「奇跡のチェロ・アンサンブル 2025」

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20251229miracle_cello_ensemble4.jpg ▪️今年も「奇跡のチェロ・アンサンブル」。年末恒例です。今回で4回目でしょうか(ちなみに、カーテンコールの撮影はOKとのことでした)。2人1組でMCを担当されるのですが、岡本侑也さんが興味深いことを話しておられました。岡本さん、現在はエベーヌ四重奏団のチェリストとしても活躍されています。室内楽でもオケでも、チェロは通常は低音部を担当しています。ところが、この「奇跡のチェロ・アンサンブル」では黒い指板のかなり上のほう、駒(コマ)に近い方、ハイポジションで弾くことになります。チェロなのにかなり高い音で演奏することが多々あるわけです。そうすると、ポジションを取るために親指で弦を押さえるため、親指に普段はできないタコができてしまうのだそうです。そのMCの時の笑いを取る話がとても印象に残ってしまいました。

▪️この「奇跡のチェロ・アンサンプル」、国内のトップチェリストの集まりですが、小林幸太郎さんは加えて、編曲の担当です。6人のアンサンブルの魅力を最大限引き出すために、さまざまな工夫を凝らしておられます。それも超難易度の。その超難易度のという部分が、この「奇跡のチェロ・アンサンブル」の魅力の「ひとつ」なのでしょう。今回の前半は、6人の方がそれぞれソロを演奏し、残りの5人で伴奏をする構成になっていました。それぞれの方の音の違いがよくわかりました。前半でのそれぞれのソロが記憶に残っているせいでしょうか、後半の合奏で、それぞれの方の音がよく聞こえてきたような気がします。まあ、あくまで気がするですけど。個人的な好みということになりますが、一番お若い上野通明さんの音が一番印象深かったです。素敵です。YouTubeにもたくさん演奏がアップされているようなので、聞いてみることにします。

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