- 教員氏名
- 田中 明彦(たなか あきひこ) 教授
- 所属学科
- 現代福祉学科
文字どおりの皆年金の確立。年金による最低生活保障実現のための研究。その関係で、最低生活保障における年金と生活保護との関係を研究。
現在、日本に住む20歳以上の人は国民年金に強制適用となっている。高齢・障害・遺族という事由が生じた場合に、年金が大きな役割を果たす。しかしながら、現在の国民年金による基礎年金が40年間保険料を納付した場合でも生活保護による最低生活費(国が定めた最低生活保障水準)に満たない。また、日本の年金制度は社会保険方式を採用しており、一定の保険料納付要件を満たさなければ無年金になってしまう。それらの問題を年金裁判とかかわりながら研究し、制度を変えていくことができ、実際に国一定制度を変えさせてきた。この研究は日本に住むほとんどの人にかかわる実践的研究であり、その研究の意義は大きい。
実際に、年金等の相談を受け、弁護士・医療ソーシャルワーカー等と一緒に裁判の前の審査請求・再審査請求、さらに裁判とかかわったことが契機となっている。国民・住民側の立場で年金を研究し、年金裁判にかかわっている研究者がほとんどいないことから、この研究テーマでずっと研究をしている。
料理や酒のつまみを作って周りに穂とと一緒に食べること。
家事の分担をモットーとしている。料理と食器洗いはできているが、洗濯・掃除はまだまだ不十分なので、今後努力したい。