- 教員氏名
- 数実 浩佑(かずみ こうすけ) 准教授
- 所属学科
- 社会学科
教育機会の不平等をテーマに、学力格差や子どもの貧困の問題に取り組んでいます。主に計量分析をメインに、インタビュー調査を交えながら調査研究を行っています。最近は、教育における平等・正義とは何かを問う理論研究も行っています。
「あまり他の人は言っていないけれども、きっとこれを言うことは大切な気がする」という自分の中にある小さな直観を言語化し、その妥当性を社会調査を通して検証したうえで、オリジナルな主張に昇華していく過程が面白いと思います。
教育を受ける権利はすべての人に平等に保障されるべきであるにもかかわらず、そこに格差や不平等があるのは公正ではないと考えるからです。公正(fairness)という価値は、社会が維持すべきあくまでひとつの価値ではありますが、もっとも重要な価値のひとつであると私は考えています。
社会学は社会の常識を疑う学問であるといわれます。面白いのは、社会のあたりまえを疑い、社会の見方が変わっていくなかで、自分自身に対する見方が変化していくところにもあるように思います。「自分はこんな人だ」という枠を取り払うことで、新しい自分に出会い、大学生活を通して爆発的成長を遂げてください。