冬の庭の手入れ
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▪️昨日は、日曜日ですが大学で仕事があり出勤しました。ただし、少し早めに帰宅できたので、庭の世話をすることにしました。なかなか大変なのですが、隙間時間を見つけて庭の世話をしています。この季節、冬がやってきて枯れたものを刈り取ったり、切り取ったり、拾ったり、そうやって綺麗にしていくことが庭の世話になるのですが、先日と昨日、2回の作業で大きな40ℓの大型ゴミ袋に詰めると2袋になりました。先月の月末に、お世話なっている庭師さんに大きくなりすぎた庭の樹を剪定していただいています。庭がすっきりしました。本当は、自分自身で剪定できれば良いのですが、才能がない、時間がないことに加えて、脚立に登って作業をすることに躊躇いがあります。自分が怪我をすることが容易に想像できてしまうのです。前期高齢者です。無理をせずに、庭師さんにお願いをしました。ですから、庭師さんが残してくださった仕事をやっているような感じです。
▪️そのような作業ですが、庭が少しずつ変化していることに気がつきます。入り口の横に植えてある(ガスメーターを隠している?!)ドウダンツツジが、素敵な色に紅葉しました。実に鮮やかです。春には、小さな白い花を咲かせてくれますが、この季節はこのような紅葉になります。白い花はカンツバキです。カンツバキ(寒椿)は、ツバキとサザンカの交雑種のようです。たくさん咲いてくれています。蕾の時には、少し赤っぽい色も見えていますが、咲くと真っ白な美しい花を咲かせます。ただ、枯れるとちょっと見てくれが悪いんですよね。茶色のくちゃくちゃになります。ですから、そうなると摘み取っていかねばなりません。小さなピンク色のものは、リュウキュウアゼビの花芽です。寒い冬を超えて、春になると花を咲かせてくれます。円錐花序を下の垂らして、小さな筒状つぼ状の白い花がたくさん咲きます。開花の時期を想像しながら、よく咲けるように周りの状況を整備しています。
▪️あと、ツツジの仲間のオオエゾムラサキ、そしてヒカゲツツジも花芽がすでにできあがっています。それから写真はありませんが、セイヨウシャクナゲも大きな蕾ができあがっています。こうやって、花を咲かせるためにきちんと準備をしているのを見て、すごいなと思います。怠け者っていないです。まあ、当たり前ではありますが、やはりすごいな。
▪️この季節、困ったことがあります。それは、うちの庭の樹の枯葉が、お隣の道路に接した駐車スペースに大量に落ちてしまうことです。とても心の広いご家族で、「枯葉でご迷惑かけてすみません」と謝っても、いつもニコニコされていて特に何もおっしゃいません。昨日は、たまたまお出かけで車がなかったこともあり、このタイミングで枯葉をきれいに掃除させていただきました。
今年のシャコバサボテン
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▪️今年も、シャコバサボテンが花を咲かせてくれました。ありがとう。夏の間は外に出していたのですが、暑さにやられてしまったようで大丈夫かなと心配していましたが、きちんと復活して花を咲かせてくれています。しばらく楽しめそうです。
▪️シャコバサボテン、私の記憶では、昭和の時代にはどの家庭でもこのサボテンの花を楽しんでいたように思います。私の中では、シャコバサボテン=昭和です。しかし、それぐらい流行したのですが、実際の自然の中では、どのような生態なのか知りませんでした。こちらの解説によれば、普通のサボテンとは随分生態が異なっているようです。霧の多い森林の樹上に自生するのだそうです。自生だから、寄生するヤドリギなどとは違うのですね。
シュルムベルゲラ属の植物は、ブラジル南東部に6種が知られています。サボテンの仲間ですが、いずれも霧の多い森林の樹上に自生しています。日本で一般に出回っているのは、リオ・デ・ジャネイロ付近原産のシャコバサボテン(シュルムベルゲラ・トルンカタ Schlumbergera truncata)と、カニバサボテン(S・ルッセリアナ S. russeliana)のほか、クリスマスカクタス(シュルムベルゲラ・バックリー S. × buckleyi)など、両種を中心とした交雑種です。
シャコバサボテン、およびシャコバサボテンの形質を色濃く残した交雑種は11月から12月に開花します。茎節(けいせつ:扁平になった茎。葉の機能をもつ)の突起がとがっているのが特徴です。
▪️「伊豆シャボテン動物公園」の公式サイトでは、次のように解説しています。
シャコバサボテンの故郷は南米ブラジルのリオデジャネイロ州のオルガン山という標高800~1,800m前後の山の中。そこは霧のとても多い所で、雲霧林(ウンムリン)と呼ばれています。
シャコバサボテンはそんな霧の森の中で木の上や岩の張り付いて(これを着生といいます)、ひっそりと暮らしているのです。おそらくその光景を実際に見たことのある人はめったにいないでしょう。とても見つかりにくいサボテンです。
▪️昭和の時代、各家庭に一鉢はあると言われたシャコバサボテンですが、もともとは「ひっそりくらして」いたのですね。なるほど。
実が割れたツリバナと復活したタマスダレ
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▪️庭の法面に植えてあるツリバナの実が割れました。中から、赤い可愛らしい種がのぞいています。うちのツリバナは、こんな感じで育っています。ツリバナは、日本の里山に普通にみられる低木です。庭に植える時は、自然な形に剪定するようなのですが、初冬に、いつもお世話になっている庭師さんに、他の庭木も含めて剪定をお願いする予定です。私じしん、剪定が下手くそなのです。1枚目の写真は、このツリバナを室内に生けたモノです。自己満足かもしれまんが、良い感じです。ちなみに、生けたのは家族です。
▪️雨で傷んでいたタマスダレですが、また勢いが増してきました。次から次へと花が咲いてくれています。我が家のお向かいにお住まいの方が、ご自宅から我が家の法面のタマスダレやヒガンバンがよく見えると喜んでおられました。ヒガンバナはすでにシーズンが終わり、ほとんどが枯れてしまいましたので、刈り取りました。こうやってお褒めいただくと、庭の世話をしている者ととしては嬉しくなります。ありがとうございます。枯れたヒガンバナを刈り取ると、すでに葉が出始めていました。ヒガンバナは葉がないといわれますが、花が枯れた後、地面から葉を伸ばして地面に広がるのです。晩秋から来年の春にかけて、葉を広げて光合成で球根に栄養を溜めていくのです。冬の間は、ほとんどの植物は枯れるか休眠しているので、競争する相手がいなくなり、葉を広げることができるのです。あと、シュウメイギクがピンクの花を咲かせてくれています。毎年、定番の花たちですが、こうやって花を咲かせてくれることで、気持ちが落ち着きます。
▪️昨日は、少し時間をとって庭の世話をしましたが、枯れたものや落ち葉を取り除くとゴミ袋(大)が3袋になりました。本当は、自宅の敷地が広ければコンポストで堆肥化するんですけどね。我が家、ちっちゃいですから、それは無理。
庭のツリバナ
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▪️週末の土日、両日とも雨が降りました。少し残念な気持ちになりました。庭の法面では、ヒガンバナとタマスダレが満開状態。少しず咲き終えた花も出てきていました。そのタイミングで2日続けての雨です。花が痛んでしまいました。残念です。
▪️その横には、ツリバナが植えてあります。もともとは、オセアニア地域の樹木であるブラシノキが植えてありましたが、庭師さんのご提案もあり、在来種の里山の低木であるツリバナに植え替えていただきました。このツリバナ、なかなか可愛らしいのです。春は、ちょっとピンクっぽい色が混じった、淡い色の小さな小さな花を咲かせますし、秋になると写真のような赤い実がなります。実が熟すと、クス玉みたい5つに割れます(クス玉は2つですが)。中から真っ赤な種が現れます。でも雨が降ったせいで、実の下に雨の滴ができていました。それがレンズのようになり、向かいのお家が反対になって見えました。こういうので、ちょっと嬉しくなるのですから、なんとも単純な人間です。ツリバナの実、晴れた月曜日(昨日)、とうとう割れ始めました。
早起き
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▪️今日は1限の授業があり、早く目が覚めました。もう完全に朝型になったのかといえば、そうでもなく、頑張って起床している部分もあります。微妙なところです。朝食を準備をする前、庭に出て、満開のタマスダレとヒガンバナを眺めました。朝日の中で美しく咲いていました。タマスダレは、夜の間、花びらは閉じています。まだ、朝なので花びらは、開ききってはいませんが、満足。ヒガンバナにアゲハチョウがやってきて蜜を吸っているのを眺めて満足。早起きのご褒美ですかね。そんなふうに感じました。
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▪️湖西線に乗って出勤するのですが、その時は、もう太陽は高く登っていました。比叡山坂本から唐崎のあたりにかけては、車窓から琵琶湖の南湖がよくみえます。しばしその風景を眺めて、満足しました。今日は1限が「社会学基礎演習」、3限が「社会学演習IB」、夕方は学生さんたちとの面談があります。
秋の庭(2)
▪️昨日は、午前中、庭の世話に集中しました。初夏から花壇を夏野菜とミョウガの畑にしていましたが、もう収穫も終わったので、その後始末をしました。すると見えていなかったのですね、畑の後始末でシシトウやミョウガをたくさん収穫することができました。それから、鉢植えにしていたイタリアンパセリやスイートバジルも後始末しました。小さな鉢で真夏にハーブを育てるのって難しいですね。それでも、スイートバジルを収穫して、モッツァレラチーズとトマトのサラダを楽しめました。オクラを植えていた大きな鉢も後始末しようと思ったのですが、アゲハの幼虫らしきものを見つけたので、少し餌になる葉を残して、様子を見守ることにしました。鳥に食べられちゃうかな。
▪️クサガメの話も。飼育しているクサガメ3匹います。大きく成長しました。今までは、工具類を入れるプラスチック製のコンテナ2箱で飼育していました。しかし、紫外線による劣化で、2年もちません。ひび割れてしまうのです。思い切って、亀用の水槽を購入しました。長さが140cm、幅が40cm、深さが30cmあります。これは例えですが、今までは雨漏りのするボロ屋だったのが、急に豪邸に暮らすようになった感じでしょうか。ちなみに、餌の残りや糞で汚れた水は、排水口が付いていてホースで排水することができます。バケツに溜めて、庭に撒くつもりです。
▪️「大きな豪邸」なので、3匹いても喧嘩になることなく、余裕で泳いでいます。おそらく今年で10歳だと思います。犬や猫と同レベルで、感情を通わせることはありませんが、私が餌をくれる人間であることはわかっていて、そばに行くと手足をバタバタさせて餌を要求します。これを可愛いと思うのか、厚かましいと思うのか、微妙なところですが。クサガメは外来種ですが、飼育は問題ありません。ただ、自然に返すことは法律で禁止されています。ということで、最期まで責任を持って育てます。もっとも、どちらの方が長生きできるのか…微妙です。
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秋の庭(1)
▪️夏の間、暑さのために最低限の庭の手入れしかできませんでした。今日は、午後遅めから大学で仕事があるのですが、午前中は庭の世話に集中しました。同時に、秋の到来を楽しみました。毎年花を咲かせてくれることに感謝、です。
▪️シュウメイギク(秋明菊)が、どんどん咲き始めました(1段目)。ヒガンバナ(彼岸花)はとうとう花が咲き始めました(2段目左)。ヒガンバナの成長は早く、午前中だけでも伸びていることがわかりました。うっかり踏み潰さないようにしないと(2段目右)。それから、タマスダレもたくさん花を咲かせてくれています。可憐です〜(3段目左)。大きく伸びたハギの横で花を咲かしてくれたワレモコウ(吾亦紅)、せっかくなので、床間に飾ってみました(3段目右)。ハギ(萩)大きく育ってくれました。一斉に花を咲かせてくれています(4段目左。私の剪定の仕方が悪いのか、フォルムがあまりまとまっていないし、美しくありません(4段目右)。ハギに申し訳ない気持ちです。
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歯科医院での定期検査
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▪️今日は、秋分の日です。ずいぶん涼しくなりました。それも急に。写真は、昨日の空の雲です。これは、羊雲なのか鱗雲なのか、その区別が私にはよくわかりませんが、おそらく鱗雲だと思います(見分け方はこういうことのようです)。私でもわかることは、完全に秋の空だということです。ということで、自宅の書斎でひと仕事した後、猛暑の夏の間伸びまくっていた芝を刈りました。なんというか、いつものことですが、虎刈りになってしまいました。もっとマメに芝を刈っていれば良いのですが、その時間がありませんでした。芝刈りをしている時に、ヒガンバナが芽を伸ばしていることに気がつきました。花を咲かせるのは、もう少しさきになります。月末かな。
▪️15時半から、4ヶ月に1度の定期的な歯のチェックでした。いつもの歯科医院に行きました。まず、歯茎と歯の隙間のポケットが深くなっていないかチェック。前回と変化していないとのことでした。まずまずです。健康で何も問題がない健康な歯茎と、軽度の歯周病の、その中間ぐらいなんだそうです。気をつけないと。歯茎のチェックのあとは、掃除をして、磨いてもらって、最後はフッ素を塗ってもらって終了。「歯周病は万病のもと」ですので注意しています。具体的な説明は、こちらの日本臨床歯周病学会の説明をごらんいただければと思います。怖いです。加えて、私の場合は「糖尿病は万病のもと」もあるので、しっかり血糖値をコントロールしています。万病のもとだらけです。定期的にチェックしているのは、あと眼の黄斑上膜も。今のところ具体的な症状は出ていませんが、こちらも4ヶ月に1回、チェックしてもらっています。高齢者の医療費を増やすことに加担してしまっていますね。
▪️今日、秋分の日は大学もお休みなのですが、研究室で仕事をしています。
サルスベリ
▪️今日は土曜日ですが、大学で仕事があり出勤しました。自宅近くの公園のそばを通りかかった時、ピンクの花がたくさん咲いているのが目にはいりました。サルスベリ(百日紅)です。すでに少し花が散っていましたし、種も落ちていました。でも、見事に花を咲かせています。夏から秋にかけて長い間花をさかせるので漢字で書いたら百日紅になります。名前の由来ですが、サルスベリの幹はとてもすべすべしていて滑らかなので、木登りの上手な猿でも滑り落ちてしまうから…和名にこのような名前がついたのだとか。また、百日紅という漢字が与えられているのは、このサルスベリにまつわる悲恋の物語が由来になっているのだそうです。猿がうっかり滑り落ちるシーンと、若い男女の悲恋とでは、なんとなくバランスが悪いのですが…。
▪️個人的に、サルスベリと聞いて頭に浮かんでくるのは梨木香歩さんの『家守綺譚』という小説です。その第1章が「サルスベリ」なのです。時代は明治30年代、山科駅の北側、琵琶湖疏水の近くにある一軒家の庭に、サルスベリがはえていて、主人公の男性に思いを寄せるのです…。まあ、奇譚ですから。私は、この手の不思議なお話が大好きなのです。「山科駅の北側、琵琶湖疏水の近く」、それなりに知っている地域でもありますし、明治30年代という大昔の話ではありますが、読んだときの感じ取り方が少し違っていました。最近は心に余裕がなく小説を読まなくなっていますが、この『家守綺譚』については、友人に紹介されて読みました。梨木さんの世界観に惹かれてたくさんの作品を手元においてあります。まあ文庫本がほとんどですけど。退職したら、ゆっくり読みます。