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Faculty of Sociology

社会学部

坂本 清彦

坂本 清彦
教員氏名
坂本 清彦(さかもと きよひこ) 准教授
所属学科
コミュニティマネジメント学科

研究テーマを教えてください。

「農業と地域・社会」農業は単なる経済活動ではなく、地域や社会とさまざまな形で密接に結びついています。農業と人々の多面的で奥深いつながりを探っています。「グローバリゼーション」:今の時代、どんな地方でも国際化と無縁ではいられません。ローカルとグローバル、相補的な関係を批判的に検証します。「ファシリテーション」:組織の意思決定や活動をスムーズにする働きかけを探り実践していく試みです。楽しくて成果が上がる、そんな企業活動や学びのあり方を見出していきます。

専門分野の面白さは何ですか?

社会学は「あたりまえ」のことが実は「あたりまえ」ではないことに目を開かせてくれる学問です。例えば私の専門分野の農業社会学は、今、農家が食べ物を作るだけでなく、障がい者を受け入れ、環境を保全し、他の産業活動も取り入れて発展していくさまを紐解いています。でも農家の活動の多面性は今に始まったことでなく、実はずっと昔もそうだったと言われています。農家を表す百姓という言葉にそうした多面性が表れています。そんな農業を巡る「ほう!」と思えるような発見にこの研究の面白さがあります。

なぜその専門分野を選ばれたのですか?

大学の学部時代は樹木について学び、青年海外協力隊で農学に、農林水産省勤めで市民参加型農村開発に興味を持ち、大学院で留学して社会学を専門とするようになりました。農業農村や環境への関心は変わらずに、それらを社会的な文脈から捉えたいと考えて社会学に軸足を移してきました。さらに、役所など組織で働く中で、楽しく効率的な働き方にも関心を抱き、ファシリテーションも学んでいます。学び働く中で出会った関心ごとや問題意識に引き寄せられて専門分野にたどりついたのが本当のところです。

好きな本、映画、趣味など

好きな本:野田知祐『ゆらゆらとユーコン』福岡伸一『生物と無生物のあいだ』ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
好きな映画:『Leon: The Professional』『Matrix』『君の名は』
趣味:ラグビー(今はもっぱらネットで観戦)、ジムでワークアウト

ひとこと

大学を出て青年海外協力隊に参加し、役所に勤めてからアメリカの大学院に留学、日本に戻って今は大学教員です。いろいろなことに興味を持ち、チャレンジしたい性格です。「みんなでわいわい」でも、「1人ひそやか」でも、いろんな学びの楽しさに共感し、サポートしたいです。どんどん声をかけてください。

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