JR湖西線

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▪︎2つ前のエントリー「湖西の小河川」では、小鮎やハスをつかまえたことを書きました。この写真は、そのときに写したものです。最近、一眼レフカメラを持ちあらかなくなりました。ひとつは、歳をとって重いカメラをもつことが辛くなってきたから…でしょうが、もうひとつには、通常はiPhone6 plusで十分に事足りるようになってきたからです。iPhoneのカメラの性能がアップしたんですね。とはいえ、性能がアップしたとしてもiPhoneのカメラでは辛いなと思うことがあります。たとえば、今回のエントリーのような写真です。

▪︎何を撮ろうとしたのかといえば、JR湖西線を「特急サンダーバード」が走っていたので、景色と一緒に撮りました。しかし、どこに「サンダーバード」が走っているのか、よくわかりませんね。山裾を走っているんですけどね〜。大きくズームアップして琵琶湖と一緒に写したかったのですが、この距離だと、iPhone6では無理です。もちろん、一眼レフカメラをもっていませんでした。場所は、JR湖西線の北小松駅に近い、湖岸です。この写真では、半島のように見えますが、山裾が琵琶湖にまで迫っているようにみえるあたりを経由してJR湖西線は北上し「近江高島」駅に向かいます。写真の一番右、山裾が琵琶湖に迫っているところの、琵琶湖には「白髭神社」の鳥居が確認できます。ちょこっと…琵琶湖から突き出ているのが、鳥居です。この白髭神社の少し東の方には、伊吹山が見えるはずなのですが、「特急サンドーバード」を撮るときには見えませんでした。下の写真は、夕方近くになり、なんとか確認できた伊吹山です。ちょっと拡大してみました。ぼやっと、山の輪郭が確認できます。
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▪︎せっかくですので、以前、アップした白髭神社の写真もアップしておきます。
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台風11号

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▪︎台風11号がやってきました。朝6時の時点でJR琵琶湖線が京都-米原間で「運転見合わせ」をしていました。7時過ぎには、とりあえず「運転再開」されたようです。ということで、「授業休止の取扱基準」という大学の基準からすると、午前中は休講措置が取られるのかなと思っていました。ところがです。違っていました。「運転見合わせ」であって「運転中止」ではないという判断から、休講ではないというのです。「運転見合わせ」だと通常通り授業をするというのです。なんだか、大変紛らわしいです。しかも、大学のホームページはサーバーの調子が悪いのか、なかなかつながりません。休講かどうかが心配になった学生たちが一斉にアクセスしたから…なのかどうかわかりませんが、肝心のときにつながらないのです。困りました。

▪︎ちなみに、京都産業大学、滋賀県立大学、立命館大学びわこ草津キャンパスは、少なくとも午前中は休講措置をとったようです。しかし、我が龍谷大学はそうではありませんでした。休講と勘違いした龍大生も多かったのではないかと思います。また、実質、瀬田キャンパスだと、授業に間に合わない学生も多数いたのではないかと思います。また、深草キャンパスはもちろん通常通り授業をしているのですが、滋賀県に住んでいる学生はおそらくは授業に出ることができなかったと思います。学生間で、授業に出ることができる学生とできない学生がいるというのは、かなりまずいように思います。今後の大学全体としての判断を待たねばなりません。

▪︎私はといいますと、京都に到着したときに、普通電車が2時間遅れになっていました。これはいつ来るのかわからないなと思い、問題なく運転している湖西線に乗り、まずは大津京駅までいき、そこからは京阪電車石山坂本線に乗り換えて石山まで移動しました(トッブの写真)。石山からは、タクシーでなんとか瀬田キャンパスに到着しました。大学に到着すると、理工学部のS先生に出会いました。S先生からお聞きしたのですが、学生のばあい、誰か一人が大学に電話かけて通常通りと聞き、LINEやTwitterで友達に情報を流していく…という状況があったとのことでした。今時ですね〜。

20150717kenkyubu.jpg▪︎さて、今日はもうひとつ気がかりなことがありました。この台風の騒動のなかで、瀬田キャンパスでは、私が部長を務める研究部の事務室が、智光館の2階から1号館の1階に引っ越すことになっていたのです。キャンパスに到着すると、職員の方たちが引っ越し作業に取り組まれていました。もちろん、什器等をトラックで移動させるのは業者さんですが、台風のさなかの引っ越しは大変です。写真は、新しい事務室です。まだ、あまり什器が搬入されていません。以前は、情報メディアセンターの事務室があった部屋です。研究部長の執務室も、ここに移動します。

阪急梅田駅

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20150524indian.jpg ▪︎学生の頃、通学に使っていたのは阪急電車でした。また、その当時は神戸に住んでいたので、阪急梅田駅は、梅田でおこなわれるコンパにいったりデートするときに利用する駅でした。目的は「遊び」ですね。今は、老母の世話をしにいくさいに通過するのが阪急梅田駅です。親の生活「介護」のために利用しています。そうなるとは、学生時代は考えたこともありませんでした。さて、毎週、片道2時間半かけて老母の世話をしにくいこと、私にとってはなかなか骨のおれることです。遠距離介護をされている方たちからすれば、「なんだ、たいした距離ではないじゃないか!」とおっしゃるでしょうね。はい、そのことはよくわかっているのですが…。ということで、老母の介護のさいには、自分に「ご褒美」をあげることにしています。

▪︎老母宅に向かうさい、昼食は、阪急梅田駅に隣接する阪急梅田三番街の「インデアンカレー」で楽しむことにしています。カレーは、どこでも食べられるのですが、この「インデアンカレー」は特別の味なのです。最近は、しだいに注文も「エスカレート」してきました。以前は、ルー大盛りに卵を加える程度でしたが、最近は、ルーダブル&卵を楽しんでいます。大きなオタマ2杯分のルーがかかります。昨日は、ルーダブルに加えて、付け合せのキャベツのピクルスも大盛りにしてしまいました(写真左上に、3色の札があります。「ルーダブル」、「卵」、「ピクルス大盛り」です。おそらくは、プルーが「ルーダブル」だと思うんですが…こんど聞いておきます)。老母宅から帰るときは、また梅田を通ります。その日が土曜日ならば、これまた阪急梅田駅に隣接する「新梅田食堂街」に吸い込まれるように行ってしまいます(日曜日はお休み)。ちょっとだけ、立呑みで休憩をすることにしています。

▪︎しかし昨日は、「新梅田食堂街」には向かわずに、阪急梅田駅構内にある喫茶店に入ることにしました。構内の喫茶店、ホームのあるフロアには2つあります。一番西側の神戸線のホームと一番東の京都線のホームの2箇所です。しかも、階段を上ることになりますで、喫茶店の窓からは、神戸線、宝塚線、京都線、すべての路線を見渡すことができます。鉄道ファンにとっては、たまらない風景です。次々に到着・出発する様々な型式のマルーン色の電車や乗降客の波をやっくり眺める…、多くの皆さんからすれば「それがどうしたの?」となってしまうわけですが、鉄道ファンはここで楽しい時間を過ごすことができるのです。

とりあえず…

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▪︎研究部長の仕事を始めてから、もうじき2ヶ月になります。なんといいますか、なかなかハードです…。会議と協議や打ち合わせの多さ、そして難しい案件…。一緒に仕事に取り組んでいる事務職員の皆さんは、逞しいといいますか、大変パワフルに仕事をされているので、驚きです。そのような皆さんについていくだけで必死の状態です。研究部長の任期は2年ですが、体を壊さないように頑張らねばという感じです。写真は、丹波橋の踏切です。月曜日の晩に撮りました。とりあえず、その日の仕事を終えて疲れはてた体を、軽く生ビールで癒やしたところです。学生の皆さん、研究プロジェクトの皆さん。そういう状況ですので、なかなか指導や研究プロジェクトの進捗作業のために時間をとれない状況です。申し訳ない。

京阪・深草駅

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▪︎一昨日、日曜日でしたが深草キャンパスに行きました。担当している研究部の仕事の関係で、どうしてもやっておきたいことがあり、部屋にこもって仕事をしました。4時間程集中して仕事をしたあと、その日は夕方からご近所のお通夜があるため、16時頃には京阪・深草駅から帰宅することにしました。トップの写真は深草駅まで歩いていく途中のものです。私は、線路、電線、駅、鉄柱等で構成されるこの風景が好きなのですが、この日は少し様子が違っていました。プラッホームが広がっているのです。ひょっとして、もっと前から拡幅されていたにもかかわらず、気がついていなかったのかもしれません。いずれにせよ深草に国際学部ができて学生数が増えているので、安全確保のためにも、プラットホームが拡幅されることはありがたいことです。まあ、この工事と、龍谷大学の都合が、どこかで結びついているのかどうか、そのあたりは私はよくわかりません。

▪︎ということで、この工事のことを調べてみました。以下は、京都市からの情報です。

京都市では,人と公共交通優先の「歩くまち・京都」を目指し,高齢者や障害のある方をはじめ,すべての人が安心・安全で円滑に移動できるまちづくりを実現するため,交通バリアフリーを推進しています。

平成26年3月に策定した「深草地区バリアフリー移動等円滑化基本構想」において,深草自由通路及び京阪深草駅舎新設によりバリアフリー化することとしており,早期の整備に向けて京阪電気鉄道株式会社等と協議調整を進めてきました。

この度,京阪電気鉄道株式会社が既に準備工事を進めている京阪深草駅のバリアフリー化工事に併せて,平成26年11月17日から深草駅自由通路のバリアフリー化工事に着手しますので,お知らせします。

▪︎なるほど、京都市の「街のバリアフリー」工事と京阪電車の「駅のバリアフリー」工事が同時に進行しているわけですか。もともと、深草の駅は、自転車も押して通行できるような構造になっていました。しかし、その駅舎は廃止になります。そして少し南側、大阪寄りのところに新しい駅舎ができるようです。その駅舎につながる形で、新しい通路もできるようです。

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▪︎このことをfacebookに投稿したところ、複数の鉄道ファンの皆さんからいろいろ有益なコメントをいただくことができました。深草駅にある線路についてです。少し脇道にそれたところから…。深草駅は、1980年(昭和55年)3月以前まで、車庫がありました。その深草車庫は淀車庫へと移転しました。その移転後のこと、wikipediaの「深草駅」では以下のように説明されています

深草車庫廃止後は留置線として利用されていたが、1988年2月に深草駅の側の龍谷大学の学生の利用増により、ホーム幅を1m拡張するために東西各1本の留置線を撤去した。最終的には淀車庫の拡充に伴い東側の1本の留置線を残して、その他の留置線は撤去された。深草車庫の跡地の西側部分には京都市立砂川小学校の用地となった他、2001年9月に東急不動産が分譲するマンションが建設された。

線路配置は深草駅を挟んで東側に3線の留置線、西側に5線の留置線(留置線有効長は最大5両まで)と検車庫を備えていた。のちに急行運転開始に向けて深草駅に待避線を設置したときに東西の留置線各1線の一部を流用した。京阪線の連結運転の長編成化に伴い、深草駅のホームを延長したため留置線が短くなり、最終的には1線ずつ減った。現在は1線のみである。

▪︎深草に京阪電車にとってとても重要な車庫があったとは、まったく知りませんでした。しかも、龍谷大学の東側にある砂川小学校や東急不動産のマンションのところに車庫があったとは…、ちょっとびっくりしました。ちょうと「喫茶みどり」の前あたりには、京阪の電車が停車していたというわけですね。昔の様子を、「みどり」のマスターにぜひお聞きしみたいと思います。話しが脱線していますね。facebookのコメント欄での話しに戻ります。じつは、コメント欄でwikipediaの説明にある留置線は「いつ使っているのか」というご質問があったのです。私は、鉄道が好きではありますが、徹底したファンの方たちのように深い知識をもっているわけではありません。お答えのしようもなかったところ、別の方たちから以下のようなコメントをいただきました。

【Yさんから】深草駅の1番、4番線は、平日朝ラッシュ時に、特急と快速急行を10分より短い間隔で運転しつつ、その間に、準急、普通を入れようとすると、深草待避が必要になります。また、ホームは7両分ですが、線路は8両分あるので、回送待避も見られます。12分ヘッド運転だと、深草待避が合理的なようです。正月ダイヤ時は、特急→普通連絡は、七条、中書島になり、普通は深草待避です。ちなみに、丹波橋は、急行→普通連絡(向かい側で乗り換え)になります。普通は、深草で後続の特急に抜かれ、丹波橋で後続の急行を待って、先に行かせるというのんびりです。

【Tさんから】深草駅のバリアフリー化工事・駅舎の移転(大阪方へ)とホーム拡張工事は順調に進んでいて、三条・出町柳方面行ホームはすでに線路が移設されて、ホームの拡張が終わっています。5月16日~17日と一部の列車を運休して工事時間を確保して、枚方・淀屋橋方面のホームの拡張工事が進んでいます。 深草駅は昭和55年に淀車庫が開設されるまでは、京都方の重要な運転拠点として、運転士・車掌さんの所属する列車区というのも存在していました。昭和62年の東福寺~三条の地下化工事完成に伴う時刻改正で「深草行」電車の設定は無くなりましたが、今の車両には、今なお行先表示に「深草」の文字が残っています。深草駅の待避線は行楽シーズンに運転される七条~京橋ノンストップの特急が深草で先行する普通列車を追い抜くのに使用しますし、平日朝ラッシュ時が一息つくころには3扉ロングシートの車両から2扉クロスシートへの特急車両を交換するのに、淀車庫から出庫した特急車が深草で待避するのにもつかわれています。京阪電車を気にかけていると「深草」という文字、言葉の響きには特別な思いがあります!

 

▪︎お2人からのコメント、とってもすばらしい。私のようなただの電車好き(プチ鉄)とは異なり、豊かな知識と見識をお持ちなのだな~敬服しました。私にとっては、大学の本部のあるキャンパスの最寄りの駅…という感じてしかありませんでしたが、これからはもっと違ったまなざしで深草駅をみることになりそうです。

阪急梅田駅

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▪︎昨日は、老母の生活介護の日でした。行き帰りとも、梅田駅を通ります。帰宅するときの方が、「任務」を終えたあとの安堵感があります。気持ち的に余裕もあるので、昨日は、梅田駅で写真を撮りました。もちろん、カバンに入れて持ち歩いている「iPhone6plus」のカメラですけれど…。もう、日常的に一眼レフを持ち歩く気力がなくなってきました。昔は、そうしていたんですけどね〜。

▪︎この写真は、facebookの方にアップしました。すると、 facebookのお「友達」の皆さんから、長めのコメントをいろいろいただくことができました。やはり、私と同じくKGの同窓生の方たちは、ここから西宮の大学に向かうことになるので、特に、現在は大阪から離れておられる方たちであれば、余計に、「懐かしい」風景かなと思います。

▪︎コメントをくださった方のお一人は、プロの鉄道マンの方です。関西の大学で学ばれました。こんなコメントをくださました。

「ズラッとならぶ統一感ある電車たち、複々々線の並走、荘厳な百貨店の通路など、日本とは思えません!たまにお出掛けで使うくらいだったので、良い思い出です」。

▪︎的確なコメントをいただきました。トップの写真は、神戸線のホームから撮ったものです。どの車両も、「マルーン」と呼ばれる色で統一されています。手前から、9・8・7番線では神戸線。6・5・4番線が宝塚線。3・2・1番線が京都線になります。良い広角レンズを使うと、ひずみもすくなく、マルーンの電車がずらっとならんだ素晴らしい写真が撮れるのではないかと思いますが、私の腕では、この程度です…。この9つのフォームでは、次々と電車が出入りするわけですが、特に梅田ー十三間は3本の路線があるので、電車が同時に走ります。鉄道ファンでなければわからないと思いますが、これもたまらない風景なのです。改札を出るとエレベーターがあり、私が贔屓にしている新梅田食堂街(JRのガード下のエリア)をぬけると、阪急百貨店がそびえています。現在は改修されたものですが、改修前の雰囲気のほうがよかったんですけどね〜。全体にいえることは、阪急は「シック」で上品だというこでしょうか。

▪︎ところで、「213 阪急梅田~十三間の3複線区間、京都本線だけ中津駅がない理由」という記事をみつけました。中津駅というのは、梅田の次にある駅なのですが、京都本線だけ駅がありません。「結論から言うと、その理由は3つの複線のうち京都本線の線路が最後に建設され、『ホームを作る場所がなかったから』」だそうです。なるほどね。詳しくは、記事を直接お読みいただければと思います。

近鉄特急「しまかぜ」に乗る !

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20150510shimakaze5.jpg▪︎今日は、奈良の近鉄・大和八木駅の近く、新ノ口駅というところまで、運転免許の更新にでかけました。この駅から少し歩いたところに、奈良の運転免許センターがあるのです。地元の警察署でもよかったのですが、今回は、即日発行してくれる運転免許センターのほうに行くことにしました。私が車の免許を初めてとったのは32歳の終わりの頃になります。私の年齢からすると、ずいぶん免許取得は遅い方ではないかと思います。妻からは、「いつになったら免許を取るのか」と言い続けられていましたが、仕事の関係でどうしても必要になることがわかり、慌てて自動車学校に通ったのでした。まわりは、高校をもうじき卒業する若い方達ばかりだったように思います。

▪︎その後、何度も免許更新をしてきたわけですが、必ずスピード違反等の軽微な交通違反が1度はあり、これまでずっと免許は「ブルー」でした。しかし、このたびといいますか、やっと免許の色が「ゴールド」になりました。もちろん、以前と比較して、自動車に乗ることが少なくなっているということもあるのですが、同時に、特にスピードには注意をしてきたこともあります。

▪︎さて、ここからが本題。新しい免許を受け取ったあと、ふだんあまり行くことのない大和八木駅の近くで遅い昼食をとることにしました。そして自宅の方面、北に向かって帰ろうとして駅の時刻表を見たとき、特急「しまかぜ」の文字が見えたのでした。大和八木から大和西大寺まで、おそらく、多くの人びとはわざわざ特急に乗ったりしないのですが、鉄道ファンとしてずっと「カッコイイな〜」と思っていたこともあり、また、なかなか伊勢志摩方面に旅行に行くこともないわけでして、短い距離ですが、ちょこっと乗ってみることしたのでした。いや〜、わざわざ高い料金(1,250円)を払ったわけですが、「プチ鉄」としては満足しました。乗車すると、記念乗車証も渡されました。なんだか、「ありがたい」ですね〜。

▪︎大和八木から、特急に乗って大和西大寺まで乗車すると、「新ノ口連絡線」という線路を走ることになります。大和八木駅では、伊勢方面と大阪とをつなぐ近鉄大阪線と、橿原駅と大和西大寺・京都方面をつなぐ近鉄橿原線とが、オーバークロスしています。近鉄橿原線は地上で、近鉄大阪線は高架になります。そういうこともあり、伊勢方面からやってきた特急は、近鉄大阪線から「新ノ口連絡線」というループ状の線路を通って近鉄橿原線に入ります。おそらく、多くの皆さんにはどうでもよいことなのですが、私自身、この「新ノ口連絡線」を初めて走ることができたのではないかと思っています。いつも、大和八木駅で乗りかえていたように思うからです。ということで、ちょっと嬉しかったりしています。ちょっとだけ鉄道ファンということで「プチ鉄」ですが、鉄道ファンでも「乗り鉄」っぽい自分を改めて自覚しました。この「新ノ口連絡線」に関して、詳しくは、以下のサイトのページ説明をご覧いただければと思います。
近鉄路線網の妙
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京都駅の特急「しまかぜ」

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20150504shimakaze3.jpg▪︎今日は、京都駅近くで、研究プロジェクトに関する「ちょっとしたミーティング」が開かれました。「ちょっとしたミーティング」でしたので、京都の北の上賀茂にある総合地球環境学研究所まで行かずに、京都駅近くのカフェでいろいろ話しをすることにしました。「ゴールデンウイークの最中に、ちょっとしたミーティングとはいえ、こうやって集まってもらうのはどうなんだろう。自分自身のワークライフバランスはどうなだ…」と思ったりもしたわけですが、集まっていただく方たちの日程がこの日の午前中しか合わないということもあり、京都駅前でミーティングをもつことにしたのです。

▪︎10時に待ち合わせをしていたので、少し早目に近鉄京都駅に到着しました。すると、あの特急「しまかぜ」が停車しているではありませんか。10時発の賢島行きです。やはり、この特急の周りは賑やかになりますね。人気があるので、多くの方たちが写真を撮っておれました。これから伊勢志摩に旅行される方たちです。私のばあいは、この「しまかぜ」に乗るわけではなく撮るだけなのでしたが…。

▪︎列車には、専属のアテンダント乗車されるようです。それも1人ではなく複数のアテンダントがいらっしゃるようでした。素晴らしい。丁寧なサービスがなされるようです。一度でよいから、乗ってみたいものです。特急の正面と横には、「Blue Ribbon Prize 2014」の文字が確認できました。「鉄道友の会」から、2014年の「ブルーリボン賞」を贈られているのです。「鉄道友の会」とは、老舗の鉄道愛好者の団体です。また、「ブルーリボン賞」とは、新しく営業運転を始めた電車の中から鉄道友の会会員の投票で選ばれる賞のことです。

レール削正車

20150422sakusei.jpg ▪︎JRの駅でこのようなポスターをみつけました。「レールを研くことで、環境負荷が少ない循環型社会を実現。私たちは、街に、人に、優しい鉄道をめざします」。レールの上部、電車の車輪のあたる部分を研く作業車のようです。調べてみると「レール削正車」というのだそうです。ポスターをみると、車体の下から火花が見えますが、これはレールをけ研いている作業中なのでしょう。

▪︎wikipediaですが、こう説明していました。「レール削正車(レールさくせいしゃ)とは、鉄道においてレール頭部の形状を適切に保つため、レール頭部を削る作業に使用される車両である。ただし、モーターカー、マルチプルタイタンパー等と同様に、鉄道部内では法規上は「保守用機械」扱いで「鉄道車両」ではないので、車籍はないことが多い」。日の当たるところで、目立った活躍はできないけれど、裏方に徹して姿を消して、鉄道を支える…そんなイメージが湧いてきます。「鉄道車両でない」、「車籍がない」…なんだか悲しい感じもしますね。でも、こういう裏方の存在で世の中は支えられているのですね。

▪︎この「レール削正車」のことを書いていて、以前のエントリーのことを思い出しました。「黒子に徹する潔さ」です。このエントリーの後半部分で、内田樹さんの村上春樹論(『『村上春樹にご用心』)を引用したところがあります。その部分のみ、再び引用してみます。

世の中には、「誰かがやらなくてはならないのなら、私がやる」というふうに考える人と、「誰かがやらなくてはならないんだから、誰かがやるだろう」というふうに考える人の二種類がいる。「キャッチャー」は第一の種類の人間が引き受ける仕事である。ときどき、「あ、オレがやります」と手を挙げてくれる人がいれば、人間的秩序はそこそこ保たれる。

そういう人が必ずいたので、人間世界の秩序はこれまでも保たれてきたし、これからもそういう人は必ずいるだろうから、人間世界の秩序は引き続き保たれるはずである。

でも、自分の努力にはつねに正当な評価や代償や栄誉が与えられるべきだと思っている人間は「キャッチャー」や「センチネル」の仕事には向かない。適正を論じる以前に、彼らは世の中には「そんな仕事」が存在するということさえ想像できないからである。(29~30頁、センチネル:見守る人)

「センチネル」たちの仕事は、『ダンス・ダンス・ダンス』で「文化的雪かき」と呼ばれた仕事に似ている。誰もやりたがらないけれど誰かがやらないとあとで他の人たちが困るような仕事を、特別な対価や賞賛を期待せず、黙って引き受けること。そのような、「雪かき仕事」を黙々と積み重ねているものの日常的な努力によって、「超越的に邪悪なもの」の浸潤はかろうじて食い止められる。政治的激情や詩的法悦やエロス的恍惚は「邪悪なもの」の対立項ではなく、しばしばその共犯者である。この宇宙的スケールの神話と日時用生活のディティールをシームレスに接合させた力業に村上文学の最大の魅力はある。それを世界各国語の読者とともに享受できることを私は深く喜びとする。(10~11頁)

▪︎読む人に勇気を与える、素敵な解説です。

近鉄の九条駅

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▪︎私自身の原体験としての鉄道は、阪急電車です。阪急マルーンと呼ばれる電車の色と、木目調の車内、深いグリーンの椅子。記憶にしっかり残っています(もっとも、幼い私には、阪急電車の渋さがわかりませんでした)。3歳の当時は、神戸の御影の山裾にある公団住宅に住んでいましたから、最寄駅は阪急御影駅になります。もっとも、結婚してからは奈良に住んでいるので、阪急とは縁遠くなりました。現在、通勤には、京都までは近鉄を使っています。日常生活で、電車といえば、阪急よりも近鉄ということになります。

▪︎近鉄、正式名称は「近畿日本鉄道」です。「日本近畿鉄道」ではありません。なぜなんでしょうね…。まあ、それはともかく、近鉄の特徴は、全国の鉄道会社のなかで、JRを除けば、日本で最長の路線網をもつというところです。主要な駅でいえば、名古屋、京都、奈良、大阪難波、大阪阿倍野…、しかも、他の鉄道と相互乗り入れしていますので、1枚の切符でかなり遠くまでいけるはずです。たとえば、名古屋から大和八木、大阪難波を経由して、阪神の路線に入ると神戸三宮までいくことができます。さらに、降りたホームから山陽電鉄に乗り換えれば、姫路の方にまで行くことができます。

▪︎これだけ広いと駅名が面白いことになります。facebookで鉄道マニアに方に教えていただきました。大阪難波と尼崎とのあいだに「九条駅」があります。その隣は「西九条駅」です。近鉄と連絡している大阪の地下鉄駅に「九条駅」があります。近鉄の竹田駅からは京都の地下鉄と相互乗り入れしていますが、ここには「九条駅」があります。近鉄橿原線にも「九条駅」があります。「九条駅」だけで4つ、「西九条駅」もあわせると5つになります。素朴な鉄道好きの私は鉄道に関する知識に乏しく、本物の鉄道マニアに方たちからは、いろいろ教わるところがあります。このこと以外にも、「松ヶ崎駅」についても教えていただきました。関西人からすれば、特に京都の方であれば、「松ヶ崎駅」といえば京都の地下鉄の駅ということになります。しかし、三重県の松坂市内には、「松ヶ崎駅」が最初から、京都の地下鉄ができる前からあるのです。ですから、京都の地下鉄の方は、正式には「烏丸 松ヶ崎駅」になっています。なるほど〜!!…と、思わず唸ってしまいました。

▪︎個人的に近鉄が面白いなと思うところは、「盲腸」のような短い支線がけっこうあるということです。信貴線、けいはんな線、道明寺線、長野線、御所線、天理線、田原本線、鈴鹿線、湯の山線。それに生駒ケーブル、西信貴ケーブルもあります。さらに、他社に運転移管された養老線、伊賀線、内部・八王子線、他社に譲渡された北勢線…。おそらくはご理解いただけないと思いますが、こういった「盲腸」のような支線にも、全部乗ってみたいな…と素朴に思うのです。プチ「乗り鉄」ですから…。
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(wikimedia commons より)

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