第5回「びわ湖チャリティー100km歩行大会」

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◾️一昨日・昨日に開催された、第5回「びわ湖チャリティー100km歩行大会」=「びわ100」に参加してきました。長浜市を出発して、順番に、彦根市、東近江市、近江八幡市、野洲市、守山市、栗東市、草津市、大津市まで南下し、南郷でターンして、大津市のなぎさ公園、最後は雄琴温泉でゴールする100kmのコースです。一昨年の第3回に初参加していますので、今年で連続3回目の参加ということになります。今回も、これまでと同様に、滋賀県庁農政水産部の職員の皆さんのチームに加えていただき、参加しました。滋賀県では、現在、「世界農業遺産」(GIAHS)」の認定を目指しています。国内の一次審査を突破しました。私は、この世界農業遺産の申請に関してアドバイザーの仕事をしています。その関係で、「皆んなで気合を入れて何としても認定を!!」と、一昨年の第3回より「びわ100」に参加することになったのです。

◾️前回も、前々回も、それなりに練習を積み重ねて参加しましたが、今回は、25kmと44kmを歩いただけで、普段、ウォーキングの練習を積み重ねているわけではありません。このブログの「びわ100」関連のエントリー「今年も「びわ湖チャリティー100km歩行大会」に参加 します!!」に書きましたが、果たして完歩できるのか、まったく自信がありませんでした。ただ、これまでの経験を活かすことができるかも…と、わずかな希望はありました。知らないことに対する不安は必要以上に大きくなりますが、知っていれば、経験していれば、不要な不安は少なくなります。欲をいえば、あと1回、55km程度を歩いておきたかったなあ。

◾️初日、滋賀県は少しだけ雨が降っていましたが、その雨もすぐに止み、午前10時に長浜市の豊公園を出発しました。雨は止みましたが、風が相当に強く、近江八幡市のあたりまでは、ずっと強い風に吹かれながら歩かねばなりませんでした。もっとも、暑い中を歩くよりもは、快適だったかもしれません。

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◾️ここは、彦根市八坂町にあるコンビニです。「びわ100」では、トイレやウォーキング中の飲食を道路沿いのコンピにお願いすることになります。コース沿いにコンビニが多いことは、この「びわ100」にとっては大きなメリットだと思います。写真は、このコンビニの近くにある水産試験場の職員の方が、応援にかけつけてくださり、撮ってくれました。ありがとうございます。私、以外の人たちは、全員、滋賀県職員です。向かって私の左側は、農政水産部の高橋滝治郎部長。農政水産部のトップ自ら「びわ100」に3年連続で出場してくださっています。すごいですね。高橋さんは、マラソン、登山、スキー、そしてこのようなウォーキング、何でもこなされます。ウォーキングに限っても、そのスピードは尋常ではありません。昨年、一昨年とも、チェックポイントが設営される前に到着されていました。

◾️今回は、この「びわ100」の初日は、子どもの虐待防止のための「オレンジリボンキャンペーン~子どもを虐待から守ろう~/滋賀県」のタスキリレーのイベントとも重なっていたことから、「びわ100」を途中で中断し、途中から片道10kmほどタスキリレーに参加されました。オレンジリボンのグルーブの皆さん一緒に、今ウォーキングしてきた道を逆に進むという、何とも不条理の事をされていました。という事で、タスキを次のグループにバトンタッチして、ウォーキングを中断したところまでランニングで戻り、再び、ウォーキングを再開されたのです。ウォーキングを100km、ランニングを往復で20km、その両方をこなす超人のような方です。ちなみに、高橋さんとは同い年なのですが、本当にすごい方だと思います。

◾️この彦根市の八坂のあたりまで、特に問題なく進んできました。ただ、高橋さんと一緒に歩いていたので、自分としては少しオーバーペースだったかもしれません。といいますか、高橋さんが本気を出して歩くと、私のレベルではまったく追いつけなくなってしまいます。高橋さんは、オレンジリボンのタスキレリーがあるので、コンビニでの休憩もそこそこに出発されました。私が、ちょうど彦根の稲枝の湖岸あたりを歩いているとき、オレンジ色のTシャツを着た笑顔の団体がやってきました。高橋さんもその内の一員でした。ただ、もう唖然とするだけです。

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◾️16時05分頃に、第1チェックポイントの近江八幡市のコンビニに到着しました。バナナとお饅頭をいただきました。バナナには、「もう32k がんばって」と書いてあります。ありがとうございます。ただし、「もう32km」というよりも「まだ、やっと32km」という感じです。残りは、まだ70kmもありますから。第1チェックポイントでは栄養と水分を補給し、足裏に肉刺防止にワセリンも塗りました。そして53kmの第2チェックポイント目指して再スターです。途中、第1エイドステーションで、豚汁とおにぎりを2ついただきました。気温はどんどん下がってきていましたので、身体が暖まりました。
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◾️20時40分頃に、53kmの第2チェツクポイントに到着しました。スタートが10時ですから、休憩時間も入れて10時間40分かかっていることになります。このあたりまでは、まだ予定通りかもしれません。この第2チェックポイントでは家族が応援に来ていてくれました。その頃は、少し腰の臀部の境目のあたりが痛っていました。仕方がないので、ロキソニン入りの湿布を、家族に貼り付けてもらいました。マラソンでもそうですが、このあたりは、長距離を走ってもウォーキングしても痛くなってきます。私の弱点です。どうやって鍛えればいいのかな…といつも思っています。そうこうしているうちに、オレンジリボンのタスキリレーでコースを逆走していた高橋さんが、部下の職員の方と一緒に第2チェックポイントに到着されました。休憩もそこそこに、再出発されました。この時点で、高橋さんに追い越されてしまったことになります。恐るべし、高橋部長。

◾️じつは、日没後、気温がどんどん下り10℃に近づいてくるに従って、寒さを覚えるようになりました。また、第2チェックポイントに到着した時に、少し地面が揺れるような感覚にとらわれました。もちろん、私が極く軽く目眩を起こしているためだと思われます。医学的・科学的なことはわかりませんが、長距離を歩いて、少し体調の変調が現れてきていたのでしょう。少し食べ物も口に入れて、再スタートしました。歩きながら、悪寒を感じるような状況でした。これはマズイかな…と思いましたが、途中のコンビニで栄養を補給のためのジェル等を口に入れ、食事を撮って、眩暈と悪寒は何とかなりました。ただし、このあたりから、脚の筋肉の痛みがどんどんひどくなっていきました。

◾️第3チェックポイントは、草津市のガソリンスタンドです。ここで70.3kmになります。到着時間は、1時24分54秒です。脚に痛みが発生して、次第にスピードが落ちてきています。この第2チェックポイントから第3チェックポイントまでの間で、随分、たくさんの方たちに追い抜かれました。特に追い抜くスピードが速かった方たちのほとんどは、その背番号から「アスリートコース」にエントリーしていた皆さんであることがわかりました。健脚でウォーキングに自信のある方たちで、スタート時間も、私たち一般コースよりも3時間ほど後の13時になります。猛烈なスピードです。脚の痛みを我慢しながら、何とか第3チェツクポイントにたどり着きました。脚だけでなく、第2チェックポイントでロキソニン入りの湿布薬を貼り付けた部分も、かなり痛くなっていました。堪り兼ねて、参加されたウォーカーの皆さんに、ストレッチやマッサージをされているボランティアの方に、診ていただくことにしました。普段は、スポーツジムで働いておられる方たちのようです。待ち時間が30分で5分ほどマッサージをしていただきました。これで随分楽になりました。固まって痛みを伴っていた筋を伸ばしてほぐしていただいたような感じです。加えて、汗で濡れたシャツや靴下の交換も行いました。おそらく、ここで1時間弱のロスが生まれてしまいました。

◾️ボランティアの方のおかげで、痛みが随分と緩和されたので、実に歩きやすくなりました。休憩した後の歩き始めて、なかなか脚が動こうとしませんが、少し時間が経つとそれなりのスピードで歩くことにできるようになりました。すごいです、マッサージ。快調に歩きながら、前を歩く人たちを追い抜いていくと、名前を呼ばれました。一緒に、「世界農業遺産」への申請業務に取り組んできた滋賀県庁の職員の方でした。彼からは、先に行ってくれと言われたのですが、せっかくですから「御同朋御同行」というわけではありませんが、志を同じくする仲間と歩いていくのが当然だろうとの思いから、そこからは一緒に歩くことにしました。ところが、瀬田川沿いを南郷に進んでいるうちに、次第に睡魔に襲われてきました。コースは、瀬田川沿いの散策路です。特に、川との間に柵等があるわけではありません。睡魔に引きづられたままだと、川に落ちてしまう危険もあります。過去2回、こんなことはなかったので、少々焦りました。

◾️5時52分53秒に、やっと第4チェックポイントの南郷に到着しました。ここで80kmです。睡魔に襲われたことに危険を感じ、この第4チェックポイントで、小1時間程仮眠をとることにしました。県職員の仲間の方には、先に行っていただくことにしました。仮眠と書きましたが、気がついたら1時間程眠っていたというわけです。慌てて飛び起きて、再び、歩き始めました。もう、世は明けていました。第4チェックポイントからは、再び瀬田川沿いの散策路を琵琶湖方面に向かって歩いていくことになります。途中、猛烈な空腹を覚えたので、道沿いのコンビニに立ち寄りカップラーメンを食べました。迷惑かもしれませんが、お店の前でラーメンをいただくことにしました。すると、コンビニやってこられた1人のお客さんが近づいてこられました。そして、いくつか私に質問をされました。100kmとゼッケンに書いているけれど、どこからスタートしたのか。年齢は幾つなのか。ゴールの雄琴温泉には何時ころに到着する予定か…。徹夜で歩いていきたということに驚かれていましたが、私が還暦であることを伝えると、さらに驚いておられました。はい、還暦の孫のいるおじいさんですが、頑張っています。おそらく、70歳代は確実にいらっしゃると思います。また、以前は80歳を超えて完歩された方がいらしゃったとも聞いています。そういう年代の方たちからすれば、還暦程度ですと、まだ洟垂れ小僧のようなものですね。
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◾️第5チェックポイントのなぎさ公園には、8時30分16秒に到着しました。ここまでくれば、あと10kmになります。しかし、この10kmが大変長く感じるのです。この第5チェックポイントでは、「世界農業遺産」申請作業の取りまとめをされている滋賀県庁職員の方が、待っていてくださいました。女性の職員の方ですが、彼女も、昨日は32kmの第1チェックポイントまでは歩かれています。今日は、徹夜で歩いている仲間のために、瑞々しい柿とおにぎりを差し入れるために、ゴールの1前になるこの第5チェックポイントでずっと待機してくださっていたのです。ありがとうございました。美味しい柿をいただき、気持ちもリフレッシュ。休み時間もほどほどに、再び歩き始めることができました。

◾️これだけ長距離を歩いてくると、歩き始めは痛みもあってなかなか脚が進みません。私を快調なスピードで追い抜いていったグループの後を、頑張ってついていくことにしました。すると、次第にペースをあげて進むことができるようになりました。申し訳ないですが、ペースメーカーとして利用させていただいたということになります。ここまでくると、痛みと自分の精神力との闘いになります。このようなペースメーカーの方たちの存在は、大変ありがたいものです。ペースメーカーにさせていただいたグループの皆さんのおかげで、ゴールの雄琴温泉に10時54分51秒に到着することができました。今年も、何とか「完歩」できました。100km歩くのにかかった時間は、24時間54分51秒でした。

◾️ゴール地点では、一般社団法人「滋賀グリーン購入ネットワーク」の事務局長されている辻博子さんが、「びわ100」のスタッフとして活躍されていました。ゴール後、辻さんからの提案で一緒に記念写真を撮っていただきました。私は、「びわ100」の時には、いつもこのシャツを着ています。大津駅前のいつもに居酒屋「利やん」のランニングチーム「チーム利やん」のユニフォームです。これは一番初期のユニフォームで、ちょっとデザイン的に洗練されていませんが、由緒あるユニフォームということになっています。いつもは、お店の宣伝や、チームのことを広報する意味で着ていたのですが、今回は少し違います。今回は、先週の火曜日にお浄土に旅立たれたマスター光山幸宏くんのことを思いながら、このユニフォームを着て歩きました。光山くんに背中を押してもらいながら歩きました。光山くん、ありがとう。ということで、背中の「利やん」の文字が見えるようにして写りました。ちなみに腰に貼り付けた四角くて白いものは、どこかのチェックポイントでいただいた使い捨てカイロです。晩は、本当に寒くて寒くて。
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◾️この写真は、「びわ100」の万歩計の記録です。左が20日(土)、右が21日(日)の記録です。これは歩数や活動量であってスピードではないわけですが、70kmポイントまでは、それなりに順調に進んでいることがわかります。2日目に入って、活動量が急に低下している時間帯が2つ。1つ目が、ストレッチとマッサージを受けるためにじっとしていたからです。2つ目は、眠くて眠くて危険なので、80kmポイントで仮眠をしていたからです。そしてゴールした後の午後の時間帯も活動量が最低になっています。自宅で眠っていたからです。ちなみに歩数は、大会の前後の数字も入りますが、「158,659歩」でした。よく歩きました。以下は、今回の大会の記録です。記録を競う大会ではありませんが、記録を見ていると、「参加した人たちがお互いに牽制しあっているのでは…」と想像したり、「この区間を頑張って歩いておられるな」と思ったり。大変興味深いですね。
記録一覧 第5回 びわ湖チャリティー100km歩行大会
◾️「びわ100」の翌日、軽い疲れとともに、一昨日・昨日のことを思い出すようにしました。明るく元気付けてくれたボランティアスタッフの皆さま、ありがとうございました。一緒にチームとして歩いてくださった、滋賀県庁農政水産部「世界農業遺産」申請チームの皆さん、お疲れ様でした。50kmを超えると脚が痛み出し、70kmからは、10kmごとに自分を騙しながら歩きました。これは例年通りです。いろいろ反省しつつも、その反省が次のチャンスに活かされていません。それはともかく、おそらく、あんなに苦しんだのに、来年もまた歩くんだろうなと思っています。完走が目的の大会で、順位や記録が問題ではないのですが、来年はもう少し早く到着したいななどと考えています。でも、「びわ100」の事務局が提供されている写真を拝見すると、早くにゴールするベテランのウォーカーの皆さんよりも、午後から、締め切り時間近くでゴールする初心者の方たちの方が、何か深い感動を感じておられるような気がします。ゴールして、涙が溢れてくるって素晴らしいなあ。龍谷大学の教職員・学生の皆さんも、来年はぜひ参加しましょう‼️写真ですが、今回の新企画です。チェックポイントごとに、小さな缶バッジをもらえました。それを全部揃えると、「ありがとう」になるわけです。面白いですね。
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今年も「びわ湖チャリティー100km歩行大会」に参加 します!!

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◾️滋賀県庁の農政水産部で、世界農業遺産申請のお手伝いをしています。幸いなことに、国内一次審査は通過しました。あとは、本審査ということになります。これまで通り気を抜かずに、お手伝いをできればと思っています。さて、昨日のことになりますが、この申請作業に直接的に、間接的に関わっておられる農政水産部職員の皆さん(今回は、特に農業土木の技術職員の方が多かった)と一緒に、琵琶湖の南湖の周りをウォーキングしました。来月開催される「びわ湖チャリティー100km歩行会」に参加するための練習です。大会への参加は、今年で3回目になります。昨年は、雨の中なんとかゴールしました。今年も100kmウォーキングをしながら、滋賀の「世界農業遺産」申請についてアピールします。

◾️昨日の南湖一周ウォーキングですが、例年通り、時計回りで歩くことになりました。大津市の中心市街地にある滋賀県庁をスタートして、大津京、坂本、雄琴、堅田と進み、琵琶湖大橋を渡り、今度は、守山、栗東、草津と進みました。問題は、ここから。南郷の洗堰まで行くか、瀬田の唐橋を渡るか、それとも近江大橋を渡るか。この選択によって、けっこう距離が違ってきます。例年は、南郷の洗堰を回るわけですが、今回は「明日は仕事だしな〜」というとで、早めに切り上げることになり、近江大橋を渡ることにしました。距離は、42〜43km程になるでしょうか。
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◾️2枚目の写真は、琵琶湖大橋から琵琶湖の北湖を向いて、比良山系から高島方面を撮ったものです。この日は、幸いにも曇り空でした。まだ9月半ばということもあり、もし日が照っているとかなり体力を消耗したのではないかと思います。時々小雨が降ったり湿度が高かったこと以外は、まずまずのコンディションとなりました。実は、前日も25kmを歩いており、脚に疲労が残っていたので、はたして南湖を1周できるかなと心配していたのですが、若い職員の皆さんに必死でついていき、なんとかゴールすることができました。

◾️今回は新しいシューズで歩きました。足にフィットします。コロンビアというメーカの製品です。トレイルランという、山を走り回る競技のためのシューズです。これがウォーキングにもなかなか良い感じなのです。私の足は幅広なので、アディダスのようなメーカーの靴はなかなか合うものがありません。スポーツ店の店員さんによると、コロンビアのシューズは幅広の足にも対応しているとのことでした。しかも、ウォーキングに必要なクッション性もあります。
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◾️ウォーキング終了後は銭湯に直行しました。疲れた身体をお湯に浸かって癒しました。銭湯の後は、いつもの大津駅前の居酒屋「利やん」で慰労会です。スタート時は6名でしたが、途中から2名が参加され、慰労会ではさらに2名の方が参加されました。本番は、来月になりますが、「痛みに耐えられる身体」づくりを、もう少ししておかねばなりません。私程度の者では、50kmを超えてからは、脚の痛みに耐えて、10kmずつクリアして、自分を騙しながら歩き続けることが大切になってくるように思います。一緒に歩く仲間の支えも大切です。毎年、「ほんまに100km歩けるんかいな」と自分でも半信半疑なのですが、今年もやはり「ほんまに100km歩けるんかいな」というのが本音です。

「びわ100」の打ち上げ。

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■先週の金曜日のことになりますが、「びわ湖チャリティー100km歩行大会」に参加(完歩)した滋賀県庁農政水産部の職員の皆さんから、来年は「リベンジするぞ(今年は完歩できなかったけれど…)」とか「来年こそは参加するぞ」という職員の皆さんまで含めて「打上げ」が行われました‼︎ 場所は、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」の別館です。この農政水産課の皆さんとは世界農業遺産申請の作業のアドバイザーをさせていただいていることから、親しくさせていただいています。ということで、昨年も「びわ湖チャリティー100km歩行大会」に職員の皆さんと参加しました。

■苦しい100kmを歩き通した「仲間」ということで、宴会はものすごく盛り上がりました。あまりに声が大きいので、前に座っておられた方との会話ができないくらい。「びわ100」のことではありましたが、いろいろ別の案件でも相談をさせていただきました。ありがとうございました。あれだけ苦しんだのに、おそらく来年もこの皆さんと一緒に琵琶湖の湖岸を苦しみながら歩いていることでしょう。

■打ち上げの後ですが、「利やん」の別館から本館へ移動しました。マスターにお礼を言うためです。そうすると、琵琶湖汽船の社長さんがおられました。時々、「利やん」でお会いするのです。社長さんとは、琵琶湖の水草問題のプロジェクトのことでいろいろお話市をさせていただきました。気合いを入れていただきました!気合いをいただきすぎたせいか、帰りの電車(最終)で乗り過ごしてしまいました。気がついて降りたのは、湖西線のタクシーも無い駅。仕方がないので家に電話をして迎えに来てもらうことになりました。ちなみに、今回が「初犯」です。2度目は、許されないだろうな。

第4回「びわ湖チャリティー100km歩行大会」

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■この2週間、ブログを全く更新できていません。ご覧くださっている皆さん、申し訳ありませんでした。おでんの次は、「びわ100」です。

■10月21日(土)・22日(日)の両日、第4回「びわ湖チャリティー100km歩行大会」に参加しました。今回は、強烈な台風がやってきていることがわかっていました。前日の20日(金)には、大会事務局からは、LINEを通して「低体温症」に注意「勇気あるリタイア」も大切との連絡が入りました。気持ちは全く盛り上がりませんでした。今回も、滋賀県庁の職員の皆さんと「世界農業遺産のアピール」をするはずなんですが…。去年は2日、徹夜で159,452歩きました。周りのみなさんには、絶対に無理をしてはいかんと言われていました。そう言われると、すぐに弱音を吐いてしまいそうになるわけです。

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■こんなに強烈な台風が近づいて来ているのだから、大会は中止だろうと思っていると、「予定通り開催する」との連絡がLINEで届きました。やはり気持ちは盛り上がりません。雨の中を100kmも歩くのかと思うと、どうしても辛い道中のことばかりが頭に浮かんできます。まあ、そんなことを考えていても仕方がありません。出発地点の長浜に始発の電車で向かいました。

■私が長浜に到着した時は、すでに滋賀県庁の「世界農業遺産申請チーム」や農政水産部の皆さんが集まっておられました。また、研究上でお付き合いのある京都大学大学院地球環境学堂の西前出先生、西前出先生が指導されている博士課程の時任美乃理さん、そして滋賀県立琵琶湖環境科学研究所センターの淺野悟史くんにも応援に来ていただきました。西前研究室からは、原裕太くんも参加したので、私も含めて応援に来てくださっていたのです。時任さんは、博士論文の執筆で忙しい中、わざわざ手作りの応援グッズで励ましてくれました。時任さん、ありがとう(記念に、ください!)。
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■スタート時は小雨でしたが、そのうちに本格的に降り始めました。ニコニコ笑って3人で写っている写真、滋賀県庁の水産試験場の職員の方に撮っていただきました。ありがとうございました。この辺りは、20km地点。雨が降っているとはいっても、まだまだ元気です。昨年は、かなりスピードを上げて歩きました。そのため、50kmを超えたあたりから、調子を崩してしまいました。また、足裏にたくさんの肉刺も作ってしまいました。ということで、今回はタイムよりもとにかく完歩ということで、ゆっくりしたペースで歩くことにしました。

■ゆっくりしたペースでも雨の中でのウォーキングですから、次第に、雨がシューズの中に、さらには靴下に染み込んで来ます。それでも、近江八幡市にある32kmの第1チェックポイントあたりは、まだまだ元気がありました。といいますか、一番、快調に歩いていたんではないでしょうか。調子が狂い始めたのは、その後です。歩道は全て舗装されているのですが、雑草が生えているためか水はけが悪く、平らに見えても凹みがあり、あちこちに大きな水たまりがあるのです。その水たまりで、足はグショグショになってしまいました。こうなると、足がふやけてきます。肉刺ができやすい状態になってしまうのです。52kmの第2チェックポイントでは、足が白くふやけてしまい、最悪の状態になりました。

■こんな最悪の天候の中なのですが、わざわざ私を応援に来てくださった方たちがおられます。第1チェックポイントでは、西前研究室の皆さんが、再び、応援のために待っていてくださいました。龍谷大学の職員で、大津駅前のいつもの居酒屋のランニングチーム「チーム利やん」のチームメイトである、奥村康仁さん、竹之内正臣さん、世雄理博さんは、第2・第3チェックポイントに応援に来てくださいました。立派なアスリートのお3人に、わざわざ真夜中に応援に来ていただき、とっても嬉しかったです!ありがとう、元気が出ました!! また、今年は参加されていませんが、昨年、私と一緒に歩いてくださった滋賀県庁農政水産部の亀甲武志さんも、第2チェックポイントの後のエイドステーションに来てくださいました。皆さんに、心より感謝いたします。

■第2チェックポイントでは、今回の「びわ100」のハーフコース50kmウォーキングに参加された龍谷大学RECの職員の皆さんともご挨拶をさせていただきました。私が「びわ100」に参加すると同僚から聞いて、それでは私たちもと今回はハーフの50kmに挑戦されることにされたのだそうです。こういうのって、なんとなく嬉しくなりますね。

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■第3チェックポイントに来てくださった世雄さんは、私の様子を見て、これはゴールするのはなかなか厳しいなと思われたようです。そのぐらい、疲労困憊していたのですね。しかし、疲労困憊していても、昨年と同様にゴールに向かって一緒に歩いてくださる方がおられました。滋賀県庁の山元雅司さんです。山元さんとは、無理をせず、チェックポイントにマッサージのサービスがあれば必ず受けて、前に進んでいこうと約束していました。第4チェックポイントの石山寺のあたりでは、かなり休憩をとりました。ここからは、ゴールまではあと17kmほどになります。最後の第5チェックポイントはびわこホールの所になります。昨年もそうでしたが、ここから残り10kmが大変になります。そのタイミングで応援に来てくださった方がおられました。滋賀県庁農政水産部の酒見浄さんです。奥様と職場の上司の方と一緒に応援をしに来てくださっていたのです。酒見さんは、びわ湖ホールの直前に車を止めてタープを張り、キャンプ用のテーブルと椅子を置いて、山元さんと私を招いてくださいました。暖かいお汁粉とフルーツをいただきました。疲れている身体が元気になりました。酒見さんも、「びわ100」にエントリーしておられました。本当は一緒に歩いているはずだったのですが、強烈な台風がやって来たため、防災関係のお仕事があり、やむなく参加を取りやめられたのです。残念ですね。

■びわ湖ホールの第5チェックポイントをスタートした後、今回は、雨で道路に雨水が溜まっていたため、横を走る車が飛ばす水を頭からかぶりながらのウォーキングになってしまいました。そうやって苦労しながらも、なんとかゴールのあるおごと温泉観光公園に到着することができました。ホットしました。もう歩かなくても良いのだと安心しました。心配していた足裏の肉刺も、1つだけですみました。もっとも、両足裏とも、肉刺はできていないにしろ、いつできてもよいような皮膚の状態になっていました。今回も、いろんな方達に励ましていただきながら、なんとかゴールすることができました。本当に、皆様、お世話になりました。

■歩数ですが、2日合わせて、160,257歩になりました。万歩計の左側が21日の記録、右側が22日の記録です。ウォーキング以外の歩数も入っています。ウォーキングだけの歩数だと、大体155,000歩程度でしょうか。棒グラフは活動量を示したものです。一日中歩いているので、真っ黒な壁ができています。しかし、ちょっとだけ隙間が生じています。これは、休憩して軽く食事を摂ったり、マッサージを受けているところです。22日の早朝は、どんと活動が低下しています。マッサージを受けているということもありますが、かなり疲れが増している状況かと思います。休憩が長引いたんですね。雨で身体が冷えて寒いし、なかなか辛かったです。ということで朝食はコンビニで味噌ラーメン(「すみれ」の札幌味噌ラーメン、カップラーメンですが…)。身体を温めて、残り17kmを歩きました。最後は頑張りました。15万歩歩くと、身体にもいろいろ変化が出ていました。まあ、こういう数値は瞬間のことですぐに元に戻るんですけどね。体組織計の数値です。内臓脂肪のレベルは、11が8に。体脂肪は20%から18%に。筋肉量と骨量が増えました。家庭用の体組織計ですので、どこまで信頼できるものなのかはわかりませんし、瞬間的なものでしかありませんが、まあ悪い方向には変化しなかったようです。

■以下、今回の反省点を、備忘録としてまとめておきます。
【練習編】
・昨年は、短い距離から順番に練習をしていったけれど、今年は、20kmと50kmだけでした。ランニングをしているからと、油断してしまいました。歩くのと、走るのとでは、やはり違うなと思いました。
・練習を積み重ねて、その時その時の身体の反応を確認しておくことが大切だと思います。特別なアスリートの方は別にして、普通の人は、距離が伸びると足腰に痛みが発生します。その痛みをあらかじめ経験しておくことも必要ですね。未経験のまま痛みを経験すると、精神的なダメージがあるかと思います。
・ランニングと同様、ウォーキングにおいても普段のストレッチが大切なんじゃないのかなと思います。勉強します。
・ウォーキングストックの使い方、とりあえずマスターしているつもりでしたが、肩関節の可動域が狭く(肩の関節が硬い)、肩甲骨のあたりの筋肉も硬いため、ウォーキングの途中で痛みが発生しました。下半身だけでなく、上半身のストレッチ等をしなければなりません。
【準備編】
・履き慣れたスポーツ用のソックスを、チェックポイントや休憩場所の数だけ、用意することが必要です。今回は、ウォーキングの仲間からそのことを教えていただき、複数用意しました。昨日のように大雨の場合は諦めるしかありませんが、そうでなければ、靴下を頻繁に取り替えることで足の状態を悪くせずに済むと思います。
・靴下だけでなく、着替えについても用意して、第2チェックポイントで預けている荷物とリュック等に分けて、チェックポイントごとに、うまく着替えができるように計画すれば良いのかなと思います。
・ウォーキングが昼から夜に移行すると、体温が奪われていきます。昨年は、低体温症のような症状が出てしまいました。発汗と保温の両方に優れているウエアってあるのかな。今は、ワコールのCWXシリーズを使っています。これも研究の必要ありです。
・今回は、台風の雨で、靴がビショビショになりました。多くの参加者の皆さんが、オーバーシューズを利用されていました。また、コンビニの買い物袋を利用して、オーバーシューズの代わりに使っておられました。靴の防水、どうすれば良いでしょうね。これも研究課題です。
・できるだけ身軽にと、トレラン用のリュックを使いましたが、ちょっと雨に弱かったですね。軽いけれども、雨にも強いリュックがいるのかなと思いました。
・今回使ったヘッドライト、少し明るさが足りませんでした。「びわ100」では、暗いところもあるし、車のヘッドライトが眩しくて、足元が見えなくなることもありました。重くなりますが、場所によっては小さく軽いフラッシュライトもあった方が良いかなと思いました。
【本番編】
・遠足の前日の子どものように、眠られませんでした。昨年、一緒に歩いた仲間からは、昨年もそうだったと聞かされました。忘れていました。毎日、飲酒していますが、これも眠れられなくなる原因の一つかもしれません。2度あることは3度ある…かもなので、用心しなければなりません。
・営養の摂り方。長浜に朝8時頃まで到着しようとすると、朝、何を食べたらいいのか。ウォーキングをしながら、途中のコンビニでも買うことができますが、事前には何を用意したら良いのか。あまり深く考えてきませんでした。これも、もう少し研究する必要を感じました。
・50kmを超えると、脚に痛みが出てきます。ウォーキングの途中で、ボランティアの方からマッサージを受けることができますが、自分でもマメにできることがあるのかなと思います。今回は、腿の付け根あたりが痛くなりました。付け根のあたりの腱が硬くなったようです。その痛みをどう緩和すれば良いのか。これも研究ですね。
・昨年と今年、共に70kmを超えるあたりから、足の裏の感触がおかしくなってきました。肉刺ができる前兆を感じます。今回は、水ぶくれした肉刺は1つだけでしたが、前兆を感じる部分は、他にも何箇所もありました。どうすれば、肉刺ができにくくなるのか。ワセリンを塗ることはしているのですが、それ以外に方法はないのか。検討の余地ありですね。
・練習編にも書きましたが、ウォーキングストックを使うためか、肩や背中に痛みが出ます。そうならないようにするには、何に注意すべきなのか。
まだまだ、あると思いますが、これが今頭に思い浮かぶ研究課題です。

【追記】
■第3チェックポイントまでは、滋賀県庁の職員の方2人と歩いていました。そのうちのお1人が本文中にお名前を上げさせて頂いた、山元さんです。もう1人の方は、残念ながら、足裏に肉刺がたくさんできたことからリタイアされました。その方と、昨日、仕事の関係でお会いしました。その時に、「70kmでリタイアして、不完全燃焼、なんだか気持ちがモヤモヤし続けている」とのことでした。お気持ち、わかります。来年は、また参加して完歩いたしましょう。

■西前研究室の原くん、残念ながら52kmでリタイア。苦しかったようです。来年、リベンジしましょう。

■今年の完歩率です。天候が悪く、かなり低くなっています。
★びわ100コース★
参加者668名・完歩者374名・完歩率56%
★ハーフびわ100コース★
参加者97名・完歩者87名・完歩率89.6%
★アスリートコース★
参加者47名・完歩者36名・完歩率76.6%

「第3回 びわ湖チャリティー100km歩行大会」


■約1ヶ月ぶりの更新になります。更新がないにもかかわらず、のぞいてくださった皆様、ありがとうございます。これからは、無理のない範囲で更新をしていきます。

■今年も、「びわ湖チャリティー100km歩行大会」に参加します。第3回目になります。「びわ100 実行委員会」が製作した、昨年の動画のリンクを貼り付けておきます。下の画像は、この動画の中に見つけた「自分」です。1枚目・2枚目の画像で一番後ろを歩いているのが、私です。3枚目は、赤いウインドブレーカーを来ているのが私。去年は、早朝の最寄りの駅での電車に乗り遅れてしまい、新幹線で米原まで移動しました。危ないところでした。今年は遅れないようにします。
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■昨年ですが、最初、良い調子で飛ばしていたのですが、60kmあたりからペースダウンしてしまいました。最後は、滋賀県庁の世界農業遺産チームの知人に同行してもらってやっとゴールした感じでした。また、いつもの大津駅前の居酒屋「利やん」のランニングチーム、「チーム利やん」のメンバーが応援してくださいました。今年も、皆さんの支えの中で、なんとかゴールしたいと思います。それはともかく、今年の第3回、まだ参加できるはずです。みなさん、参加しましょう。
「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」

「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」

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■10月15(土)・16(日)の両日、「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」=「びわ100」が開催されました。結果から申しますと、無事に完歩できました。個人としても練習を積み重ね、努力してきましたが、どれだけ努力しても不安をぬぐうことができませんでした。それでも完歩できたのは、多くの皆様のおかげです。まずは、その御礼を申し上げたいと思います。

■59kmの辺りで体調が悪くなった私をゴールまで導いてくれた、「世界農業遺産ウォーキングチーム」のチームメイト、滋賀県農政水産部水産課の亀甲武志さんには、心より御礼を申し上げなければなりません。ありがとうございました。 龍谷大学職員で、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」のランニングチーム、「チーム利やん」の奥村康仁さん、世界理博さん、真夜中や朝が明ける前にもにもかかわらず、ウォーキングをしている私を走りながら探して、応援をしてくださいました。ありがとうございました。「利やん」のマスターで「チーム利やん」のオーナーである光山 幸宏さんも、夜明けの頃、大津の中心市街地を歩いている私を見つけてくれました。ウォー キングで凝ってコリコリになった肩を丁寧にマッサージしてくださいました。「チーム利やん」では、馬殿貞爾さんがロードバイクで走り回って応援してくださいましたし、「高島栗ハーフマラソン」に出場する中川俊典さんも、歩道を歩いている私たちを見つけて、激励してくれました。「チーム利やん」の他の皆さんにも、「LINE」を通して励ましのメッセージをいただきました。ありがとうございました。株式会社ナスカの井上昌宏さん、また龍谷大学職員の東郷珠江さんにも沿道から応援していただき、元気が出てきました。

■「世界農業遺産のアピールを、びわ100でしよう‼︎」と、突然、滋賀県庁の青田朋恵さん、藤江学さんと伊崎 直人さんに提案したところ、前向きに捉えていただき、今回の「世界農業遺産ウォーキングチーム」の結成になりました。結果として、20名を超えるウォーキングチームになり、とても驚きました。県庁職員の皆さんの「やる気」を強く感じました。今回、滋賀県庁の皆さんに提案したのは、株式会社Bsideの永田咲雄さんが、社員の皆さんと一緒にこの「びわ100」に取り組まれていることから、おおいに刺激を受けたからです。ありがとうございました。永田さんがきっかけを与えてくれました。

■もうひとつ。そもそもウォーキングをしようという気持ちになった元々のきっかけですが…。6月の中旬頃でしょうか、龍谷大学保健管理センターの大石部長・神巻課長・看護師の小池さん、お3人に取り囲まれ保健管理センターが主催する「ウォーキングキャンペーン」に参加するようにと強く勧められした。あまりにも熱心なので、その場で参加を表明しました。この「ウォーキングキャンペーン」との出会いがなければ、「びわ100」には関心が向かって行かなかったと思います。保健管理センターの皆様にも感謝いたします。

■以下は、「びわ100」の私の記録です。少しずつ書き足していきます。
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■15日(土)、8時前にはスタート地点の長浜に到着しているはずでしたが、自宅を出かける際にちょっとしたことで時間をくってしまい、最寄駅で乗車する予定にしていた電車が目の前で発車してしまいました。アウト…。スマホの乗換案内アプリで調べてみると、京都までいったん出て新幹線「ひかり」に乗って米原まで行き、そこから在来線に乗り換えれば、ギリギリで間に合うことがわかりました。ということで、「チーム利やん」のキャップを被って新幹線に乗ることになりました。このキャップは、大津駅前のいつもに居酒屋「利やん」のランニングチーム「チーム利やん」の古いメンバーだけに貸与されているものです。とはいっても、ウォーキングに向いているカッコいいキャップというわけではありません。どちらかと言えば、あまりセンスがよくない…かな。ただ、この日の朝、なんとなく100km完歩に向けての「おまじない」として被ってみることにしたのです。

■スタート地点には、500名を超える参加者の中に、滋賀県庁農政水産部「世界農業遺産ウォーキングチーム」の面々に加えて、琵琶湖環境部の職員の皆さんや、副知事である池永肇恵さんがおられました。こんなにたくさんの方達が参加するとは、滋賀県庁の皆さんは、かなり気合が入っておられますね。トップの写真は、滋賀県庁の職員の皆さんと記念写真として撮ったものです。私も仲間に入れていただき写っています。この記念写真を撮ったのは、他の参加者のみなさんはすでにスタートされた後、だから周囲にはどなたもおられません。まあ、100kmを歩かねばならないのですから、慌てても仕方がありませんね。記念写真を撮った後、滋賀県職員の皆さんと一緒に完歩を誓いあい、スタート地点を通過しました。スタート直後は、延々と人の列が続いていました。そのスピードが自分に合わないので、少し先に進ませていただくことにしました。少し飛ばし過ぎの感じもありましたが、先頭を進まれていた農政水産部長の高橋滝治郎さんの後をついていくことにしたのです。私自身はお会いすることはできませんでしたが、20km地点では、三日月大造知事も応援に駆けつけて来られたようです。知事の応援で、職員の皆さんの完歩に向けての気合もさらに高まり、大いに盛り上がったようです。すばらしい。私の方はというと、途中でトイレに行ってしまったために、滋賀県職員の先頭を行く高橋さんを見失ってしまいました。とはいえ、この日の琵琶湖は最高の天気、琵琶湖の美しい風景を楽しみながら、頑張って前に進むことにしました。

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■初めの頃は、大変快調に歩いていました。おそらく、1時間に5kmから6kmのペースは維持できていたんじゃないでしょうか。ここで、上の6枚の写真を少し説明させてください。上段左は彦根城の石垣です。どうせならば、有名な天守閣などを写せば良いのですが、歩く方に集中していたので適当に撮ってしまいました。まあ、彦根までやってきた証拠写真のようなものですか。このあたりで、だいたい15kmの距離になります。この先は、まだ85kmもあります。練習では54km歩いていたので、15km程度の距離であれば何も問題ありません。上段右、これはこの大会の実行委員長である小林幹雄さんの頭を撮らせてもらったものです。彦根城の周囲の道を歩いていると、たまたま小林さんがおられたのです。後頭部を拝見すると、「びわ100」と「びわこ」が浮き上がるように刈り込んでありました。気合が入っているわけですね。ということで、ここでも記念写真。中段左は、彦根市の犬上川。この河口に、滋賀県の水産試験場があります。この辺りでだいたい20kmになります。まだまだ平気です。中段右、彦根市の三津谷の湖岸です。ボランティアの親子が応援してくださいました。嬉しいですね。この大会では、ボランティアの皆さん、どの方もとても元気よく私たち参加者を励ましてくださいました。本当にありがたかった。疲れている中で、元気をいただきました。下段左、同じく三津谷のあたりですが、スタート地点の長浜からでは遠くに見えていた沖島(近江八幡市)がだいぶ近くに見えてきました。下段右は、愛知川を渡っている時に撮ったものです。視界の左、東の方面に沖島が確認できました。この愛知川を越えると30km、そして第1 チェックポイントが近づいてきます。

20161018biwa100-11.jpg■第1チェックポイントは、近江八幡市の白王にあるコンビニです。この「びわ100」は、チャリティーということもあり、エイドステーションは1箇所、従って各チェックポイントではおにぎり等の配布はありますが、基本は自分で食料やペットボトルの飲料水を調達しなければなりません。コース沿いのコンビニは、そのような食料調達に加えて参加者のトイレに使えることから、非常に貴重な場になります。この第一チェックポイントのあるコンビニで、私も少し休憩することにしました。ここで32kmになります。到着時間は、14時49分頃。ここまでであれば、単純に計算すると1時間に5.5kmほどのペースで歩いてきていることになります。私としては、なかなかのペースかなと思います。初めての休憩ということで、シューズを脱ぎ、靴下も脱ぎ、肉刺ができないように、グリセリンを足裏に丁寧に塗りマッサージを行いました。大会事務局からいただいたバナナ、そして持参したミックスナッツや甘いチョコレートなどを少し食べ、水分も補給しました。ここで15分ほど休憩したでしょうか。再び、元気が出てきました。

■ところで、じつは、この第1チェックポイントで高橋滝治郎さんにやっと追いついたのです。ただし、高橋さんは、すでに休憩を終え、これから再スタートされるところでした。う〜ん、残念。登山やスポーツで鍛えられた高橋さんについていけば、引っ張っていただけることになり、私としてはメンタルにも楽になるのですが、そのような私の甘い期待を振り切り、笑顔で再びスタートされました。この後、高橋さんに追いつくことはありませんでした。私の方も、再び、一人で移動することになりました。

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■第1チェックポイントからは近江八幡市になります。長浜市、米原市、彦根市、東近江市、そして近江八幡市と南下してきました。ここからの道は、練習ですでに歩いている道になります。知っている道とそうでない道とでは、やはり知っている道の方が、少し気持的に楽に歩けるような気になります。第1チェックポイントを出発すると、まずは大中の干拓地を左手に進みます。西の湖のあたりを抜けると長命寺。この少し先で40kmになります。42kmのあたりでは、この大会唯一のエイドステーションがあります。

■陽が傾き、少し暖かいものでも食べたいところですが、チャリティーということもあるのでしょうか、大会そのものに資金を回すことができないのかもしれません(おそらくは…)。渡されたのは、小さなアンパンとクリームパン、そして水でした。正直、少しがっかりしたわけですが、もちろん文句を言わずに水だけいただき(パンはリュックに詰めて)、数分休憩をして再び出発しました。日も傾いてきたので、できるだけ明るいうちに距離を稼ぎたかったのです。野洲市に入ると、東の山から月が登ってきました。この日は、天気もすこぶる良かったことから、美しい月が登りました。とはいっても、あまり呑気に鑑賞している時間もありません。すでに足裏、脚、そして仙骨のあたりに疲れが溜まってきていました。

■第2チェックポイントは、野洲市にあるコンビニです。ここで驚いたことに家族が応援に来てくれました。「無謀にも100kmウォーキングに挑戦している」と心配になって様子を見に来てくれたのでしょう。このあたりになると、前後に歩いている参加者もまばらになります。早い人と遅い人との間にかなりの差が出てくるからです。家族がよく見つけてくれたなと思いましたが、おまじないに被っていた「チーム利やん」のキャップですぐにわかったとのことでした。本当に「おまじない」として役立ったわけですね。すごいな〜。それはともかく、この第2チェックポイントは47kmになります。このあたりで、だいたい17時50分。休憩時間も入りますが、平均すれば、1時間に5.6kmほどのペースで移動してきたことになります。ペースダウンすることもなく、移動してきているということになります。しかし、溜まった疲れにより、このペースは次第に落ちていくことになります。

20161018biwa100-14.jpg■野洲市の第2チェックポイントを過ぎると、あたりはもう真っ暗です。湖周道路を行き交う車のライトだけでは足元が危ないので、持参したヘッドライトを点灯しました。野洲川を渡り、さらに進みます。琵琶湖大橋の東詰で左折して、守山市内の第3チェックポイントに急ぎます。第3チェックポイントに到着すると、ここで59kmになります。それまで、人生において自分の力で移動した最長の距離は54kmでしたから(10月1日)、すでにこの時点で自己記録ということになります。なんといいますか、この辺りでもう相当に疲れてしまっていました。おまけに、低体温症のような症状も出てきました。悪寒がするのです。これはまずい、石油ストーブの側で身体暖めましたが、なかなか再び、スタートしようという気になりません。用心して、じっくり時間をとって休憩することにしました。身体の調子は悪い方に向かっていましたが、この第3チェックポイントで驚くようなことがありました。受付を済まそうとすると、「龍谷大学社会学部の脇田先生ですか?」とボランティアの若い女性が尋ねてきたのです。彼女は、今年の3月に社会学部社会学科を卒業された方でした。こういうことがあると、体調は悪くなっても気持ち的には盛り上がってきますね。本当にありがたかった。うれしかったです。

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■さて、石油ストーブにあたりながら、ペースを計算してみました。休憩時間も入りますが、平均すれば1時間に5.2kmほどのペースをまだ維持していることになります。しかし、このあたりからペースは少しずつダウンしていくことになります。それなりに練習を積み重ねてきましたが、そろそろ練習の「貯金」も使い果たしてしまうことになったようです。悪寒はストーブにあたりなんとかおさまりましたが、足の裏、脚の付け根あたりに痛みを覚えるようになりました。辛いな〜と思っていると、一人の県職員の方が、第3チェックポイントに到着されました。亀甲武志さんです。その後には、もう2人の県職員の方も到着されました。私は、ここから亀甲さんと一緒に歩いていただきたいとお願いしました。亀甲さんとは、9月3日に30kmのウォーキングの練習を一緒にしました。そういう仲だったので、亀甲さんに甘えたのです。この59km以降、ゴールまで亀甲さんとご一緒してくれました。といいますか、亀甲さんが年寄りの私に付き合ってくださった…という方が正確だと思います。優しいなあ、亀甲さん。本当に、助かりました。次の第4チェックポイントは70kmになります。第3チェックポイントからは11km。この11kmを、亀甲さんと一緒に歩き始めました。亀甲さんは、ユーモアたっぷりにとても面白い話しをしてくれました。お互いに馬鹿話しをして笑いながら歩いていると、1人で歩いている時に感じた痛みが何かやわらぐような気持ちになります。少し元気が出てきました。

■上の2枚の写真、左が59kmのチェックポイントで休憩中に撮ったものです。「20時20分、87,901歩」となっています。この59km以降は、疲れてしまってきちんと記録を取れていません。右側は70kmのチェックポイントを出発した時のものです。数字が良く確認できませんが、スマホで確認したところ0時13分になっていました。70km地点でもかなり長時間休憩をとりました。もう少しあとで説明しますが、その後、80kmの南郷の洗堰には2時頃に到着しました。休憩もかなりとったことから、その時点での平均のスピードは、1時間に4.7kmに落ちてしまいました。もっとも、これでも当初予想していたよりは、だいぶ早いかと思います。予想では、朝の5時に南郷の洗堰に到着すれば良いかなと思っていましたから。

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■70kmの第4チェックポイントは、草津にあるコンビニでした。ここでは、暖かいポタージュスープをいただき、それだけでは身体がもたないので、コンビニでカップ麺を買って身体を暖めました。また、サンドイッチや甘いものも食べました。さらに、マッサージのサービスを提供されていたので、ボランティアの方にお願いをして身体をほぐしていただきました。これでだいぶ身体は生き返りました。ところで、70kmのチェックポイントに到着する直前に、ちょっと驚いたとがありました。龍谷大学のNPOボランティアセンターの職員である東郷珠江さんが沿道で応援をしてくださっていたからです。私が歩いているのはご存知だったようですが、まさか会えるとは…という感じだったようです。東郷さんを見つけて、びっくりして私の方から歩みよって行ったので、多分、驚かれたのではないか(怖かった…?!)と思います。東郷さんからは、私が頭につけたライトが眩しくて私の顔が見えなかったようです。それはともかく、東郷さんの応援でも元気をいただくことができました。ありがとうございました。

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20161018biwa100-19-4.jpg ■草津にある第4チェックポイントを出発し、道は近江大橋東詰に向かいますが、イオンモールのところで南に向かって左折して、瀬田川沿いを南郷にある洗堰に向かって歩きした。この瀬田川沿いの河川敷には、遊歩道が整備されています。決められたコースは、この遊歩道なのです。ここを歩かねばなりません。昼間であれば、とても気持ちが良いのですが、夜はやはり昼間とはまったく違います。ここを、もし1人で歩いていたら嫌だろうな〜、ちょっと薄気味悪いだろうな〜…という雰囲気なのです。時々、ガードマンやボランティアの方がおられのですが、暗い河川敷の遊歩道を歩くのはあまり気持ちの良いものではありません。精神的にも辛くなるだろうな〜と思います。もっとも、私の場合は、亀甲さんが一緒に歩いてくださったので、そのような心配はありませんでしたが。あと、ガードマンやボランティアの方達に南郷の洗堰までの距離を教えていただくのですが、なかなか距離が縮まらないのです。まさかいい加減な距離を言っておられたわけではないと思いますが、おそらくは疲れているためでしょうか、行けども行けども洗堰に到着できないのです。やっとの思いで到着したのが、午前2時頃だったと思います。

■すぐに、調子の悪い右足裏を見てみました。中指と人差し指の近くに大きな水膨れができていました。仕方がないので、中に溜まった水を抜いてバンドエイドを貼りテープで固定しました。しかし、まだ残りは20kmもあります。ゴールまでは、足を引きづりながら歩かねばなりません。気持ちは落ち込まざるをえません。足裏の処置の後は、再びボランティアの方にマッサージをしていただきました。70kmの時にしていただいたマッサージとは、全く異なる施術でした。70kmの時は、グッと筋を伸ばすストレッチのようなマッサージでしたが、80kmのマッサージは身体に入った力を抜いて関節の可動域を広げる…そのような感じのマッサージでした。ところで、そのようなマッサージを受けていると、突然、そばに寄って声をかけてくれる人がいました。龍谷大学の職員で「チーム利やん」のチームメイトでもある奧村康仁さんでした。夜中であるにもかかわらず、わざわさ応援に来てくださったのです。ありがとうございます。仲間の応援は、これも本当に嬉しいものですね。ストーブにあたりながら、水分を補給し、しばし奥村さんとお話しをさせていただきました。元気が出てきました。足裏に肉刺が出きて歩くのはちょっと大変だったのですが、頑張って再び歩き始めました。第5チェックポイントの南郷の洗堰をスタートしたのが、2時45分頃だったかと思います。

■第6チェックポイントである「びわ湖ホール」に向かって瀬田川の遊歩道を遡り、近江大橋が近づいてきた時のことです。向こうから、2つのヘッドランプがだんだん近づいてきました。走っておられるようです。近づいて来た方達のお顔を確認して驚きました。先ほどの奥村さんと、奥村さんと同じく龍谷大学の職員で「チーム利やん」のチームメイトでもある世雄理博さんでした。嬉しいですね〜。本当に、ありがたいです。この「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」には、今年の3月末に退職された原田逹先生も参加されていました。そして、原田先生も「チーム利やん」のチームメイトなのです。最初に書くべきでしたが、長浜に着いた時、原田先生の方から「やあっ!!」という感じでやってこられたのでした。びっくりしました。というのも、事前に参加されることを何も聞かされていなかったからです。私を驚かせようと黙っておられたようです(水臭い…)。それはともかく、その原田先生の応援にも、奥村さと世雄さんは走って行かれたのです。私が瀬田川の右岸を北上している時に、原田先生は対岸の瀬田川左岸を南郷の洗堰に向かって歩いておられるとのことでした。仲間っても本当にありがたいですね。

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■足裏は豆で痛かったのですが、比較的スムースに第6チェックポイントに移動することができました。その移動の途中、大津プリンスホテルを過ぎたあたりで、1人の男性に呼び止められました。「チーム利やん」のオーナーで、大津駅前の居酒屋「利やん」のマスターである光山幸宏さんでした。これまた、びっくりです。一緒に歩いていた亀甲さんも、「チーム利やん」の団結力に驚かれていました。光山さんは、わざわざ用意した椅子に私を座らせて、カチコチになった肩と背中を揉んでほぐしてくださいました。また、暖かい飲み物も差し入れてくださいました。ありがたかったです。本当に。光山さんからも元気をいただき、第6チェックポイントに到着しました。5時45分頃です。

■第6チェックポイントでも少し休憩をしました。最後の方は、毎回休憩をしないと、とてもゴールまでは辿り着けそうにありませんでした。第4チェックポイントから、10kmごとにチェックポイントがあります。「次は10km」、「もう1回10km」、「これが最後の10km」と歩いているうちに気がついたらゴールできる仕組みになっているのですね、きっと。この辺り、ウォーキングで苦しむ人たちの心理をよく掴んでおられるなあと思いました。第6チェックポイントに到着する少し前あたりから、夜が明けてきました。徹夜をして歩いてきたこともあり、朝日の中の琵琶文化館と比良山系の風景が心に沁みてきました。この素敵な風景を眺めながら、「もう、ゴールまで残り10kmや」と心の中で呟きました。100km完歩というよりも、「あと10km歩くだけで、この苦しみから解放されるのだ…」という感覚でしょうか。「びわ100」が開催された15日・16日の両日、大津の街中では「第8回大津ジャズフェスティバル」が開催されていました。湖岸沿いにある「お祭り広場」には、大津ジャズフェスの幟が立っていました。かつてこのジャズフェスの末端で実行委員をしていたこともあり、ジャズフェスのことも気になっていましたが、まだ早朝ということもあり関係者は誰もいません(あたりまえだけど…)。

■この第6チェックポイントあたりでも、応援を頂きました。株式会社ナスカの社長である井上昌宏さん、そして「チーム利やん」の馬殿貞爾さんです。早朝から、井上さんはBMWの大型バイクで、馬殿さんはロードバイクで、私たちを探してまわって激励にやってきてくれたのです。本当に心から感謝です。

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20161018biwa100-24.jpg■さて、第6チェックポイントを通過すると、残りは10kmなのですが、この10kmがとても長いのです。右足裏に肉刺を作ってしまっていることもあり、なかなか進みません。そうやって苦しみながら歩いている時、「チーム利やん」の中川俊典さんが激励にやってきてくれました。これから高島栗ハーフマラソンに出場するとのことで、その途中、歩道を歩く私を見かけて車を停車させてくださったのです。もう本当に、苦しい時の応援って力になりますね。とはいえ、応援をいただいてもスピードはさらに遅くなり、最後の1kmは16分もかかってしまいました。8時39分になんとかゴール。やっと100kmの「苦行」から解放されました。「自分にも100km歩くことができた」という感動よりも、「もうこれ以上歩かなくても良い」という安堵感の方が圧倒的に強かったように思います。途中から調子を悪くしたわけですが、亀甲さんのおかげでなんとゴールすることができました。亀甲さん、本当にありがとうございました。

■私たちがゴールした時には、滋賀県庁農政水産部「世界農業遺産ウォーキングチーム」のうち、4名の方がゴールされていました。1番は、私がずっと後を追いかけていた高橋滝治郎さん。なんと5時代にゴールされていたようです。これはすごいことです。私たちがゴールした時は、高橋さんは次のご用事があり、すでにゴール会場を後にされていました。びっくりです。ゴールして雄琴温泉に浸かった後、支給された滋賀の特産品を使った弁当(ご飯は琵琶湖の形)をいただきながら、順番にゴールしてくる仲間や知り合いを待つことにしました。

20161018biwa100-30-2.jpg ■「世界農業遺産ウォーキングチーム」のメンバーがゴールする中、「チーム利やん」の原田逹先生もゴールされました。先生の年齢に自分がなった時、先生のように100kmを歩くことができるように身体を維持しておきたいものです。私はもうヘロヘロの状態でしたが、原田先生は余裕の笑顔でのゴールです。今年の5月から6月にかけて、原田先生は、東海道五十三次を踏破されました。私などの「にわか仕立て」とは違い、相当の健脚の持ち主なのです。さすがです。

■お昼前後から「世界農業遺産ウォーキングチーム」のメンバーが次々にゴールされてきました。昼からは、「世界農業遺産ウォーキングチーム」のメンバーではありませんが、副知事の池永さんも県職員のお仲間とゴールされました。小柄な女性ですが、見事に完歩です。すごいですね〜。「世界農業遺産ウォーキングチーム」の最後になったのは若い男性職員でした。サッカーを楽しむスポーツマンですが、残念なことに、初めの方で大きな水膨れを両足裏に作ってしまったようです。これは、相当に厳しいですね。それにもかかわらず、制限時間以内にゴールされました。今回の「世界農業遺産ウォーキングチーム」の中の彼はヒーローなんじゃないでしょうか。普通であれば、痛みに耐えかねて最初のチェックポイントでリタイアしてしまうところですが、一つ一つ次のチェックポイントまでは歩こうと思い続けながら、制限時間以内になんとか仲間のいるゴールに到着することができました。自分のゴールには安堵でしたが、頑張った彼については本当に感動しました。

■感動といえば、お昼を過ぎてからは、涙を流しながらゴールされる若い女性の皆さんがたくさんおられました。その方達の様子を拝見しながら、私も感動してしまいました。おそらくは、脚の痛みに苦しみながらも、仲間や、たまたま一緒に歩くことになった方達に励まされながら、なんとかゴールすることができたのでしょう。そのような周りの皆さんへの感謝の気持ちも含めた感動なのだと思います。素晴らしいですね。普段、なかなかこういう気持ちを感じる経験はできませんからね。
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■2日間にわたり100kmを歩くことができました。無事に完歩できて本当に安堵しました。100kmの歩数ですが、かなりのものになりました。左は15日の歩数、右は16日の歩数です。合計は、ウォーキング以外の歩数も入っていますが「159,452歩」になりました。万歩計の数字の上の棒グラフは、活動量を示しています。基本的に、活動量は常にマックスなのですが、チェックポイントで休憩したところは、棒グラフが短くなっていました。これだけ歩くと体重も瞬間ではありますが、すごく減ってしまいました。スタート前は72.5kgでしたが、ゴールした翌日には70.5kgになっていました。2kg減ったということになります。二日間で貴重な体験をすることができました。もう宣言をしておきますが、来年も出場する予定です。

大津祭「西行櫻狸山」×「世界農業遺産申請」チーム

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■先週のウイクーデーに老健施設に入所している母を訪ねて洗濯物の交換をしたばかりですが、昨日も母の介護関係の用事がありました。介護が大変なので、兵庫県の施設から滋賀県の老人ホームに引っ越ししてもらうことになりました。午前中は、その老人ホームでの契約でした。介護保険や老人福祉について不勉強な私には、制度が複雑に感じられてよくわからないことが多々あるのですが、老人ホームの相談員の職員の方には、一つ一つ丁寧に説明していただきました。とても、ありがたかったです。

■午後からは気持ちを入れ替えて、滋賀県庁農政水産部の「世界農業遺産申請」チームの皆さんと大津祭の曳山巡行に行ってきました。これまでもこのブログで報告してきましたが、私は、滋賀県の「世界農業遺産」の申請に関して、アドバイザーという仕事をさせていただいています。どれだけ役に立っているのかはわかりませんが、滋賀県庁農政水産部の職員の皆さんと仲良く仕事をさせていただいています。「気合を入れよう!! 世界農業遺産をアピールしよう!!」と、「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」に参加することにもなりました。今月の1日は、その練習会でした。54km歩きました。人生でこんな長距離を歩いたのは初めてのことでした。この練習会の後、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」で打ち上げをしましたが、その時に同じ宴会場におられたのが、大津祭の「西行櫻狸山」の皆さんでした。そして酒を酌み交わしつつ、たまたま偶然ではありますが、深く深く「交流」したのでした(簡単に言うと、酔っ払って盛り上がった)。その際、巡行の最後の方で「エールの交換」をしようということになりました。「琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業の『世界農業遺産』認定をめざそう!」と書いた横断幕を持ってアピールしてくれたら、それに応えて「西行櫻狸山」の粽をどっと撒くよ…という感じに話しが盛り上がったのです。一昨日の深夜には、「狸山」の曳山責任者のかたから、「利やん」のマスターを通して「ほんまにやるんよね‼︎」との確認が入りました。「はい、もちろん!!」とお返事。我々も本気でしたから、きちんと予定を組んでいました。

■ということで昨日は、「エールの交換」を無事に行うことができました。「狸山」の皆さんにはめちゃくちゃ喜んでいただけた…ように思います。その後は、「西行櫻狸山」の関係者の皆様ご配慮で、曳山の後ろを一緒にパレードさせていただきました。少しは、「世界農業遺産申請」をアピールできたかもしれません。農業セクターだけでなく、これからも、様々な取り組みをされている県民の皆様に、「世界農業遺産申請」について知っていただくと同時に、いろいろ応援・声援をいただければと思っています。また、滋賀県を盛り上げることに関して「エールの交換」ができればとも思っています。昨日、申請チームの皆さんの多くは、お子さん連れでお越しになっていました。仕事をしっかりやるけれど、育メンパパでもあるわけです。ワークライフバランスもバッチリですね!職員のお子さんたちとも楽しくお話しをすることができました。プライベートの時間を使って、こうやってお子さんと一緒に過ごしながら仕事関連のことをされているのです。立派だな〜。私としても有意義な1日でした。

■もうひとつ。大津祭の曳山の町や巡行のコースは、社会学部の「大津エンパワねっと」の学生たちが活動している中央小学校区のエリアと重なることから、昨日は知り合いの方たちにあちこちで出会うことになりました。これが祭なのでしょうね。かつて滋賀県立琵琶湖博物館時代の上司で、その後滋賀県知事をされた嘉田由紀子さんの、ご長男と市会議員をされている次男さんにもお会いすることができました。お二人とも、お子さんの時から知っていることもあり、ちょっと懐かしい気持ちでした。そういう人の出会いや再会が、祭のあちこちで見られました。素敵ですね〜。

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54kmウォーキング練習会

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■「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」まで、残り12日となりました。一昨日の10月1日(土)、滋賀県農政水産部の「世界農業遺産申請チーム」を中心とした滋賀県庁職員の皆さんと、南湖を1周54kmをウォーキングしました。朝、6時40分に滋賀県庁前に集合。トップのような記念写真を撮ってスタートしました。コースですが、下のマップの画像の通りです。湖西路を北上、堅田から琵琶湖大橋を渡り、大津市から守山市に入りました。ただし、湖岸ではなく内陸に進み、守山市→栗東市→草津市と南に進みました。そして近江大橋を渡らず瀬田川を下り、南郷の洗堰を渡り、再び瀬田川沿いを北上、石山、近江大橋西詰を通過して、滋賀県庁にゴールしました。滋賀県庁がスタートでゴールでした。

■本番の「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」のゴールは「大津市おごと温泉観光公園」(上記のマップ上では、12kmあたり)になります。そのゴールから琵琶湖大橋東詰(18kmあたり)までの部分を除く、残りのすべてが本番と同じコースになります。ただし、大きく異なることがあります。本番は出発点が湖北の長浜市であること、そしてこの練習会の距離のほぼ2倍の距離を歩かなくてはいけないということです。100kmというと、自分にとってはまさに「未知との遭遇」ということになります。しかし、考えてみれば、今から6年前、2010年に第1回「びわ湖レイクサイドマラソン」で15kmを走った際、本当に15kmなんて距離を走ることができるのだろうかという思いでした。その後、2013年に「京都マラソン」でフルマラソンを走ることができました。最初は、とても走ることができる気がしませんでした。それぞれの記録は別にしてですが…。そのように考えると、自分のようなおじさんでも「やればできんだ」と自信が湧いてこないでもありません。とはいえ、ランニングではなくウォーキングではありますが、「100km」という距離に相当のプレッシャーを感じています。

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■上・左の写真は、滋賀県庁をスタートして17km、琵琶湖大橋の中間あたりになります。この辺りは、まだまだ元気です。上・右の写真は、44km地点の南郷の洗堰を渡ったあたりで撮ったものです。参加された皆さんの表情を見ると、まだまだ元気のように見えますが、これは写真用のものです。かなり疲れが溜まっています。脚に痛みも感じ始めています。しかし、辛かったのは、この44kmあたりからゴールまでの残り10kmです。これは、非常に辛いものがありました。

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■「ランニングシューズよ、あれが滋賀県庁の灯りだ!!」。そのような気持ちになりました。もう、ボロボロです。スタートからほぼ12時間後、18時40分頃に、再びスタート地点に戻ってゴールすることができました。無事に練習会を終えたという安堵感よりも、もうこれ以上歩かなくても良いのでホッとした…というのが正直なところでしょうか。今回は、スマホのアプリを使いませんでした。万歩計だけですが、「78,009歩」にもなりました。こんな距離を一度に歩いたのは人生で初めてのことでした。ゴール後は、参加者全員で記念写真を撮りました。県庁にゴールせず、当初の予定されていた通りご自宅に戻られた方もおられましたが、練習会を無事に終えることができました。

■練習会の後、打ち上げを行いましたが、食欲は今ひとつでした。以下は反省点です。

・昨日はゴール後、寒気がしました。ひょっとすると低血糖かと思います。フルマラソンを走った際に経験したのと同じです。しっかり栄養を補給しつつ歩かないといけません。ベテランのランナーの方たちからは、いろいろアドバイスをもらいました。本番は、ミックスナッツやドライフルーツを食べながら歩いたりしながら、身体が「燃料切れ」(低血糖)にならないようにというアドバイスでした。最後の10kmが非常に苦しかったのは、この「燃料切れ」のためでした。

・途中で、適宜、休憩を取ることが大切だと思いました。そのタイミングと休憩時間が問題です。まだ、その辺りがよくわかっていません。適宜、休憩をとります。

・休憩時間に、足裏のケアをきちんとしなくてはいけません。靴下の替えも必要だと痛感しました。足が蒸れてしまうと、靴づれや肉刺の原因になりますし。今回は、ワセリンを使いました。これは必需品ですね。それから、肉刺対策のテープもいるなと思いました。

・それから、人と一緒に歩くと随分楽であることもよくわかりました。当日は、周りの方達から元気を頂きつつ、完歩したいと思います。

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■練習会の後は、県庁近くの銭湯で汗を流し、そして大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」で練習会の打ち上げをしました。すでに述べたように、私は空腹のはずなのですが、体調が優れず食欲があまり湧いてきませんでした。それでも打ち上げは非常に盛り上がりました。この日、大津の中心市街地では、今年3月に国の重要無形民俗文化財に指定された大津祭のお囃子の仕上がり状況を見る「総囃子」が行われていました。その大津祭の曳山のひとつである「西行櫻狸山」の皆さんが、「総囃子」を終えて「利やん」で打ち上げをされていたからです。大津祭が国の重要無形民俗文化財に指定されたように、私たちも、古代湖の一つである「琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業」を、「国連食糧農業機関」(FAO)から「世界農業遺産」に認定していただけるように頑張らねばなりません。…とまあ、そういうことで、「西行櫻狸山」の皆さんとむちゃくちゃ盛り上がったのでした。エールの交換のようなものですね。いや〜、びっくりしました。ここでは、まだ打ち明けあられませんが、近日中に面白いちょっとしたコラボができそうです。ご期待ください。

■考えてみれば「大津祭」も、琵琶湖と大いに関係があります。江戸時代、大津は物流の拠点でした。日本海を経由して琵琶湖の北まで運ばれてきた北国の物資が、丸子船と呼ばれる帆船で続々と大津に運ばれてきました。大津とは「大きい港」という意味になります。大津の港には、大きな港に相応しく有力藩の米蔵が建ち並びました。大津は、経済的に非常に繁栄していました。大津祭の曳山は、そのような経済的繁栄を背景に経済力を持つに至った大津の商人たちが、自分たちの資金で作ったものです。モデルは、京都の祇園祭でしたが、そのような意味では、「大津祭」も「滋賀の農林水産業」と同じく琵琶湖があったからこそ…と言えるのかもしれません。

南湖1周42kmウォーキング

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■龍谷大学・保健管理センター主催の「ウォーキング・キャンペーン」に参加し、ウォーキングを始めた7月の当初、9月末までに100万歩を超えることを最終目標に置いていました。先日の木曜日、1人で約42kmのウォーキングをしたことから1日の合計は「58,402歩」。7月からの合計も「1,059,155歩」となりました。とうとう100万歩を超えました(前日にすでに1万歩を超えていたのですが…)。非常に嬉しい。何か達成感があります。

■10月15・16日に開催される「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」に参加しようと思いたったのは、直接的には、知り合いの社長さんの会社で、社長や新入社員の皆さんがこの100kmウォーキングに参加するとお聞きしたからです。新入社員の中には、私のゼミの卒業生もいます。しかし、もし龍谷大学の「ウォーキング・キャンペーン」に参加していなかったら、永田社長からの刺激も受け止めることができていなかったし、100kmウォーキングの発想も生まれてこなかったにちがいありません。

■6月だったと思いますが、たまたま深草キャンパスの出口で、保健管理センターの部長・課長・看護師のお三人に囲まれて「ウォーキング・キャンペーン」に参加するように強く要請されたことを思い出します。改めて、保健管理センターの皆さんに感謝したいと思います。あの瞬間がなければ、ウォーキングをしていないし、その延長線でランニングも復活させていませんから。さらに体重も落ちていないし、身体を絞ることもできていない。様々な方達との「ご縁」の中で、ウォーキングに励んでいる自分がいる。心より感謝いたします。

■もっとも、この「100万歩」達成も単なる自己満足にしか過ぎません。「ウォーキング・キャンペーン」に参加されている方の中には、軽く200万歩を超えるアスリートの方も多数おられるからです。8月末の段階ですでに100万歩を超えておられる方が、キャンペーン参加者全体で10人もおられるのです。

■さて写真ですが、ウォーキングに出発する前に自宅で撮ったものです。格好だけは一人前ですね。しかし、帰宅後はもうヘロヘロでした。南湖1周とは言っても、守山市・栗東市・草津市のあたりは、かなり内陸を歩いています。この道が、来月開催される「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」のウォーキングのコースだからです。大津の街中に到着した頃(28km)あたりでは、雨が降り始めました。仕方がないので、なぎさ公園にあるイタリアンレストランで遅い昼食の休憩を取り、その後小雨になった頃を見計らって再びウォーキングを始めしまた。しかし、時期に本降りになりました。最後の13kmは雨の中のウォーキングになってしまいました。かなり辛いものがありました。ということで、ヘロヘロ状態でゴールインしました。

■しかし、本番はこの2倍以上の距離になります。しかも徹夜で歩かねばなりません…。と思うと憂鬱になってしまいます。自分で思いついたことではありますが…。しかし、なるようにしかならないと開き直って、本番までできるだけ練習するのみです。次のロングウォーキングは、10月1日の50kmウォーキングです。滋賀県農政水産部の「世界農業遺産」申請作業チームの皆さんと一緒に54kmを歩きます。今度も南湖1週ですが、南郷の洗堰を渡ります。頑張ります。

「びわ100」まであと1か月

20160915run4.jpg■自宅に「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」=「びわ100」の関係資料が届きました。その中には、「歩行ルートマップ」が入っていました。このマップをみると、長浜をスタートして、野洲川の河口近くで50kmになります。現在、1時間で5kmゆっくりと歩くということにしていますので、休憩時間も含めれば、50kmにはおそらく夜の9時ぐらいに到着するのではないかと思います。その後、南郷の80kmチェックポイントが、うまくいけば明け方の5時頃になるのかな・・・と思っています。あくまで「とらぬ狸の皮算用」なのですが、昼までには、なんとかゴールの雄琴温泉に到着したいものです。ドキドキしてきました(゚o゚;;。

■今回の「びわ100」、滋賀県庁農政水産部で「世界農業遺産」申請作業にあたっておられる職員の皆さんとチームを作り一緒に参加します。私は「世界農業遺産」申請準備のアドバイザーとして側面からお手伝いをさせていただいており、「申請するには、琵琶湖と滋賀の大地を体感せんと‼︎びわ100に出ようや‼︎」という無茶な提案を親しい職員さんにさせていただきました。すると、なんと20名ほどの職員の皆さんが参加してくださることになりました。すごいぞ、滋賀県庁‼︎…なのです。10月1日には、50kmの練習会を開催する予定です。こちらの練習会には、12名の方が参加します。朝、滋賀県庁を出発して、時計周りで琵琶湖の南湖を1周します。雄琴、堅田、そして琵琶湖大橋を渡り、そのあとは「びわ100」の決められたコースをたどります。守山、草津、大津の瀬田、それから南郷の洗堰をわたって、再び滋賀県庁に戻ってくるというコースです。おそらくは、11時間ほど時間が必要かと思います。

20160915run1.jpg■もちろん個人的にも練習をしています。月曜日は、午後から会議がありましたが、午前中は時間がとれたので練習をすることにしました。距離は20kmですが、ジョギング(13km)とウォーキング(7km)ということになりました。アプリで記録したログをご覧いただければわかりますが、ところどころスピードが落ちているのは、しんどくなってウォーキングに切り換えたからです。本当は、20kmをずっと走り続けたいのですが、まだ昔のように走力や心肺能力が回復していません。ながらくランニングから遠ざかってきたので、無理せず少しずつと思って練習しています。ですから、平均ペースも「7分25秒/km」と、とても中途半端なものになっています。しかし、「走力」は、確実に上向いてきているように思います。

■今回は、面白いコースをみつけました。自宅から走り始めて、大津市の真野を経由して小野の住宅地であるを走ってみました。住宅地は、走るための風景としてはあまり楽しいものではないのですが、車が少なく歩道もしっかりしていることから、練習しやすいように思います。小野の住宅地は2か所に分かれています。琵琶湖側と山側です。その2か所の住宅地の中を8の字状に走るのです。小野の住宅地の入り口あたりまでは往復で11km、小野の住宅地が9km、住宅地はもともと丘陵地だったのでアップダウンがあり練習として走ると適度に負荷がかかってよいのではないかと思います。

■しかし、このようなジョギングとウォーキングを結果として取り混ぜたような練習で、はたして100kmウォーキングに有効なものになっているのでしょうか。私には、そのあたりがよくわかりません。

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