- 教員氏名
- 椿原 敦子(つばきはら あつこ) 准教授
専門は文化人類学で、移民・宗教などについて、都市景観や儀礼といったトピックから研究しています。人の移動が頻繁で、そのため独特の人付き合いが発達しているアメリカ・ロサンゼルスやイラン・テヘランなどの大都市をフィールドに調査を行っています。
文化人類学では、何かについて知るためにある極端な事例を扱うことがあります。これは、単なる覗き見的な好奇心によるものではなく、そうした事例がどのようなプロセスで現れるのかを明らかにすることで、わたしたちが日々あたりまえのこととしている事柄がどのようにできているのか、何に支えられているのかを知るためです。そこに面白さがあると思います。
子供の頃から集団生活の「あたりまえ」がうまくできなかったのですが、中学の時に文化人類学の入門書を読んで様々な社会には別の「あたりまえ」があることを知り、興味を持ったからです。社会人生活を経て大学院に入る際に、イランとイラン国外に住む人々のメディアを介したネットワークについて研究しようと思い、文化人類学を本格的に学び始めました。
行ったことのない国の、食べたことのない料理を作って食べるのが趣味です。