鹿の角

20220722shikanotsuno.jpg
■水曜日、仕事が終わった後のことになりますが、首の凝りを解消していただくために、いつもの鍼灸院に向かいました。メニエール病に至るまでにはなりませんが、相変わらず首や肩が凝って辛いのです。もっとも緊張性の頭痛はマシになりました。それはともかく、鍼灸院で治療を終えた後か終える前だったか、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」にいるKohki Kawakitaくんから連絡が入りました。「鹿の角が手に入ったので、あげるよ」との連絡でした。川北くんは、定年退職後、いろんなことにチャレンジしてます。川北くんは以前から農業もやっているのですが(兼業農家)、今度は猟師の資格を取ると言っていました。獣害対策かな。そんなこともあってか?!、どこかで手に入れた鹿の角を持ってきてくれたのです。川北くん、ありがとう。もちろん、「利やん」に行って鹿の角を受け取ることにしました。

■「利やん」に行くと、川北くんの横には、なかちゃん(中川俊典さん)が座っていました。アルミサッシ工事の社長さんです。なかちゃんと会うのは1ヶ月ぶりでした。もう何年も前のことになりますが、なかちゃんとは、ホノルルマラソンのタイムを競った仲なんです。なかちゃんからは、「わしの記録よりもワッキーが早く走ったら芋焼酎1本やる。もしワッキーが遅かったらわしが芋焼酎をもらう」という勝負を挑んでこられたのでした。結果として私が芋焼酎を受け取ることになったのですが、昨日も「あれが、今でも悔しい」と言うのです。しつこいな〜(^^;;。まあ、そんな感じで3人でカウンターに座り、アホな話をして楽しい時間をもつことができました。

■その裏側では、「地域エンパワねっと」でお世話になっている安孫子邦夫さんと、「大津の町家を考える会」の雨森 鼎さんがテーブルで飲んでおられました。お2人は仲良しです。時々、私も仲間に入れていただき3人で呑むこともあります。ということで、もちろんお2人ともお話をさせていただきました。そして、そのお隣のテーブルには、某和菓子の会社の社長さんSさんが。なーんだ、みんな知り合いだ。「利やん」はそういうお店なんです。ノーライフ ノー「利やん」。あくまで個人的な感覚ですが、大学の世界だけで生きていると息が詰まってくるような気持ちになります。この「利やん」のようなお店があり、そこで仲の良いご常連と短時間でも一緒に過ごすことで、気持ちが穏やかになります。まさに、アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグのいう「サード・プレイス」(職場でも家庭でもない第三の場所)なのです。

■さて、鹿の角でしたね。これで何を作りますかね。キーホルダー、チョーカー、ペーパーナイフ、他にもいろいろ。万力と金鋸を買って楽しんでみます。

【追記】■下の写真は、2017年12月21日に撮ったものです。なかちゃんから手渡されている芋焼酎は「晴耕雨読」です。赤いセーターの男性は、当時、すでに龍谷大学社会学部を早期退職されていた原田達先生。左の男性は、お店のご常連の杉浦さん。常連の番付では、横綱級の方です。ちなみに、私は最近は自ら大関級と名乗っています。
20220722nakachan.jpg

経済産業省「未来人材ビジョン」について。

20220707meti.jpg
未来人材ビジョン
■これって、どうなんでしょうね〜。ちょっと嫌だな〜。いろいろ刺激にはなると思いますが、このまま鵜呑みにするわけにはいかないなあ。大学までの学びは、特に大学の学びについて言えば、企業経営や日本の経済のためだけにあるわけじゃないので。でも、これ、経済産業省の本音なんでしょうね。そこは理解できます。

アクセス数

■ここのところ、いつもよりもアクセス数がずっと高めで、1日に100を超える方達にご覧いただいているようです。どうしてなんでしょうね。

「社会学演習IA」で「まわしよみ新聞」(3)

20220525mawashiyomi1.jpg20220525mawashiyomi2.jpg
20220525mawashiyomi3.jpg20220525mawashiyomi4.jpg
20220525mawashiyomi5.jpg20220525mawashiyomi6.jpg
20220525mawashiyomi7.jpg20220525mawashiyomi8.jpg
20220525mawashiyomi9.jpg
■3年生のゼミ「社会学演習IA」で「まわしよみ」新聞に取り組みました。完成しました〜。来週はできあがった「まわしよみ新聞」をもとに、みんなでディスカッションを行います。そして、次のグループワークに進みます。今年も「まわしよみ新聞」のお世話になりました。この「まわしよみ新聞」の発案者である陸奥賢さん、ありがとうございました。

■この「まわしよみ新聞」のゼミの中での位置づけですが、以下のとおりです。

●ゼミのグループワークで、「まわしよみ新聞」の作成に取り組み、自分は社会
のどのようなことに関心があるのか、自分のなかに眠っている問題関心の傾
向をさぐります。

●「まわしよみ新聞」のグループワークの後は、卒業論文にむけて、各自の問題
関心を絞り込んでいきます。

●卒業論文に資すると思われる書籍を2冊選び、まずはその書籍の内容や魅
力をゼミの仲間に紹介します。

●夏休みの課題として、その2冊の書籍の書評を書いてもらいます。

興味深いTVCM


■私のように還暦を超えた人たちには、懐かしいというか、ああこういう時代を生きてきたな…と、ちょっと感慨深くなるCMです。

■CMの冒頭は、学生アパートの黒電話から始まります。いやいや、画面がわざと白黒にしてあるので(昔の時代だと連想させるためにかな…)、本当は黒電話ではないかもしれません。私の記憶だと、コインを入れるピンクの電話なんですけどね。まあ、それはよしとしましょう。学生アパートの男子学生らしき人が、女子学生らしき人に電話で「お付き合いいただけませんか」と告白しています。女子学生の向こうには、怖そうなお父さん。女子学生は白いソックスを履いています。うーん、1970年代ですかね。

■その次は、デートするお店の情報をFAXで送るシーン。次のデートはイタリアンのレストランにしようという提案を付き合っている女性に送っているようです。でも、結局、デートにはいけなくなります。そのことを伝えるのがポケベル。ポケットベルですね。ポケットベルは、1980年代後半から1990年代前半にかけて使われていました。当時は、もちろん携帯電話はなく、固定電話しかありません。でも、ポケットベルを持つことで固定電話のないところでも受信だけはできたのです。ちなみに、CMでは「いけなくなった」という男性からのメッセージを女性がポケベルで受け取っています。もちろん、機嫌は最悪。おそらくバブル経済の時代かな。

■その次は、デートの約束をしていた若手社員が仕事に追いまくられて残業をしているところから。会社のコンピュータから付き合っている女性にメールを送っています。メールには「ごめん・・・仕事バタバタで」タイプされています。その男性からのメールを、女性はかなり古い携帯電話、今でいうガラ携で受け止めています。バカっと半分に折るタイプ。アンテナもついています。そして「わかった。頑張ってね」と返信します。そして「全然会えないね…」とつぶやきます。

■そして、最後はLINE電話のような感じかな。男性の方から「赴任が決まったんだ」と辛そうに話しています。おそらく、海外でしょう。すると相手の女性は、「なんでいつも勝手に決めるの」と。自分に相談なく、遠くに行ってしまうことに怒っています。

■そして、最後は未来のようです。男性は地球の外にいるようです。地球にいる女性に向かって話しています。「ほんと、ごめん」。またまた男性が女性に謝っているところは変化がありません。しかし、女性は「大丈夫」と言います。何が大丈夫かというと、テクノロジーが進歩して実際には遠く離れていても、すぐ横にいて、まるで手を握り合っているかのようにもなれる…ということのようです。

■東京エレクトロンという会社の「LOVEクロニクル」というタイトルの60秒のCMです。この動画には、以下のような説明がついています。

過去から現代、そして未来へと動き続ける時代の中で、
人と人を結びつけてきたテクノロジーの変遷を辿りながら、
それでも変わらない人の想いを描きました。
楽曲はkojikojiさんの書下ろしです。#kojikoji

「広報まちづくり中央」に取り上げていただきました。

20220410empower1.jpg
20220410empower2.jpg
■「地域エンパワねっと・大津中央」の「あつまれ!みんなで作る絵本館」の活動を、お世話になっている大津市中央学区の「広報まちづくり中央」に取り上げていただきました。ありがとうございました(「地域エンパワねっと・大津中央」は、地域連携型教育プログラム「社会共生実習」のプロジェクトのひとつです)。

■「まちづくり」って、異なる力や能力を持っておられる方たちがお互いに支え合って、地域の課題を少しずつ緩和・解決していくことのように思います。昨年度履修した学生の皆さんは、そのことを活動の中で実感されたように思います。今年度の学生の皆さんにもそういう実感を持てるように頑張って欲しいな。

年度末

20220316ukraina.jpg ■昨日は、朝から一仕事した後、税務署にむかい駆け込みで確定申告を済ませました。税務署で納付書を発行してもらい、そのまま銀行に行って税金を支払い、あっ、いやいや納付してですね、それから遅い昼食を済ませてからまた自宅に戻りました。税務署への行き帰り、そして遅い昼食を大津駅前の蕎麦屋さんでいただいたのですが、その蕎麦屋さんでも、ずっとウクライナ関連のニュースを見ていました。税務署に行く時も、ご近所のミモザを眺めながらウクライナの国旗を連想しました🇺🇦。ニュースに注目して、心配して、寄付をすることぐらいしかできないのですが。

■昨日は、自宅に戻ってからzoomで学校法人龍谷大学の評議員会に出席しました。コロナ感染のリスクがあることから、ここしばらくの評議員会はずっとオンラインで開催になっています。この学校法人の評議員、任期は2019年度から2021年度までの3年間ということでしたので、昨日が最後の評議員会になりました。

■4月からは、1年間だけですが、また学内の別の仕事に取り組むことになります。本日は、人事課の方から「4/1辞令交付式のご案内について」というメールが届きました。気持ちを新たにして、働くことにします。年度末ですね。まだまだ、締め切りのある仕事があります。頑張らないと…というか、楽しもうと思います。

川口さんの投稿

■川口洋美さんは、今から15年ほど前、当時参加していた大きな研究プロジェクトでお世話になった方です。川口さんは、プロジェクトの秘書をされていました。仕事が遅い私は、いつも川口さんにご迷惑をおかけして叱られていました…。プロジェクトが終了した後、しばらく川口さんとは繋がりがなくなっていましたが、その後出会った時には、川口さんは中小企業診断士の資格を取得され、海外からの観光客に、半日から1日程度のツアーを提供する旅行会社の代表をされていました。「Tour de Lac」という会社です。川口さんをはじめとして、英語が堪能な帰国子女のママさんたちが、滋賀県内の地域社会を案内するツアー会社です。例えば、地域の農家とのつながりを作り、海外からの観光客が、農家と一種に家庭料理を作ったり、餅つきをしたり、レンタサイクルで地域の神社を訪ねたり…と、普通の旅行会社にはできないような、庶民の文化を学んだり生活体験できるような、海外からの観光客の皆さんにはとても興味深いツアーを提供されてきました。

■今回の投稿で、川口さんたちが驚くようなツアーを企画されていることを知りました。比叡山延暦寺の「大阿闍梨様と歩く回峰行の道ツアー」です。すごいですね。詳しくは、川口さんのfacebookへの投稿をお読みいただきたいのですが、「阿闍梨様の修行を限られた時間内にいかに興味深く説明するか、比叡山のウォーキングルートをどう魅力的に見せるかなど、今の混沌とした時代に人々が必要としているものを提供できるよう、志高い通訳さんたちと必死のパッチで取り組んで」こられたようです。このような提案に「やってみましょう」と笑顔で応じてくださった光永阿闍梨さんもすごいなあと思います。

冬眠から目覚めたクサガメ

20220313kusagame1.jpg
20220313kusagame2.jpg20220313kusagame3.jpg
■暦の「啓蟄」も過ぎ去り本当に暖かくなってきました。ということで、段ボールで囲んで暗くして冬眠しもらっていた亀たちにも、起きてもらうことにしました。

■うちは土の中ではなくて、水槽がわりに使っているコンテナの中に水をはり、その中で冬眠してもらっています。冬の間、新陳代謝を最大限落として、足・尻尾・頭を甲羅の中に引っ込めて、コンテナの水の中でじっとしています。一冬、水を換えていませんが、それほど汚れていません。冬眠している間は餌を食べませんし、排泄物も出ていないからでしょう。そのかわり、びっくりすることがありました。卵が1つ、コンテナの中に転がっていたのです。

■うちの3匹の亀は、一番小さいのが一郎、次に大きなのが二郎、一番大きいのが三郎と名前をつけています。生まれた時期は同じなんですが、一郎は病気がちで、餌を食べるのも下手くそ、あまり成長できていません。ということで、一郎が卵を産んだとは考えにくいわけです。おそらく二郎か三郎がメスなんですかね。一応、性別を確認したはずなんですが…。困りました、名前を変えないといけません。二郎と三郎、どっちがメスなんだろう。で、卵だけど、どうしたものかな〜。無精卵は腐っていくそうです…埋めるしかありませんね。

ヨーヨー・マとスティング


■世界的なチェリストであるヨーヨー・マさんが、ワシントンDCのソビエト大使館前でウクライナ侵攻に抗議するためでしょうか、チェロの演奏しています。おそらくお手製でしょう、道路標識も立てています。そこには、「Zelensky Way」ゼレンスキー通りと書いてあります。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の名前かな。音楽家としてできることを、静かに実践されているのです。


■こちらもヨーヨー・マさん。ピアノトリオの演奏会のようです。ウクライナの国家を演奏されています。聴衆は全員起立して、国家を聴きながら、ウクライナの人々に想いを寄せて居られているようです。


■こちらはミュージシャンのスティングさん。ポーランドとの国境にある倉庫に、人道的支援として医薬品を送る運動「ヘルプ・ウクライナ」のために、長らく歌っていなかった“Russians”を歌っています。元々は、1985年の初ソロ・アルバム『The Dream of the Blue Turtles』の中に収められている曲のようです。米ソの冷戦を批判する歌詞になっています。長らく歌っていたなかったのは、その後ソ連は崩壊し、東西の冷戦が終李、歌う必要が無くなったからです。この歌を、今、もう一度歌わねばならない、スティングさんはそう思われたのでしょう。

管理者用