
担当:西川 淑子 教授 (ソーシャルワーク科目群)
現代社会におけるさまざまな困難を担う人びとに対して、相談援助を行うソーシャルワーカーとして活躍するには、「社会福祉士」という国家資格を必要とします。この資格を取得するためには、大学時代に社会福祉現場で実習を行うことが義務づけられています。授業では、実習のための事前学習として、社会福祉施設・機関等の種類や制度について具体的に学びます。また自分がどんな福祉現場で実習して、そこで何を学びたいのかを明確にしていきます。どの学生も 福祉現場に臨むという貴重な体験に向けて、真剣に学んでいます。
担当: 川中 大輔 講師(社会貢献科目群)
「社会を変えていこう!」という言葉を耳にすることが増えています。それだけ従来の制度や枠組み、考え方では解決できない問題が私たちの社会に横たわっているからでしょう。本科目では、「ひとり親家庭の子どもへの学習支援」や「在日外国人の食生活支援」「DV被害女性の社会復帰支援」など、福祉の視点を活かしながら先駆的な実践手法で課題に取り組むソーシャルビジネスやNPO、行政機関の現場からゲストをお招きし、実際にどのような問題が起こっており、どのような手法で変革を実現していっているのかを学び、自らがなしうる社会貢献に向けての視野を広げていきます。
担当: 白石 正久 教授(福祉教育科目群)
全国でも数少ない社会福祉の学科での特別支援学校教諭の養成をしています。障がいをもった子どもが地域で生活し、成長・発達していくためには、さまざまな困難があります。それをとらえる目と心は、社会福祉学の学びや実践のなかでこそ作られます。養成課程の開設以来、教員免許取得者の9割が教員をめざし、その8割がすでに教員採用試験に合格して教諭として働いています。発達心理や障がいを理解するための専門的な学習とともに、子どもへの深い愛情と働くことへの高い意欲をもった学生を養成してきました。