Need Help?

Faculty of Sociology

社会学部

梅田 拓也

教員氏名
梅田 拓也(うめだ たくや) 講師

研究テーマを教えてください。

私の研究テーマは、戦後ドイツのメディア研究を対象とした学説史・理論研究です。「メディア研究」というと新聞やテレビの研究を想像されるかもしれませんが、ドイツのメディア研究では文字や数字、録音、映像、コンピュータなどさまざまなメディアと人間・文化・社会の関係が論じられてきました。特に私が注目してきたのは、その中心人物の一人であるフリードリヒ・キットラーです。今後はこうした動向を踏まえて、メディアアートやインターネット文化など、現代の技術と文化の関係についても考えていきたいと思っています。

専門分野の面白さは何ですか?

この分野の面白さは、普段親しんでいる文化やメディアのあり方が、違った角度から見えるようになるところです。例えばスマホでYouTubeを見たり、音楽やゲームを楽しんだり、SNSに感想を書いたりするという日常の背後には、インターフェースやアルゴリズム、インフラといった情報技術の仕組みがあります。身近なコンテンツから考え始めながら、技術と人間、文化、社会の大きな関係が見えてくることを面白いと思っています。

なぜその専門分野を選ばれたのですか?

中高生の頃から現代のメディアと社会の関係に関心を持っていました。卒業論文と修士論文でドイツの社会学者ニクラス・ルーマンを扱ったことをきっかけに、ドイツのメディア研究に関心を持つようになりました。その中で人文学から出発しながら、最先端の技術の問題に向き合ったキットラーのような研究者に強くひかれました。こうした研究者たちの活動を追跡するうちに、分野を超えて技術やメディアについて思考する必要性を感じ、今のような研究に辿り着きました。

好きな本、映画、趣味など

好きな本:自分の研究に直接的に関係しないものに限定すると、中原中也『山羊の歌』、吉本ばなな『TSUGUMI』、森絵都『カラフル』
映画:『イエスマン』(1998年)、『ユージュアル・サスペクツ』(1995年)、『インセプション』(2010年)、『イミテーション・ゲーム』(2014)、『ドリーム』(2016)
趣味:音楽鑑賞(クラシック、ロック、ジャズ)、料理(和食、中華、インド、イタリアン)、漫画(何でも)

ひとこと

ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンはある箇所で「社会学は、社会に対する自らの関係を、教え諭すものではなく、学ぶものとして理解しなければならない」と述べています。教えるという仕事に気を取られすぎて、社会で生じていることを常に学び続けなければならない立場であることを忘れないようにしたいと思います。

Request Information

資料請求