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Faculty of Sociology

社会学部

畑仲 哲雄

畑仲 哲雄
教員氏名
畑仲 哲雄(はたなか てつお) 教授
所属学科
コミュニティマネジメント学科

研究テーマを教えてください。

メディアとジャーナリズムに関する問題に取り組んでいます。「専門は何ですか」と尋ねられると「ジャーナリズムの規範論」と答えるようにしています。かみ砕いて言うと「報道現場で日々起こっている難問を哲学や思想の力を借りて解き明かそうと悪戦苦闘している」ということになるでしょうか。規範論を研究しているうちに、地域に根ざした小さなメディアの大切さに気づきました。

専門分野の面白さは何ですか?

わたしたちは〈メディア社会〉を生きています。新聞・雑誌・テレビが伝えるニュースを通じて世の中の動きを知り、ネット検索をして必要な情報を収集し、電話やSNSを通じてコミュニケーションしています。もはやメディア抜きの暮らしは不可能ですが、メディア社会に流れる情報のなかには、悪意のあるフェイクニュースやヘイトスピーチも含まれています。そんな時代だからこそ、わたしたちはジャーナリズムを深く理解していく必要があると思っています。

なぜその専門分野を選ばれたのですか?

大学教員になるまでの約25年間、毎日新聞社、日経トレンディ、共同通信社で記者や編集者の仕事をしていました。とくに通信社では経済記者、放送記者、ネットニュース編集者などの仕事を経験しました。それらの仕事を通じて、報道現場には〈難問〉がいくつもあることを思い知りました。そんな難問と向き合うため、わたしは大学院に進学して学問の技法を学びました。いまの肩書きは研究者ですが、脳みその片隅には、ジャーナリストとしての心構えが残っています。

好きな本、映画、趣味など

ジャーナリズム関連の映画は義務として観るようにしています。たとえば、『或る夜の出来事』『フロント・ページ』『ローマの休日』『大統領の陰謀』『誘拐報道』『レッズ』『サルバドル/遥かなる日々』『ヴェロニカ・ゲリン』『スポットライト/世紀のスクープ』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『インサイダー』『ニュースの天才』『グッドナイト&グッドラック』『共犯者たち』『記者たち/衝撃と畏怖の真実』『プライベート・ウォー』……他にもメッチャぎょうさんありまっせ~。

ひとこと

メディアが変化してもジャーナリズムの使命は変わらない。
意欲ある若者にはジャーナリストになって活躍してもらいたい。
いま取材現場で難題と闘っているジャーナリストを支援したい。

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