仰木地域共生協議会の交流会

20260701ogichikikyoseikyogikai.jpg▪️先週の土曜日も6月27日に、大津市伊香立にある「THE PLACE K」で、仰木地域共生協議会の交流会が開催されました。私も、協議会の理事、そして農作業をお手伝いするサポーターの1人として参加させていただきました。はじめてお会いする方もいらっしゃいましたが、いろいろ深いお話をすることができました。なぜ、この協議会の活動に参加しようと思ったのか、それぞれの方のこれまでの人生ともかかわっている理由があります。そのようなお話が伺えてありがたかったです。

▪️この仰木地域共生協議会は、農水省の「農村RMO」から補助金を受けている取り組みです。この「農村RMO」の目的ですが、①農用地の保全、②地域資源の活用、③生活支援のすべてに取り組むことにあります。このような協議会の「農村RMO」の取り組みは、「CSA」(Community Supported Agriculture:地域支援型農業) の考え方と非常に似通ったところがあります。それは、生産者(仰木)と近接する消費者(仰木の里)とが直接的な連携をおこなっている点、消費者がサポーターとして労働力を提供して生産プロセスへ関与している点、そして協議会が耕作放棄地を再生して有機農業を実践し、安全な農産物(野菜や棚田米)を地域に届けるようとする点です。生産者と消費者が力を合わせて有機農業に取り組むことについて、環境負荷の低い食を求める「CSA」の理念とも合致しているように思います。

20260701csa.jpg▪️しかしながら、異なる点もあります。「CSA」で多く見られるのは、消費者が年間・半年の前払いによって、豊作・凶作の「経営リスク」を農家と共有する点にあるそうです。相互の強い信頼関係・連帯関係がそこにはあるわけです。「農村RMO」である協議会も、他地域で行われている「農産物のサブスク」の様子や成果から学びつつ、将来の協議会の運営のあり方を事務局を中心に検討しています。もうひとつ異なる点は、「CSA」のように農業の継続と食の確保だけに限定せず、「農村RMO」である協議会では、地域の防犯・防災、伝統祭礼の保存、生活支援など、コミュニティ全体の維持も視野に入れて活動することになっています。協議会では、地域内の多様な組織が結集して活動を展開していきます。理事長をしている特定非営利活動法人「琵琶故知新」も、この協議会に参加しています。「琵琶故知新」の「びわぽいんと」というデジタルポイントの仕組みがこのような多様な組織が結集した協議会の活動をより活発にしていくための、いわば「地域インフラ」になっていけばということも、「琵琶故知新」の理事長として同時に願っています。

▪️以上のようにみていくと、私たちの協議会は、「CSA(地域支援型農業)を内包した、さらに広い福祉・生活型の地域運営組織(RMO)」といえるのかもしれません。そのような意味で、「仰木地域共生協議会」が日本の新しい都市農村交流モデルのひとつになっていくとよいなと思っています。というわけで、「CSA」のことをもっと勉強しなくてはと、『分かち合う農業CSA 日欧米の取り組みから』という書籍を注文してみました。今日あたり、大学に届いているはずです。勉強してみます。

▪️今日は、やっとこのブログのタイトルである「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」にふさわしい内容の投稿ができましたwww。

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