「巡回指導」と巨椋池
![]()
![]()
▪️京都の南には大昔(縄文時代)から第二次世界対戦が本格的に始まる前まで、巨椋池がありました。天然の遊水池(河川から溢れた水を受け止める)だった大きな湖ですが、国により干拓されて現在に至っています。干拓地の多くは農地になっていますが、東の端の方は住宅街や市街地になっています。昨日は、そのような場所にある中学校に行ってきました。ゼミ生の学生さんがその中学校で教育実習を受けているからです。私の役目は「巡回指導」です。お世話になっている先生方にお礼を申し上げるとともに、ゼミ生による授業を見学させていただき、苦労しながら授業を行なってきたゼミ生といろいろ話をしてきました。授業は社会科です。京都や奈良といった古都の景観問題がテーマでした。
▪️ゼミ生が授業を行った学年ですが、8年生です。最初、あまり深く考えていませんでしたが、小中一貫校で、一般の中学2年生は8年生になるのだそうです。正門に入った時、小さな小学生が走り回っておられたので、中学はどこかと迷ってしまいましたが、同じ敷地の同じ校舎を使っておられるようです(階は違うようですが)。小学生が校舎内ですれ違う時に、挨拶をしてくれました。きちんとお客さんには挨拶をするようにと指導を受けているのでしょうか。少子化が進み、小中学校を統廃合を行う中で、このような学園という形になっているようです。そのようなわけで、校舎はまだ新しくとても綺麗な校舎でした。
▪️写真は、中学校に向かう時のものです。干拓地にできた市街地や住宅地ですので、道は、定規で線を引いたような真っ直ぐになっています。今日は近鉄を使って移動しましたが、その近鉄が走っている場所は、豊臣秀吉が巨椋池に築かせた太閤堤と呼ばれる堤防です。時間があれば、もう少しこのあたりの地形と歴史を探訪したかったです。太閤堤は「伏見という巨大な政治・経済都市を作り上げるための大々的なインフラ整備」ということなので、そのことをこの地域を古地図を見ながら実際に歩いて確認したかったのです。でも、ここには仕事で行っていますので…。この地域にご関心がある方は、この京阪電車の観光広報をご覧いただければと思います。
▪️「巡回指導」を行うのは、龍谷大学に勤務してからこれで2回目ではないかと思います。記憶が曖昧なのですが、1回目はずいぶん昔だったと思います。おそらく20年近く前のことではないかと思います。私の記憶が確かならば、大阪府の豊中市にある高校でした。今回は中学校です。この生徒さんたちが後5年もすれば大学に入学されてくるのです。今のお子さんたちは、どのような学びと共に中高で成長して大学に入学されてくるのでしょうか。大学の教員は「大学の学習は高校までの学習とは違いますよ」と言って指導しますが、中高の教育の現場から学べるものが多々あるのではないかと思いました。今回の「巡回指導」は、そのようなことを考える良い機会になりました。とはいっても、残念ですが、今回の経験を役立てるだけの時間はもう私にはありません。
授業・面談・探究学習とPBL教育の接合・相互乗り入れ
![]()
![]()
▪️今日から授業が始まりました。今日は、まず2限目に「地域再生の社会学」。どうして、このようなタイトル授業をしているのか、その背景や時代状況について説明しました。まあ、イントロダクションですね。自己評価(いや自己満足?!)でしかありませんが、まずまずのスタートかな。
午後からは、4回生ゼミの学生さんとの面談でした。この学生さんの問題関心は、「公民館」「居場所」です。約束では春休み期間に少し研究を進捗させておくことになっていたのですが、ほとんどの方は、進捗というレベルにまで至っていません。毎回、Googleの「Aiモード」を使って指導をしていますが、今日もそうでした。
▪️近年、地域社会の公民館の利用状況に関する質問を「Aiモード」にしていくことから始めましたが、様々なサイトから情報をあつめてきて、きちんと整理してくれます。もちろん、Aiが調べてきたサイトもきちんと目を通してもらいます。次々に質問を加えていくと、焦点もしぼられていきます。また、それぞれの個人の教養を高めるような生涯学習の貸し館的な利用から、地域課題の解決を目指す拠点へと転換する動きがあることもわかってきます。こうなると、このような「Aiモード」からの情報と、書籍や論文といった文献とを照らし合わせながら、自分なりの研究の視点が少しず定まっていくことになります。
▪️でも、これはまだとっかかりにしかすぎません。「Aiモード」を使って、具体的にはどのような取り組みが京都市や周辺の自治体で行われているのかも調べていきます。自分が強い関心をもつ事例も浮かび上がってきます。そして、実際にフィールドワークにでかけることになります。ここまでのことを、5月中にはすませておいてほしいなと思います。今日の指導は、学生さんに良い刺激を与えたようで。目に輝きがでてきました。やる気が復活したということでしょうか。
▪️さて、今日は、大学に書籍が届いていました。2冊は、高校の「探究学習」に関する書籍です。高校の「探究学習」と大学のPBL教育の接合や相互乗り入れに関心があるので、勉強しようと思っています。政策学部と社会学部の一部の教員有志の方達と、これらの接合や相互乗り入れに関する個人的に小さなFD研究会も開催したいと思っています。
▪️残りの1冊は本学の政策学部の教員を中心に執筆された書籍です。キーワードは「包摂」(インクルージョン)。特に、龍大から信州大学に異動された佐倉弘祐さんの「都市の空地を農的に活用する-「穏やかな囲い」が育む閉鎖と開放のあいだ」というタイトルの第5章。佐倉さんは、飲み友達なんです。写真は、2023年9月、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」です。佐倉さんは、写真では、私の前に座っておられる方です。
「ホワイトカラー系の仕事から、AIに代替されにくい熟練工や運転手などブルーカラー系に転職」していく傾向
▪️パンデミック、災害、気候変動、戦争、そしてAIや技術革新…。様々なことを背景に、社会や世界の仕組み、そしてあり方が猛烈なスピードで変化していっていて感覚的についていけません。有料記事ですが、「大手銀行からタクシー運転手で「億り人」60代で年収1千万円超」という記事を読んでもそのような気持ちになりました。この記事は、「目指せ!ブルーカラーミリオネア」という全4回のシリーズの記事のようです。ちなみに、この記事は、第2回の記事で、第1回の記事は「タクシー運転手は年収4割増 「ブルーカラー」職種で伸びる傾向」です。こういう時代にキャリア活動(就職活動)をされる学生さんたちは、本当に大変だと思います。以下は、第2回目の記事中からの引用です。
米国では、ホワイトカラー系の仕事から、AIに代替されにくい熟練工や運転手などブルーカラー系に転職し、富豪になる人たちが「ブルーカラービリオネア」と呼ばれ、話題になっている。日本でも、事務系の仕事に比べて現場の仕事の方がより賃金が増える傾向がみられ始め、鈴木さんのような「ミリオネア(億り人)」も現れている。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査で2024年の給与を20年と比較すると、タクシー運転手の年収は4割も増えている。
▪️2020年から2024年で年収が4割増えるというのは驚きですね。第1回目の記事には、このような説明がありました。
ただ、現場で働く職種の年収が軒並み大きく伸びているわけではない。看護師(6%増)、介護職員(4%増)、小・中学校教員(2%増)、医師(7%減)など、労働の需給ではなく公的な枠組みで報酬が決まる職種は年収が大きく変化していない。
▪️こういう時代に、大学ではどのようなキャリア教育や指導をしていけば良いのか、その辺りがよくわかりません。キャリアセンターの職員さんにぜひお聞きしてみたいです。
熊鍋
▪️ 昨日は、大学へ。研究室で、学生さんとの面談を行いました。
▪️1人は卒業論文に向けての面談でした。すでにテーマはおおよそ決まっていたのですが、そこから次の調査の段階に進めていませんでした。昨日は、一応、調査対象の団体にまでたどり着くことができました。たどり着くと書きましたが、面談の時間は15分程度です。調べ方が良くないんですよね。まあ、きちんと調べ方を私が教えられていない…ということなのかもしれませんが。ということで、春休みにせっかく大学に来たのだから、調査対象の団体の背景にある行政の施策に関して図書館できちんと調べ物をするようにと指導しました。図書館に行ってくれましたかね、どうやろ。そうそう、卒論に加えて、就職活動の状況についても教えてもらいました。まあ、キャリアに関しては、私は頑張りなさいよということしかできないのですが。
▪️もう1人。いろいろ悩んでおられる様子でしたが、話を丁寧にお聞きして、とりあえずキャリアセンターに一緒に行きました。キャリアカウンセラーの方に事情を話してこれからサポートしていただくことになりました。大学には、学生さんたちが抱える悩みごとに対応できる、学生さんたちを応援できる様々な仕組みがあります。でも、その仕組みまで辿り着けない人がけっこう多いように思います。そういった仕組みや専門家と、困り事を抱えた学生さんをつないでいくのが自分の仕事かなと思っています。昨日は、キャリアセンターのカウンターに学生さんと一緒に行った時、「保護者の方ですか」と言われてしまって…。気持ち的には、吉本新喜劇のようにドタッと倒れるような感じでしたwww。
▪️学生さんたちの面談の後は、大津市の浜大津のお店に向かいました。「熊鍋」を食べるので、参加しないかと声をかけていただき、出かけていきました。鮒寿司やビワマスやイヨトコナマズのお刺身もいただきました。イワトコナマズの刺身は、なかなか食べられません。ラッキーでした。ナマズと聞くと泥臭いように思われるかもしれませんが、ぜんぜん、まったく、非常に美味しかったです。そして、メインが「熊鍋」です。人生でおそらく2回目。もちろん美味しかったです。満足です。
NHKクローズアップ現代「あなたの近くにもやって来る?!データセンターの光と影」
![]()
▪️この番組でデータセンターが孕む問題をより深く知ることになりました。騒音や排気ガスの問題で、あちこちで住民運動も起こっているのですね。まるで、公害や大規模開発の時代のようです。データセンターは、あちこちに建設されていますからね。どうなるんでしょうね。また、データセンターは大量の電気を消費します。しかも、冷却するのに水が必要です。大量の電気の消費と大量の冷却水の消費、これは以前から問題視されていました。それが具体的なデータセンターのある地域社会でどのような形で問題化しているのか、もっと知らないといけないなと思いました。
▪️私自身もAIを利用するようになりましたし、学生にも適切にAIを利用するようにと指導しています。あらゆるデータ処理がデータセンターとつながっているわけですが、AIの利用もデータセンターの問題と直接的につながっています。これからの時代は、こういう問題を同時に考えていかねばなりません。今日の「クローズアップ現代」では、データセンターの冷却水の再利用の話もありました。番組では、農業に再利用していました。こういうことも含めて、考えないといけない…ということなのでしょう。
「令和7年度 総合・探求の日」
![]()
![]()
▪️今日は、龍谷大学付属平安高等学校・中学校で「令和7年度 総合・探求の日」が開催されました。中学校の「総合的な学習の時間」、高校の「探究学習」での成果を、全ての生徒さんたちがポスターで発表されました。非常に幅広い様々なテーマでの学びの成果が発表されていました。ひとつひとつ、楽しみながら拝見しました。また、生徒さんたちから説明をしていただきました。
▪️私が今日一番印象に残ったのは、「現代社会で昭和特撮を浸透させるには」という発表でした。全体の中でも異色ですね。発表したOさんは、「昭和特撮は、戦後日本の社会問題を反映しつつ、アナログ技術を極限まで追求した職人文化の結晶であり、重要な文化である」とまず強調されます。確かに、1954年のゴジラには核の恐怖が、1971のヘドラには公害問題が存在していますものね。その上で、「高校生が昭和特撮に興味を持たない理由を、心理学・メディア論・文化史の観点から分析し、興味を向上させる具体的な方法を提示すること」を目的に、発表されました。
▪️発表の中では、独自に開発した小さな特撮用のキットも紹介されていました。そしてご自身の探究の成果をまとめた「完全解説版」という手作りの冊子もいただきました。消えていこうとしている「昭和特撮」の魅力を若い世代になんとしても伝えていきたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。私は「昭和特撮」にワクワクしながら育った老人ですが、Oさんの発表にものすごい熱量を感じました。いいですね。借り物でない、自分自身の問題意識なんだと思います。もっと、いろいろ話をしてみたかったです。
▪️今日は、高校で「探究学習」を指導されている先生ともかなりお話をすることができました。こちらの先生は、社会学部の「社会共生実習」の報告会にも、生徒さんたちを引率してお越しくださいました。「探究学習」と「社会共生実習」で相互乗り入れできたらいいですね〜、大学生の実習に高校生も短期間だけ参加・参画してもらえたらいいですね〜という話をさせていただきました。退職まで残り1年なので、自分であれこれとやってしまうわけにはいかないのですが、高大連携室の職員さんには「種」を残して欲しいと言われたので、そのうちに意見交換をしておこうと思います。
▪️「令和7年度 総合・探求の日」が終了した後は、平安高校・中学に隣接する大宮キャンパスへ。大宮キャンパスの独特の雰囲気を味わってから帰宅しました。予定では、深草の研究室に寄る予定でしたが、生徒さんたちの熱量に圧倒されたためでしょうか、今日はそのまま帰宅することにしました。
東京出張
![]()
![]()
▪️3泊4日の東京での出張を終えて、昨晩、帰宅中。28日から31日までです。ひさしぶりの東京でしたが、寄り道もせずそのまま直帰しました。4日ともしっかり働いて、晩は一緒に出張した同僚の皆さんたちと楽しく夕食をいただくことができました。いろんな話もできて、リラックスできました。
▪️ここから、話は急に変わるのですが、宿泊したホテルのベッドだと朝快適に起床できました。自宅の布団だと毎朝、イタタタ…と言いながら起きているのです。布団の硬さとかあっていないんですね。今回の出張で、「はやくベッドを買おう」とかたく決意しました。布団やベッドは毎日使う道具ですからね。とはいっても、おそらくは無印良品あたりで購入するんじゃないのかな。まだ決めてはいませんけれど。こちらですかね。
▪️写真ですが、夕食に入ったお店でいただいたモツ鍋です。馬肉なんかもウリにしている居酒屋さんでした。馬刺しとともに美味しくいただきました。もっとも最後の〆の雑炊は同僚に食べてもらいました。持病の関係で、糖質は天敵なものですから。めでたし、めでたし。
2026年の仕事初め
▪️今日は個人的な「仕事始め」でした。大学としては、龍谷大学教職員が参加する「新年法要」の行事が行われたのですが…。おそらく、出席するかどうかもメールで尋ねて来ていたのだと思いますが、失念していました。昼前に、職場最寄り駅の「くいな橋」駅から、冬期休暇中に自宅に持って帰っていた書籍や資料をキャリーカートに載せて研究室まで運ぼうとしていた際に、向こうから正装した職員の方がやってこられて、「あっ、そうか今日は『新年法要』の日」だと気がついたのです。出席を絶対に義務付けられているわけではないのですが、「あっ、しまった…」という感じでした。新年早々、やってしまったという感じです。そのことは許していただくとして、研究室に向かい、午後から夕方まで仕事をしました。ということで、「仕事始め」です。授業は明日からなんですが、私の研究室のある「聞思館」には、3人ほど同僚が出勤されていました。
▪️まあ、そんな感じで、「仕事始め」をスロースタートしました。研究室のある「聞思館」には、学生さんたちもパソコンに向かっていました。卒論の提出が目前なので、仲良しで集まって励まし合いながら最後の詰めの作業をされているのでしょう。頑張っていました。年末までは、社会福祉士の国家試験を受ける学生さんたちが一緒に勉強をしていました。仲間と一緒に支えあうって、とても大切な経験だと思います。
▪️まだ明るいうちに、帰宅することにしました。地下鉄の「くいな橋」駅まで歩く途中に、小さな川があります。東高瀬川です。いつもこの人工的な川を歩く途中少しだけ眺めています。暖かい時は、たくさんの亀がいます。残念なことに、外来種のミシシッピアカミミガメです。駆除の対象になっています。加えて、種はわかりませんが、小さな魚が泳いでいます。ところが、今日は、哺乳類がいました。おそらく、ニュートリアです。こちらも駆除の対象です。写真に撮ろうと思いましたが、巣の穴に入ってしまい、撮ることができませんでした。
▪️この東高瀬川、三面コンクリートのどこにでもある都市河川のようですが、歴史は古いのです。以下は、東高瀬川の概要の一部です。
この川は,角倉了以が江戸初期に開削した高瀬川のうち,鴨川から下流の部分ですが,往時には京都と大阪の諸物資を輸送する高瀬舟が頻繁に行き交いしたようです。
▪️今は、治水上の配慮だと思いますが、深く掘り下げられています。この写真ではわかりませんが、少し上流をみると水位が低くても水が流れるように河川の中央に細い水路が設けてありました。ここから、なにも知らなければ江戸時代の高瀬舟を想像するの無理なわけですが、そのことを知ると心のなかに当時の情景が浮かんでくるような気もします。
早起き
![]()
![]()
▪️今日は1限の授業があり、早く目が覚めました。もう完全に朝型になったのかといえば、そうでもなく、頑張って起床している部分もあります。微妙なところです。朝食を準備をする前、庭に出て、満開のタマスダレとヒガンバナを眺めました。朝日の中で美しく咲いていました。タマスダレは、夜の間、花びらは閉じています。まだ、朝なので花びらは、開ききってはいませんが、満足。ヒガンバナにアゲハチョウがやってきて蜜を吸っているのを眺めて満足。早起きのご褒美ですかね。そんなふうに感じました。
![]()
▪️湖西線に乗って出勤するのですが、その時は、もう太陽は高く登っていました。比叡山坂本から唐崎のあたりにかけては、車窓から琵琶湖の南湖がよくみえます。しばしその風景を眺めて、満足しました。今日は1限が「社会学基礎演習」、3限が「社会学演習IB」、夕方は学生さんたちとの面談があります。
サルスベリ
▪️今日は土曜日ですが、大学で仕事があり出勤しました。自宅近くの公園のそばを通りかかった時、ピンクの花がたくさん咲いているのが目にはいりました。サルスベリ(百日紅)です。すでに少し花が散っていましたし、種も落ちていました。でも、見事に花を咲かせています。夏から秋にかけて長い間花をさかせるので漢字で書いたら百日紅になります。名前の由来ですが、サルスベリの幹はとてもすべすべしていて滑らかなので、木登りの上手な猿でも滑り落ちてしまうから…和名にこのような名前がついたのだとか。また、百日紅という漢字が与えられているのは、このサルスベリにまつわる悲恋の物語が由来になっているのだそうです。猿がうっかり滑り落ちるシーンと、若い男女の悲恋とでは、なんとなくバランスが悪いのですが…。
▪️個人的に、サルスベリと聞いて頭に浮かんでくるのは梨木香歩さんの『家守綺譚』という小説です。その第1章が「サルスベリ」なのです。時代は明治30年代、山科駅の北側、琵琶湖疏水の近くにある一軒家の庭に、サルスベリがはえていて、主人公の男性に思いを寄せるのです…。まあ、奇譚ですから。私は、この手の不思議なお話が大好きなのです。「山科駅の北側、琵琶湖疏水の近く」、それなりに知っている地域でもありますし、明治30年代という大昔の話ではありますが、読んだときの感じ取り方が少し違っていました。最近は心に余裕がなく小説を読まなくなっていますが、この『家守綺譚』については、友人に紹介されて読みました。梨木さんの世界観に惹かれてたくさんの作品を手元においてあります。まあ文庫本がほとんどですけど。退職したら、ゆっくり読みます。