大腸ポリープ
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▪️27日から大腸ポリープを摘出するために大津の街中の大きな病院に入院しています。今日退院できそうです。続きは退院してから書きます。とりあえず、近況報告です。写真は、病院の個室から見える風景です。比叡山や比良山、そして琵琶湖です。比叡山の新緑がとても美しい。
▪️昨年の定期健康診断の便潜血の検査の結果、診察を受けるようにとの指示がありました。ぐずぐずしているうちに、やっと3月3日(火)、自宅近くの消化器専門の病院で診察を受けました。そして16日(月)に内視鏡検査をしてもらいました。すると、ポリープが複数みつかったのです。その中にはその病院では処理できないほどの大きなポリープ(1.5cm)であることがわかりました。ということで、大津日赤病院に紹介状を書いていただき、1泊2日で入院することが決まりました。そして、26日(木)に大津日赤病院の外来で診察をしていただきました。医師と相談した結果、新学期が始まっていたので、入院するのは27日(月)・28日(火)になりました。もっと早く対応しておけばよかったと思います。
▪️27日は、11時前からエコー検査が始まりました。先月26日の外来の際の血液検査で医師に気になることがあり、その点をはっきりさせようとエコー検査が行われました。このエコー検査自体は30分程度で終わりました。ずいぶん昔、まだ30代の中頃だったと思いますが、体重は80kgを超えていて脂肪肝になりました。エコーで検査すると肝臓が真っ白になっていました。エコー検査はそれ以来ですかね。結果ですが、特に問題はないようでした。その次は入院手続きです。それが13時からなので、ずいぶん待つことになりました。さらにポリープ切除するのは15時からです。待ち時間が長いので、『団地のふたり』という芥川賞作家である藤野千夜さんの小説をいつも通勤の時に使用しているリュックに掘り込んできました。もちろん気になっている柄谷行人さんの『定本 力と交換様式』も掘り込んでありますが、この日は気楽に『団地のふたり』から読み始めることにしました。この小説はNHKのドラマにもなりました。ドラマが素敵だったので原作も買ったのですが、ずっ積読状態でした。というわけで、ちょうど良い機会になりました。昭和の団地で育った私には、ぴったりの小説です。登場人物たちの「関わり方」が何か懐かしかったです。この「関わり方」は、「社会関係資本」という社会科学の用語に置き換えても良いかと思います。素敵な小説でした。
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▪️13時に入院ができるようになりました。あらかじめ個室をお願いしていて、比叡山や比良山がよく見える北向きの病室に入ることができました。比叡山の新緑がとても美しいかったです。琵琶湖も見えました。もちろん大津の中心市街地もよく見えます。「地域エンパワねっと」(社会共生実習)の学生さんたちがお世話になっている「ナカマチスタジオ」のある商店街も目の前に見えました。病室では検査着に着替えて点滴を打っていただきました。この点滴が明日の朝まで続きました。手術は15時からですが、ポリープの数が多いし、大きなものもあるので、ちょっと時間がかかりそうでした。また、薬剤師さんが来られて、持参した糖尿病と血圧の薬を預かられました。予定では翌日退院することになっていたのですが、退院するまで病院の管理下に置くということでした。それがルールらしいです。医療ミスを防ぐためのルールなのでしょう。この日は、朝から何も食べていませんので、この時点でかなりお腹が減っていました。ポリープを取り除いた後、夕食は出るようですが、あらかじめ聞かされていたのは重湯とスープでした。ちょっとがっかりですが、大腸の粘膜にできたポリープを取り除くわけですから、そのようなものしか食べられないわけですね。
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▪️ 大腸ポリープの摘出手術は、15:15頃から約1時間程度でした。内視鏡による手術ですので、お腹の中での手術の「ライブ中継」をモニターで見ることになりました。大きめのポリープが2つあり、執刀医がやっつけてくれました。大きいポリープは、電気メスで焼き切ります。小さいポリープは、絞り込んで切り取りそのまま吸い込むことができるけれど、大きいポリープは掴んで外に引っ張り出すことになるのだそうです。盲腸の近くにあった大きなポリープ、それは切除したあと、とりあえずそこにポリープを置いたまま、別の大きなポリープを切除して、そのあと両方を一緒に引っ張り出す…そのような手順で手術が進められたように思います。間違っているかもしれませんが。でも、とりあえず置いたままっていうのが面白いな⁈と思いました。切除したあと、止血にクリップを使用するのですが、「これは最後どうするんやろ」と疑問に思い、手術中の医師に尋ねると、モニターで見ると大きく見えるけれど、実際は数mmの大きさで、傷口が治ると勝手に外れるとのことでした。そして便と一緒に出ていくのだそうです。ということは、下水に流れるていくのですね…。
▪️手術の前に、大腸の動き(ぜん動)を鈍くする薬を点滴と一緒に打ちました。それでも腸は動きますね〜。まあ、動くことで便が排泄されるわけですが。手術の前には、前立腺肥大や緑内障があるかどうかを聞かれました。調べてみると、この症状があると使えない薬のようです。いや〜いろいろ勉強になりました。手術のあと、病棟から車椅子でお迎えがきました。手術の際は多少の痛みはありましたが、歩いて病室まで帰れるのです。それでも電気メスを使ったので、病院のルールで車椅子で病室まで看護師さんに連れて行ってもらわないといけない、とのことでした。病人として車椅子に乗ったのは初めてではないでしょうか。不思議な気持ちでした。写真はこの日の夕飯です。重湯と具の無い味噌汁。そして牛乳と「飲む野菜と果実」というジュース。重湯やジュースは血糖値をあげるんじゃないのかなと少し心配してしまうのですが、今日は美味しくいただきました。
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▪️27日(月)は、22時には眠りにつきました。アルコールを摂らずに眠ったのはいつなのかな、思い出せません。毎日呑んでいますからね。ただ、病室の部屋についている換気扇の音が気になり、あまり熟睡はできず、3時過ぎに目が覚めてしまいましたが、しばらくして二度寝。そして7時前に起床しました。点滴をしたままだと、眠る姿勢も気になってしまって。真夜中に点滴の交換に来られた看護師さんからは、腕は伸ばしたままにしてと言われて、なおのこと気になってしまいました。とぼやきつつ、二度寝はしましたが。
▪️28日(火)は7時前に起床して病室のカーテンを開けると、少し雲がかかった比叡山が見えました。あまり高いところで眠るのは好きではないのですが(病室は7階)、よく知っている馴染みのある街を普段とは違うところから眺めるのはなかなか良いものですね。龍谷大学に2004年から勤務していますが、大津の街を学生さんたちの学びの場にしてきたこともあり、余計にそのように思います。もちろん、感謝の気持ちも含めてです。この日は何もなければ10時頃に退院できるはずでした。帰りは、病院の横にある「ドライリバー」というとても美味しいパン屋さんでパンを買って帰ろうと思っていました。パンは血糖値を上げるので控えめにしなければなりませんが、自分へのご褒美としてです。
▪️で、28日の朝食。ロールパン、リンゴジャム、マーガリン、魚肉ソーセージ、スープ、ヨーグルト、牛乳。完食しました。この程度の量でも、なんだかお腹いっぱいになりました。病院に預けていた糖尿病と高血圧の薬も薬剤師さんから戻ってきたので、いつも通り飲みました。帰宅したら、明日の授業の準備だ…と思っていました。その時は。ところが、予定通り退院したのですが病院を出る直前にトイレに行ったら下血してしまいました。あわてて、トイレの個室から電話を病院にかけて病棟に繋いでもらって判断を仰ぎました。その結果、再度入院することになりました。そこからは絶食です。水かお茶のみOKということになりました。仕方がないので、病室で、スマホを使って明日の授業の休講のお願いをしました(祭日だけど授業の実施日です)。本当に「難儀なことばかり…」って感じです。
▪️午後からまず浣腸をしました。ほとんど食べていないので、出てくるのは黒っぽい血です。なんというか、ブドウジュースみたいな色合いですね。腸液も混じっているそうです。そして内視鏡検査です。内視鏡が「トンネル」を抜けるともちろん雪国ではなくて、昨日とは違った「景色」でした。昨日はきれいなピンク色をしていましたが、今日は赤くなっていました。出血のせいです。血の塊を内視鏡の機械で吸い取りながら奥に進むと、一番奥の大きなポリープ(盲腸の近く)を取ったところから出血していることがわかりました。またまた数mmの小さなクリップ3本追加して血を止めていただきました。合計6本。そのあとは、「トンネル」の方に、つまり元に戻りながら、赤く染まった腸壁を洗い流してもらいました。それらも機械で全部吸い出されます。内視鏡ってすごいてですね。
▪️この日も私にとっては「ライブ」でした。モニターを横目で確認しながら治療をしていただきました。血圧と心電図、そしておそらく血中酸素濃度を測定しながらの治療になりました。多少の痛みはありますが、こんな機会は滅多にないので(そうあって欲しい)、興味津々というか好奇心むき出しでモニターを拝見していました。麻酔で寝ている間にポリープを取ったという方もいらっしゃるようですが、なんだかもったいない⁈です。止血の治療してくださった方は、昨日の医師とは別の医師でしたが、いろいろ処置の間に質問もさせていただきました。本当は内視鏡がどういう仕組みになっているのかも知りたかったのですが、さすがにそこまでは質問できませんでした(^^;;。
▪️無事に病室に戻ってきました。この日は完全に絶食でした。ちょっと辛いですね。そして、とりあえず29日の午後に退院することになりました。明後日30日は、1年生の図書館講習会が開催されるので同席する必要があります。なんとか夕方までには退院したいと思いました。前の晩は、病室で24時間動いている換気扇の音が気になって、よく眠れませんでした。しかも、お腹は減っています。そうなのですが、昼にならないと食事は出てきません。でも、食べられることに感謝しなければなりませんね。入院する前日は、市販されているいわゆる検査食。入院した一昨日は、朝から食事を抜いて、夕飯に重湯と具なし味噌汁。昨日は、朝に小さなロールパン2つ、魚肉ソーセージ、スープ。だけどそのあとは下血したので絶食。水分だけ。そして今朝。今朝も食事抜きです。なんだか「断食道場」のような感じでした。今日の昼の食事ですが、五分粥、マトウ鯛の味噌蒸し、炒り豆腐、コーヒー味のムースゼリー、ジョアストロベリー。絶食状態だったので、美味しくいただきました。お腹いっぱいになりました。
▪️次回は5月21日に大津日赤病院の外来に伺うことになっています。切除したポリープの病理検査の結果を、担当医師から聞かせていただきます。それまでに、下血や血便が出ないことを祈るだけです。今後1週間は、激しい運動、腹圧のかかる作業、長風呂、飲酒は避けるようにと指示されています。アルコールの解禁日は5月7日になりますね。医師からの指示をきちんと守って、解禁日に美味しくお酒をいただきたいと思います。
▪️今回、大腸の健診や手術を経験して思うことは、2年に1回はきちんと検査をしておく必要がある、ということでしょうか。近い年代の方達にいろいろ体の不調が出ていますし、年齢が高くなればなるほど、健康に関してはもっと注意深くならなくてはと思いました。
【追記】
▪️昨日まで大腸内に残っていた出血が排泄されていましたが、今日は、元に戻りました。おそらく、止血のクリップがうまく効いているのだと思います。