- 教員氏名
- 黒田 浩一郎(くろだ こういちろう) 教授
- 所属学科
- 社会学科
このところ取り組んでいるのは、次の3つのテーマです。1つは、食と食事の社会学の統合的な理論の構築です。もう1つは、東アジアの医療システムの比較社会学です。最後は、日本における平成の死亡場所の変化です。
上記の3つの研究テーマは、それぞれ「健康と病気の社会学(医療社会学)」、「(農と)食と食事の社会学」「死と死ぬことの社会学」という専門分野に属します。健康/病気、食べ物と食事、生存/死亡といった現象は、第一義的には、社会というよりは個人の身体と生命に関わる事柄ですが、それらが極めて社会(学)的な現象であることを解き明かしていくのがこれらの専門分野の面白さです。
学生からよくこの質問を受けるのですが、自分でもよくわかりません。最初は「健康と病気の社会学(医療社会学)」だったのですが、健康/病気の果てには例外なく死ぬことがあり、また、健康と病気には食と食事が大きく関わっており、というように専門分野が広がっていったということでしょうか。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」がヒットするずっと前からクイーンのファンです。また、ずっと前からトレッキーです。趣味とはいいにくいですが、東アジアの韓国、台湾、中国、香港、シンガポールのポピュラー・カルチャーには親しむようにしています。