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Faculty of Sociology

社会学部

津島 昌弘

津島 昌弘
教員氏名
津島 昌弘(つしま まさひろ) 教授
所属学科
社会学科

研究テーマを教えてください。

私の専門は犯罪社会学・社会統計学、厳密に言うと、「計量犯罪学」です。警察などの官庁統計やアンケート調査のデータを用いて、犯罪現象を統計的に考察するという分野です。現在は、「国際自己申告非行調査(ISRD)」という大規模国際比較調査プロジェクトに携わっています。ISRDは、非行経験に関する統一した質問紙を用いた自己申告調査を世界各国の中学生に対して実施して、問題行動を起こす青少年の特徴やその背景を解明し、さらにその結果を比較しようとする意欲的な国際プロジェクトです。

専門分野の面白さは何ですか?

私が思う社会学の面白さは、社会的事象を複眼的な視点で捉えることです。それは、常識的な視点だけでなく、同様の事象を立場の違う人から見るとどのように見えるかということです。社会学では多様な視点が大事です。犯罪学もそれに近いものがあります。「人はなぜ犯罪をおかすのか?」当事者の立場にならないと分からない、理解できないことがある、そのためにいろいろな視点で考える。それが醍醐味です。

なぜその専門分野を選ばれたのですか?

学生時代、法学部に所属していたときに、「刑事政策」という授業を受講しました。その教科書を読んでいると、犯罪の原因論が書かれていました。歴史から始まり、生物学的要因や社会的要因など様々な視点から犯罪の原因が示されていたのです。その時に「面白い!こんな学問があるんだ!」と思いました。それがきっかけです。その後、犯罪の原因を調べるのは、行動科学、なかでも社会学だと知って、今に至っています。

好きな本、映画、趣味など

好きな本は「荘子」(福永光司)。好きな映画は「ギルバート・グレイプ」。趣味は、今はなかなかできませんが、海外のひとり旅。

ひとこと

気力・体力の衰えを感じ始めていますが、それだからこそ、いろいろ新しいことにチャレンジして、自分を磨こうと思います!

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