- 教員氏名
- 土田 美世子(つちだ みよこ) 教授
児童福祉職の専門性について研究しています。保育士が不足したり、児童養護の仕事が認められにくかったりするのは、他者の世界に入り込んでケアすることの専門性が理解されていないためだと考えます。人が人をケアすることの本質を、ソーシャルワークの視点から考え続けています。
ケアの受け手(利用者)は、ケアの提供者よりも社会的に不利な立場にいることが多く、力関係は一般的にはイコールではありません。しかし、提供者はあくまでも利用者の視点に立って、自分の時間を提供することが求められます。これは、人間だけが可能な行為なのではないでしょうか。その複雑な関係性についてケア現場の方々からお話を聞くことは、とても興味深く、ワクワクします。
大学を出て、一番最初についた職は保育所保育士です。福祉学科卒で、手遊びもピアノも本当にできませんてしたが、今でいうインクルーシブ保育(障害をもつ子どもと健常の子どもが共に育ちあうこと)に魅かれ、飛び込みました。障害をもつ子どもをケアすること、子どもとケア提供者の関係性に、当時から興味があったのだと思います。
「ショーシャンクの空に」は、私の長年のベストワンです。ロックシンガーの忌野清志郎(セブンイレブンのCMソングは彼の歌です)を長年愛し続けています。
柴犬を一頭飼っています。いつも機嫌よく幸せそうな様子を見ていると、人を幸せにするには、まず、自分が幸せになることが大切なのだな、と教えてもらえます。