現代社会は、家族や地域の力が弱まり人々は孤立しがちです。厳しい社会情勢のなか、孤立した人や家族は貧困状態に追いやられ、そこから虐待や病気が生じることもよくみられます。このように一つの問題は他の問題へと拡がり、複雑に重なって深刻な状態がうまれ、さらに次の世代にも影響していきます。
このような社会状況において、社会福祉は、施設や相談機関などのいわゆる福祉現場にとどまらず、行政、学校、職場など多様な領域でその視点と方法が求められるようになっています。さらにNPO活動やソーシャルビジネスの分野で社会福祉の知見をいかした新しい支援の取り組みも始まっています。
「現代福祉学科」は、現代が求める社会福祉のあり方を学び、幅広い領域で社会貢献できる人材の養成を目指します。
15人~20人程度の少人数クラスにおいて、多様な専門分野の教員が、講義→演習→現場実習までをサポートします。また、第一線で活躍する多くの卒業生のネットワークを活用し、就職活動の後押しもします。
少子高齢化がすすむ現代社会において、福祉のプロフェッショナルを求める声が年々高まっています。
現代福祉学科では社会福祉士などの資格取得をめざす学生が多く、合格率は常に全国平均を上回っており、優れた人材を輩出しています。
2021年度 第34回
社会学部 社会福祉士
国家試験合格率(新卒)
2021年度 第24回
社会学部 精神保健福祉士
国家試験合格率(新卒)
福祉施設や教育現場における高齢者・児童・障がい者との豊富な交流機会や「貧困家庭児童への学習支援」「ホームレス支援」等、多様な実習を通して、実践力を養います。