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