今日も土曜日ですが瀬田キャンパスへ。
▪️今日は土曜日ですが、瀬田キャンパスで「びわ湖・滋賀学」の授業がありました。いつもはコーディネーター役なのですが、今日は授業を担当しました。1・2限目とも私の講義です。森・川・里・湖のつながりと、それぞれの場所で様々な営みや活動をされている方達に光を当てる講義内容でした。講義では、FAO(国連食糧農業機関)が「世界農業遺産」に認定された「琵琶湖システム」を軸にして話を進めました。2限目は、こんな授業を行いました。あらかじめ、以下のような作業を自宅で行なって、クラウド型教育サービスであるmanabaに提出してもらいました。ネット上にある参考資料の情報も伝えました。
滋賀県外の都会の中学校を卒業して滋賀県の高校に入学してきた高校生が、あなたの目の前にいると想定してください。また、その高校生に、以下のことを理解してもらうために授業を行うことを想定してください。
1.森・川・里・湖の「つながり」の大切さ
2.その「つながり」のなかでたくさんの生き物が生きてきた/生きていること
3.人の暮らしや文化もそのような「つながり」のなかで成立してきたこと
4.このような多様な「つながり」を支えていくためには、何をすればよいのかあなたならば、どのような15回の授業を組み立てますか。費用や時間の関係で実現可能かどうかはあまり気にせず、講義方法についても大学での講義、博物館での展示による講義だけでなく、フィールドワーク(実習)も行うとして、15回の講義計画を考えてみてください。「私が高校生ならば、こんな夢のような授業を受けてみたい」、皆さんの夢が詰まった講義計画にしてほしいと思います。
レポートは、ワードのデフォルト(40字×36行)で、できるだけ1枚に収まるように書いてください。1回ごとに「学修内容」と「キーワード」を短い文章で書いてください。このレポートをもとに、グループワークを行います。
この講義計画の作成あたっては、掲示板にお示しした情報源を参考にしてください。
▪️このような授業ができるのも、これまで、琵琶湖博物館の学芸員の先生方の講義を受けてきたからです。授業では、4人の方にそれぞれ考えてこられた授業計画を教室の前でプレゼンテーションしていただきました。そして、他の方達からもいろいろコメントをしてもらいました。プレゼンをされたみなさん、それぞれユニークな発想です。こちらも勉強になりました。1回の90分の授業を15回という文科省が決めたルール(枠)については、この際無視して、「夢のような授業」を考えてもらいました。もちろん、手堅く、それでも工夫をして授業計画をプレゼンしてくださった方もおられました。こうした学生の皆さんのアイデアが、「びわ湖・滋賀学」のような、瀬田キャンパス固有の授業の中で、これから活かされていったらいいなと思います。
▪️今日プレゼンしていただいた授業計画は、おそらく「大人の生涯学習・体験学習」の企画を立てる際にも役立つのではないかと思います。きちんとお金を払ってでも、参加してみたいという方達がおられるからです。学生さんたちのために開発された教学資源が、一般の方達にももっと開放していくとよいのになと思います。龍谷大学にも、すでに市民講座は開講されています。ただ、座学だけではなく、フィールドワークや各地で活躍されている方達との交流も含めた形での市民講座ができたらいいなと思うのです。需要はあるはずです。
▪️2限目の残りの時間ですが、来年度も続くこの「びわ湖・滋賀学」の授業をより良いものにしていくために、具体的な提案をリアクションペーパーに書いて提出してもらいました。これは、来年度の授業に役立てていきます。とはいえ、私は定年退職しているので、引き続き担当していただくことになる先生にお任せすることになります。この2026年度の「びわ湖・滋賀学」、最後の授業は7 月4日、琵琶湖博物館で行われます。