「いのちを育む琵琶湖を目指す検討会」(令和7年度)
▪️滋賀県庁では、「部課および試験研究機関が相互に連携して行政課題の解決に向けた研究を行い、その成果を施策に反映することにより、琵琶湖および環境に係る課題を解明し、持続可能な滋賀社会を構築するため、平成26年に琵琶湖環境研究推進機構を設置」しています。
▪️2026年度(令和7年度)は、「いのちを育む琵琶湖を目指す検討会」が開催されました。検討会の目的は以下の通りですす。
近年、琵琶湖の水質は改善傾向にある一方で、令和6年度にはアユの漁獲量が著しく少なくなり、大きな問題となりました。アユの不漁については様々な要因が考えられる中、気候変動の影響といった新しい課題も見えてきています。
このような状況に対して、本検討会では、琵琶湖のアユの不漁等の要因について改めて整理し、意見交換を行いました。あわせて、アユ等の琵琶湖の水産資源に係る課題解決、生態系の回復に向けた今後の調査研究や対策等の方向性についても議論を行いました。
▪️こちらは「成果報告書」、こちらは「整理図1および2」です。「アユの不漁要因」について、立場や専門性の異なる滋賀県庁内の方達が気にしている、あるいは問題だと考えている要因相互の関連をみていく作業でしょうか。何か唯一の正解を見つけ出す作業ではなく、広い視野から問題の全体像を共有するための作業といえるのではないかと思います。昔、『流域環境学』を出版した際に、水田の濁水問題に関して、流域の様々なステークホルダーが集まり、それぞれの立場からの要因を提示試合、それら要因の相互連関(これとこれは連関していそうだ)を探っていく「要因連関図」の作成という方法を提案したことがあります。今回の「いのちを育む琵琶湖を目指す検討会」の取り組みは、その「要因連関図」の作成と、手法としては近いような気がしています。