龍谷大学社会学部が実施する「海外フィールドワーク」(訪問地:ネパール:担当教員:栗田修司)ではネパールで訪問予定の消防署やカトマンズ本願寺における研修を深めるために、比較対象となる日本の現状を視察した。8月7日(木)に京都市消防局伏見消防署における研修と、浄土真宗本願寺派の西本願寺で参拝と研修を行った。
伏見消防署では日本や京都市および伏見区における消防の歴史と現状の実際について講義を受け、映像も視聴し、さらに伏見消防署内の特殊車両や機材の実際についても学び、多くの質問が学生から出された。特に最新の車両については、その性能に驚きながらもネパールではどうなのかという疑問も浮かんだようである。
西本願寺では、参拝後に国宝などの建築物を見学をさせていただき、その後、関係部署から僧侶の方々による説明を受け映像も視聴した。浄土真宗本願寺派の社会福祉活動や社会貢献について学び、スローガンである<貧困の克服に向けて~Dāna for World Peace~>との関連について深め、今回訪問するネパール本願寺を通じての国際的な支援活動についても認識を深めた。さらには自衛消防隊の活動を映像も交えながら学び、ここでも活発な質疑が行われた。
ネパール訪問を間近(8月26日出発)に控え、学生の期待はさらに膨らんでいる。
海外フィールドワーク(訪問地:ネパール、担当教員:栗田)の渡航日程が近づき、学生たちの思いが膨らむなか、訪問予定のカトマンズ本願寺の僧侶で、現在、九州の寺院でご活躍中の Mamata Lamaさんが7月11日(金)深草キャンパス聞思館でご講演されました。
ネパールの地形や気候などの基礎的な話題から、民族によって異なる衣装や食事内容など文化の相違について写真を提示して分かりやすく解説されました。また学生たちが訪問中に活用できるように挨拶などの基本的なネパール語も紹介いただきました。最後には、ネパールの仏教学院の子どもたちの前で披露するネパールの曲を学生皆と歌われ、学生たちはネパールへの興味をさらに膨らませたようです。
なお、翌週には本学社会学部長の吉田竜司教授によるネパールと日本の祭りに関する講演も開催しました。
学生が自分の興味に基づいてネパールについて学んでいるなか、こうした講義でさらに探求を深めることと期待されます。
総合社会学科生なら誰もが応募できる海外研修です。
カトマンズ近隣の学校、カトマンズ本願寺の日本語教室や現地大学などを訪問してフィールドワークを実施する予定です。
引率教員:栗田修司教授
龍谷大学と協定を締結している広東外語外貿大学を訪問し、中国社会 や文化を学びつつ現地企業にも訪問する予定です。
引率教員:李 复屏(り ふぴん)教授
多民族国家オーストラリアで異文化の社会構造について色々なトピックを学ぶ予定です。
引率教員:前川 貴史教授