- 教員氏名
- 栗田 修司(くりた しゅうじ) 教授
ソーシャルワークが研究の中心ですが、その視点で関連分野の研究も行ってきています。もともとは、不登校や神経性食思不振症(思春期やせ症)に家族アプローチをする臨床ソーシャルワークを実践・研究していましたが、社会福祉協議会での地域支援、障害児・者の施設職員研修や学校の支援者研修に移り、その後、消防職員のPTSD、知的障がい者の就労や高齢者のQOL、仏教福祉などについて研究しています。
ソーシャルワークの支援の面白さは、何よりも、目の前の人の「変化・輝き」を感じれることと、周囲の環境の「変化・輝き」を目の当たりにすること、さらにそこにかかわる自分(私)自身が「変化・輝き」させていただけるという点です。その支援を研究すると、さらに緻密で正確な情報を得られるだけでなく、新たな「発見」の喜びを得られます。
どれが一番の原因かは今となってはわかりません。小学生の時に知的障がいの友人に自転車の乗り方を教えて、彼が自転車に乗れるようになってくれたことが興味の始まりかもしれませんし、入院生活を送ったからかもしれないし、たまたま社会福祉学科に入学したからかもしませんし、大学や福祉専門職養成機関などで素晴らしい教員の方々に出会ったからかもしれません。とにかく面白かったからです。
専門書では、Florence Hollis著、本出祐之・黒川昭登・森野郁子訳『ケースワークー心理社会療法ー』岩崎学術出版社、1966年と、黒川昭登先生のご著書を今でも読みます。『萬葉集』は、大学時代のゼミの一つである国文学講座で読んでいたため好きです。小説では、編乃肌さんの執筆ものです。映画は、もっぱらTom Cruise主演のものを鑑賞します。趣味とまではいきませんが、ときどき下手な料理をして食べることが大好きです。
齢を重ねるにつれ、聖徳太子の「憲法十七条」の第十条にある「共是凡夫耳(共に是れ凡夫のみ)」という言葉が気になって仕方がなくなっています。