7秒スクワット


▪️昨日は、このスクワットをやりました。血糖値を下げる効果があるそうです。このスクワットを週2回するだけで良いのだとか。この動画に合わせて3セット。時間にして6分程度でしょうか。週2回で効果が出てくるのであれば、継続できそうです。私は大丈夫だったけれど、慣れていないと膝とか少し辛いかも…です。その場合は、椅子の背もたれを掴んでやるのもOKのようです。このスクワットを勧める本も買ってみました

▪️じつは、昨日は月1回のクリニックに行きました。血液と尿の検査の結果、HbA1cの値は5.6、血糖値も104、基準値内におさまっていました。まずは一安心。医師にも毎度のように「頑張っておられますね」と治療に励んでいることを誉めていただきますし、薬剤師さんからはHbA1c値が低いので「えっ?」と聞き直されました。普通はそんなに下げられないらしいです。私は、大好きな日本酒は飲まず、ビールは基本は無糖、あとは焼酎かウイスキー。ご飯も少なくして(食べない時もあります)、野菜をたっぷり食べて、砂糖はできるだけ摂取しない、だからスイーツの類も食べないようにしています。そういう食生活が当たり前になってきました。「そんな人生つまらないだろう…」と言われるかもしれませんね。まあそうかもしれません。でも、医師によれば遺伝なんだそうです。仕方がないと受け止めています。

深草キャンパスの新校舎

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▪️1月11日(木)に深草キャンパスにある校舎から撮った写真です。古い学生会館が解体されて、そこに新しい校舎が建設されようとしています。この日は、朝9時半から深草キャンパスに建設される「紫光館別館跡地新棟」(写真とは別の場所)の起工式があり、深草キャンパスにいました。起工式が終わったあと、普段、囲いに囲まれている新校舎の建設中の様子を見たくなりました。ということで、道路を挟んで向かいにある校舎から建設現場を写真を撮ってみました。まだ、地上に構造物は見えませんが、地下はできているのかな(しらんけど…関西風)。

▪️2025年の春からは、ここに建設された校舎で働くことになります。ただし、定年退職するため、2026年度、2027年の3月までです。ということで、2025年の3月頃には、研究室の荷物が新しい研究室に運ばれることになるのでしょう。それまでに、できるだ研究室の本や荷物を減らしておかねばなりません。少しずつ研究室の整理を始める予定です。新しい研究室には2年しかいないので、できるだけ身軽にしておきたいのです。

念誓寺(和歌山県和歌山市)

▪️新聞で和歌山県和歌山市にある念誓寺が紹介されていました。浄土真宗本願寺派のお寺です。前住職は龍谷大学文学部で教員をされていた岡亮二先生。『親鸞の信と念仏』(永田文昌堂, 1977)、『親鸞の念仏思想』(永田文昌堂, 1987)、『教行信証口述50講 : 親鸞のこころをたずねて』(教育新潮社, 1993)、『なぜいま念仏か : 岡亮二教授還暦記念講話集』(永田文昌堂, 1993)、『親鸞の教えと現代』(永田文昌堂, 1995)、『『教行信証』「行巻」の研究 : 第十七願の行の解明』(永田文昌堂, 1996)、『「教行信証」に問う』(永田文昌堂, 2001)、『親鸞の念仏』(法蔵館, 2005)、『真宗のいろは』(永田文昌堂, 2009)、『浄土教の十念思想』(法藏館, 2013)等の研究書を著しておられます。ただ、岡先生は、2007年に73歳でお亡くなりになっています。私が龍谷大学に勤務するようになったのが2004年ですから、その前に岡先生は定年退職されていることになります。

▪️この新聞記事は、ユニークな建築物を紹介するコラムのようですが、今回はたまたまコラムを読んでとてもこのお寺のことがとても気になりました。念誓寺は室町時代に開基した古い歴史を持つお寺ですが、お寺を建て替える際に「もっと簡素に、もっと簡素に」というのが岡先生のお考えだったようです。それはなぜか、現住職の岡京子さんは、以下のように語っておられます。

門徒が車座になって念仏を唱え、親鸞聖人の教えを聞く。元龍谷大学教授で浄土真宗の根本聖典「教行信証」に関する著書もある亮二さんは、そんな信仰の場の原風景をイメージしたのかもしれない

大学で若い人に接する機会も多かったので、若い人になじんでもらわなければと考えたのでしょう

▪️「もっと簡素に、もっと簡素に」。華美な装飾や、私が時々仏教に限らず宗教の世界の中に感じる権威主義的な構造を極力拝した、「信仰の核心」を表現するかのような建築空間、とても大切だなと共感しました。もうお亡くなりになっていますから、岡先生から直接お話を伺うことはできませんが、もし自分が最期にお世話になるのならば、このような仏教に対する考え方や思想が表現されているお寺であってほしいなと思いました。お寺は、日常的に人が集まってくる場所であるべきだと思っています。人が集まりやすい雰囲気を作っていくこと、そこにはそのお寺の思想が表現されているわけですから、とても大切なことなのだと思います。もっとも、代々大切に受け継がれてきたお寺だと「そんなことを言われても…」ということなんでしょうが。

▪️記事では建物が以下のように説明されています。「境内入り口から正面に本堂棟が立つ。高さ10㍍近い白壁に、軒瓦をストライプ状に埋め込んだ。四角く切り取られた部分は右手に本堂、左手に手洗い所があるホール。この空間を貫いて、視線は裏口まで一直線」。現代的な建物です。四角く切り取られた向こうには、タイサンボクが植えられています。暖かくなったら、和歌山市にある「和歌山市立有吉佐和子記念館」を訪問する予定にしているのですが、あわせてこちらの念誓寺も訪問させていただきたいと思います。

【追記】▪️この念誓寺の記事に関してfacebookに投稿したところ、親しくさせていただいている西正寺(尼崎)のご住職である中平了悟さんからコメントをいただきました。岡先生は、中平さんの恩師であり、学部と修士時代の指導教授だったとお知らせくださいました。岡先生は、どのような方だったのでしょうね。中平さんに伺ってみたいなと思います。

大雪警報

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▪️昨晩、大雪のことが心配になりました。左は、スマホに入ったアプリが示した翌朝(つまり今日)9時の天気予報です。我が家のあたりは、この予報では雪が降り始めています。滋賀県北部の天候は日本海側とつながっています。日本海側の雪が攻めてくるかのようです。右は、10時23分発表の大雪警報の状況です。滋賀県の北半分は警報のエリアになっています。私は大津市の湖西線沿いの地域に住んでいますが、警報が目の前に迫っている感じです。

▪️昨日は、5限、16:55からの試験の補助監督をしましたが、多くの学生さん達が遅れてきました。すでにJRの遅延が始まっていました。琵琶湖線の米原と長浜の間が雪で動かなくなり、玉突き状態で遅延になってしまったようです。試験開始後20分までは遅刻しても試験を受けられるルールになっていますが、20分を過ぎてやっと到着した人たちもいました。これは追試験ということになるのかなと思います。

▪️今日は、私の授業の試験です。雪は降っていませんし、試験は11時からだったのですが、電車が遅れるかもと思い、いつもよりも1時間早く大学に到着するようにしました。雪が降って電車が止まっていたら、JRは利用せずに、自宅から車で京阪で「坂本比叡山口」駅まで家族に送ってもらって、そこから京阪石山まで移動。あとはバスかタクシー…というルートも考えていましたが、無事にJRとバスで大学に到着できました。また、試験も問題なく実施できました。

▪️こちらは、昨年の1月25日の投稿「積もりました。」です。かなり積もっています。この時は、積雪で試験実施日が変更になっていました。ほぼ毎日ブログに投稿しています。そのため、こうやって過去の出来事を検索できるのです。ブログは、自分にとっては「ライフログ」のようなものなのかなと思います。

▪️今日は、今から深草キャンパスに移動します。ちょっとした、だけど重要な会合があります。会合が終わったら、急いで帰宅しなければなりません。雪で電車の運行が不透明だからです。

京町家の無農薬野菜

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▪️深草キャンパスからJR稲荷駅に向かう途中にあるお宅。時々、こんなふうに無農薬の野菜を販売されています。京町家ですが、一般のお宅のようです。どこから仕入れておられるのでしょうね。素敵だなと思い、写真を撮らせていただきました。

滋賀県庁の皆さんとミーティング

▪️昨日は、午前中自宅で仕事をして、午後からはまずは大津市役所へ。自治協働課を訪問し、「大津市協働を進める三者委員会」の打ち合わせと意見交換を行いました。大津市に限らず、人口減少と高齢化が加速度的に進行していく状況の中で、地域コミュニティの自治のあり方や仕組みも変化せざるを得ません。大津市では、前市長の時に、地域コミュニティを支える支援に関して、市役所と地域との間に緊張関係が生まれた時もありました。そもそも大津市は地理的に南北に細長く、マンションがたくさん建設されている市街地から、過疎が進む山間地域まで、地域コミュニティの自治の状況やあり方は実に様々です。同じような一元的な仕組みで自治を支援していくことも困難です。この「大津市協働を進める三者委員会」の委員長を務めながら、いつもその困難さに直面してきました。ただ、1期2年連続3期までという決まりがあり、私は今年の2月でこの委員長や委員を退任します。引き続き頑張って地域コミュニティをどのように支援していくのか、知恵を絞り汗をかきながら取り組んでいただきたいと思います。
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▪️大津市役所の後は、滋賀県庁の総務部市町振興課のデジタル地域コミュニティ通貨「ビワコ」担当の皆さん、琵琶湖環境部の「MLGs」担当の皆さん、そして「びわぽいんと」の準備を進めている私たち特定非営利活動法人「琵琶故知新」との3者でミーティングを持ちました。長年お世話になっている三和伸彦さんがミーティングをセッティングしてくださいました。おかげさまで、とても良いミーティングになりました。ありがとうございました。ミーティングの後は、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」で懇親会。こちらも有意義な場になりました。今朝、三和さんから「会って話し合うこと、呑むこと、とても大切だと改めて思いました」というメッセージを受け取りましたが、本当にその通りだと思います。

目黒寄生虫館

20240121meguro_kiseityukan1.jpg ▪️東京での研究集会と懇親会の翌日(つまり今日)、そのまま滋賀に戻ってもよかったのですが、せっかく東京に来たのだからと目黒にある「目黒寄生虫館」で展示を観覧することにしました。私は、四半世紀前まで博物館に勤務していたのですが、その頃から博物館の世界ではけっこう有名な存在でした。今朝は、朝食をとりながら突然、「そうだ、目黒寄生虫館、行こう」と思いついたのでした。

▪️ホテルは新宿でしたが、副都心線で渋谷駅、山手線で目黒まで。そこから雨の中を目黒寄生虫館まで歩きました。このような天気だから、観覧している人は少ないだろうと思っていたのですが、とんでもない。たくさんの方達が、標本と解説を丁寧に観覧されていました。目黒寄生虫館は、小さなこじんまりとした展示室が1階と2階にあるのですが、そこにはものすごい数の液浸標本が並んでいます。

▪️左の写真は、日本海裂頭条虫=サナダムシ。全長8.8mなんだそうです。この寄生虫館の一番の「ウリ」の標本です(だそうです)。やっと、この有名なサナダムシの標本を拝見することができました。このように解説されていました。40代の男性と館長は、どんなふうに協力して取り出したんでしょう。想像してしまいました。

40代の男性が排便中、白いひも状のものが出てきた。原因は、その3ヶ月前に条虫の幼虫の寄生したマスの刺身を食べたためだった。自覚症状は無かった。当館初代館長の亀谷了は男性に駆虫薬を飲ませて、ほぼ完全な形で8.8メートルの虫体を採取した。1日にどれくらい成長していたことになるのだろう?

▪️サナダムシは、寄生生活に不要な機関は退化して、残っているのは生殖器のみなのだそうです。よく見ると、長いサナダムシですが、数千の体節を持っていて、その体節ごとに精巣と卵巣があり、異なる節同士で生殖を行い、100万個のもの卵を毎日産むのだそうです(『寄生蟲図鑑』P.42より。)。恐ろしい…。

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20240121meguro_kiseityukan4.jpg▪️上段左。懐かしいものも展示してありました。蟯虫検査シート。展示によればもうこの検査は廃止になっているのだそうです。日本人のお腹の中から完全に駆逐されてしまったのかといえば、そうではないようですね。上段右。あの西郷隆盛も、この寄生虫による陰嚢水腫に苦しんでいたということも知りました。だから馬には乗れず、籠に乗っていたらしい…そういう説を読んだことがあります。

▪️解説の右下の絵は、葛飾北斎の「北斎漫画」の中の絵ですが、これは大げさではなく本当にこんなふうになってしまうようです。下段。お土産に、全長8mのサナダムシをデザインしたクリアファイルと、目黒寄生虫館が監修した『増補版 寄生蟲図鑑』を購入しました。この図鑑、なかなかユーモアがきいていて読んでいて「へー!そうなんや」と驚くとともに、ニヤッと笑ってしまいます。

「地域コミュニティ・観光・地域資源管理研究集会」(第11回)

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▪️今日は、「地域コミュニティ・観光・地域資源管理研究集会」(第11回)に参加しました。東京です。

▪️今日の報告者は、立教大学観光学部の橋本俊哉さんでした。日本観光研究学会の会長をされています。今日は、「『復興のエンジン』としての観光」というテーマで、ご自身が取り組まれた三陸海岸の宮古、そして福島の磐梯山での復興観光研究をもとにご報告してくださいました。観光地の災害弾力性(災害抵抗力と災害回復力)、そして災害弾力性から捉えた観光内の類型(適応型観光地、弾力型観光地、脆弱型観光地、防衛型観光地)、災害抵抗力を構成する主な要素、災害から復興するプロセスで、まずは精神的エンジン(地域文化・生活文化の再確認と再評価)、復興段階で教育的エンジン(被害を後世に伝える手段、語り部と聞き手の協働想起)、経済的エンジン(風評被害からの復興)が駆動していく等、さまざまな示唆をいただくことができました。

▪️こういう内容をお聞きすると、一般的な意味での、消費的な意味での「観光」ではなく、災害復興のプロセスで被災地の人々と外部の人々とをつないでいくための手段やメディアとしての「観光」、いわゆる観光まちづくりに近いものなのかなとも思いました。また、正月元旦に能登半島で大きな地震が発生して、甚大な被害が生まれたわけですが、どうしてもそのことと橋本さんのご報告とを重ね合わせて考えることになりました。

▪️この研究集会のこと、私はとても気に入っています。対面式かオンラインかは別にして、できるだけ参加するようにしています。いろんなディシプリンを背景に持つ方達が参加されているわけですが、個別の学会とは違って議論の幅が広く、その議論の面白さに加えて、ある意味、自由にのびのびと発言できる雰囲気があります。私は、そこが良いなと思っています。研究集会の後の懇親会でも、さらに自由に議論を続けることができました。次回は今年の春になるようです。楽しみにしています。

卒論の「お疲れ様」会

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▪️昨晩は、4回生ゼミの皆さんと、卒論の「お疲れ会」。ご本人もお疲れでしょうが、指導する方もお疲れ…なんですよ(^^)。まだ口述試問が残っているので、油断しないようにね。12人と人数の少ない学年でしたが(この日、インフルエンザに罹患した学生さんが1人欠席)、私の知らないところで、お互いに助け合っていたんですね。素敵なことだと思いました。ありがとう。卒業後も、同窓会を開催して交流しましょうね。会場は、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」の別館(宴会場)です。

後期最後の授業

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▪️後期の授業は明日までです。私の場合は、今日、金曜日が最後の日になります。2限はいつものように「地域エンパワねっと・大津中央」。インフルエンザが流行しているようで、今日も罹患して欠席している学生さんたちがおられます。お爺さんの私には、コロナもインフルエンザもやってこないのですが、どうしてだろう…。まあ、それで良いのですが。

▪️チーム「リーラ」は、中央学区の子ども会育成連絡会議と連携して、地域の子ども育成の担い手の発掘を目指しています。子ども会育成連絡会議の皆さんとの連携、小学校の協力のもとに、親子でも参加できるキッズクラブ体験会を開催します。キッズクラブは子ども会育成連絡会議が毎月小学校で開催している遊びのイベントですが、今日ミーティングで相談をしているのは来月開催する「冬の運動会」についてです。参加者がチームに分かれて競技を楽しみます。当日、競技の進行をスムースに進めるために、知恵を絞りあっています。

▪️チーム「マリーゴールド」は、中央学区の高齢者の皆さんと「料理クラブ」を開催しています。自宅に引きこもりがちな男性が料理と交流を楽しむことが目的で開催しています。次回は、スペイン料理に挑戦です。こちらも盛り上がってきていますよ。1月、2月、3月と年度いっぱい料理クラブを開催しますが、少しずつ、企画等を地元の高齢者の皆さんにしていただくとのことです。これは、地元の高齢者のリーダーの方からの提案です。4月からは自立して、学生さんたちがいなくてもしっかり活動していくためです。

▪️それぞれのチームの活動は、社会全体から見れば些細な活動にしかすぎないように見えるかもしれませんが、それぞれのチームは、地域の活動に参加し、地域の皆さんの声をしっかりお聞きすることの中から、「地域による子ども育成の担い手確保」「高齢者の引きこもり防止と交流促進」という課題を見つけて、それを解決…まではいかなくても、緩和して、その成果を地域の皆さんと共有できるようにと頑張っています。学生の皆さんの頑張りが、地域の皆さんをエンパワーメントしていくことにもつながっているように思いますし、学生の皆さん自身もこのような経験をすることで自分自身の中に変化が起こっていることを実感しているのではないかと思います。その変化については、後期のレポートとして提出してもらう予定です。

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