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Faculty of Sociology

社会学部

築地 達郎

築地 達郎
教員氏名
築地 達郎(つきじ たつお) 准教授
所属学科
コミュニティマネジメント学科

研究テーマを教えてください。

私たちが「国民」であるとはどういうことなのだろうか――。この問いを解明しようと、社会、文化、経済、政治、メディア、コミュニケーションなど、いろんな角度から取り組んでいます。「国民である」ということは当たり前なようですが、よく考えると大きな謎を孕んでいるのではないでしょうか。

専門分野の面白さは何ですか?

「国民」という概念は、人類の長い長い歴史の中ではごく最近(たった400年ほど前)に登場したものです。ところが、現代を生きる私たちをこれほど強く呪縛している概念はないでしょう。とくに最近はその傾向が強まっています。
このことを考えるためには、人間性、社会のあり方、民族、民俗、メディア、合意など、あらゆる分野の知識を動員しなければなりません。その難しさこそが面白さだと思っています。

なぜその専門分野を選ばれたのですか?

小さい頃、父の仕事の関係で全国を転々としました。日本は「単一民族」社会だと無批判に信じている人が少なくありませんが、あちらこちらで転校生として過ごす中、実際は地域ごとに実に多様な文化や歴史を持っていることに気づかされました。
いったい「日本人」って何なんだろう――。小さなときに抱いた素朴な疑問の延長線上に、自ずと今の専門分野があったように思います。

好きな本、映画、趣味など

政治、経済、事件、伝記などノンフィクションを手当たり次第に読みます。映画も同じ傾向です。
趣味は遠近問わず「知らない街に行くこと」。普段は行かない隣の街や初めて行った出張先や旅行先で、飲食店検索サイトに頼らず旨い店を見つけるのが醍醐味です。

ひとこと

もともとは新聞記者です。
学生時代は原子力技術者を目指していましたが、学ぶ中でその社会性や技術的限界を知り、科学技術や産業経済を主な守備範囲とするジャーナリストになりました。
ところが新聞記者になってみると、こんどは新聞業界という仕組みが持つ様々な問題に気づいてしまい、自分でメディアベンチャーを起業することに。
ジャーナリスト×起業家という経験が、私の大きな特徴だと思っています。

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